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旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国の空弁を紹介します。
◆大阪の空弁(8種類収蔵)
◇越前若狭焼鯖寿し(1,050円) 2007年1月29日に阪神百貨店駅弁大会で購入
阪神百貨店の駅弁大会で、大阪空港の空弁として売られていた、海に面しない福井県越前市の業者が売る焼サバ寿司。「みち子」以来こういう商品を飽きるほど食べてきたが、口の中でほろりと溶けるタレ漬け焼サバの分量と風味は、なかなかのもの。羽田空港や中部国際空港の空弁とも紹介される、所属地不明な空弁。 福井県には時刻表のうえでは空港がない県だが、県の北部の坂井市(2006年3月まで春江町)に福井空港があり、1970年代までは定期便の発着があった。滑走路延伸の失敗もあり、定期便の復活は絶望的だが、県警や防災のヘリコプターや遊覧飛行用小型機の発着や、グライダーの練習に使われている。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3-555 【株式会社一乃松】福井県越前市池の上16−6−1 TEL:0778(21)2211 http://www.awajiya.co.jp/ ◇大阪空港弁当(たこの押寿司)(700円) 2005年1月16日に京王百貨店駅弁大会で購入
2004年中の登場か。発泡材の枠にトレーを接着した小柄な長方形容器に、透明な蓋をかけて窓開きのボール紙枠にはめる。中身はワサビ入りのタコ押寿司。タコが少ないと感じるが、風味分量とも軽食にぴったりだと思う。調製元は新神戸や西明石の駅弁屋さんで、そこのタコ駅弁と同じ味がする。 関西国際空港の開港で国際線がなくなったので最近は伊丹空港と呼ばれる大阪国際空港の土地には、大阪府の豊中市と池田市に兵庫県の伊丹市の境界が複雑に入り組んでおり、ターミナルビルも三市にまたがるから、神戸から駅弁屋が乗り入れてきても不思議ではない。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3-555 【株式会社淡路屋】兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 TEL:078(431)1682 http://www.awajiya.co.jp/ ◇大阪空港弁当(牛肉三昧)(700円) 2005年1月16日に京王百貨店駅弁大会で購入
2004年中の登場か。発泡材の枠にトレーを接着した小柄な長方形容器に、透明な蓋をかけて窓開きのボール紙枠にはめる。中身はベジタブルピラフの上に牛焼肉や牛肉カツや牛筋煮込などを載せるもの。牛肉が少ないと感じるが、風味分量とも軽食にぴったりだと思う。調製元は新神戸や西明石の駅弁屋さんで、そこの牛肉や牛カツの駅弁と同じ味がする。 パッケージ側面のイラストは、一方が大阪城に通天閣など大阪の風景、もう一方がポートタワーやポートピアなどの神戸の風景。大阪と神戸は県境を挟むものの、在来線と新幹線と2本の私鉄、2本の国道と2本の高速道路、連続する市街地で強固に結びついている。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3-555 【株式会社淡路屋】兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3−6−18 TEL:078(431)1682 http://www.awajiya.co.jp/ ◇鯖の棒寿司(900円) 2005年1月9日に横浜松坂屋駅弁大会で購入
2004年22月までに登場か。酢飯に鯖を合わせて昆布で巻きラップで巻いて、監修者である神田川俊郎氏の似顔絵シールで留めて、商品名と監修者名を書いた紙箱に入れる。味も中身も駅弁の同種商品と同じだが、ラップの巻き方の違いにより棒寿司の見栄えが良い。ただ、これが販売箇所によって伊丹空港空弁になったり羽田空港空弁になったりするのが、駅弁では稀な空弁の節操のなさだと思う。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3-555 【ダイワサミット株式会社】大阪府大阪市此花区北港白津1丁目11−52 TEL:06(6467)2634 【株式会社芙蓉】大阪府茨木市宮島1丁目2−1 TEL:072(638)0088 ◇柿の葉寿し さば(1,030円) 2004年12月11日に王寺駅改札そばキヨスクで購入
駅弁の消えた王寺駅で見つけた柿の葉寿司。厚めの木枠の正方形容器に鯖の柿の葉寿司を8個詰めて、木目調のボール紙で蓋をして押し寿司のようにゴムで留め、朱色の掛紙を巻いてビニールひもで縛る。調製元は社名どおりの柿の葉寿司屋さんだが、公式サイトによると戦前には現在の近鉄吉野線六田(むだ)駅の駅弁屋であったようだ。なお、伊丹空港と関西空港でも販売があるそうで、そこの空弁としても紹介される。 関西本線が和歌山線を分ける王寺駅は、かつて公式な駅弁販売駅で、安くて素朴な幕の内弁当が2000年頃まで売られていたそだが、駅前再開発を機にしたのかどうか、駅弁屋は駅弁と構内うどん屋をやめて駅前のとんこつラーメン屋に変わった模様。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3-555 【株式会社柿の葉ずし】奈良県奈良市二条町2丁目4−14 TEL:0120(51)0780 http://www.kakinoha.co.jp/ ◇柿の葉寿し ミックス(1,100円) 2004年12月11日に王寺駅改札そばキヨスクで購入
駅弁の消えた王寺駅で見つけた柿の葉寿司。厚めの木枠の正方形容器に鯖と鮭の柿の葉寿司を8個詰めて、木目調のボール紙で蓋をして押し寿司のようにゴムで留め、朱色の掛紙を巻いてビニールひもで縛る。「柿の葉塾」なる小冊子を添付。この地域の駅売り柿の葉寿司を駅弁扱いしていてはキリがないが、王寺駅に駅弁がなく、駅で買えて、見栄えが駅弁らしいので、独断で駅弁と見たい。なお、伊丹空港と関西空港でも販売があるそうで、そこの空弁としても紹介される。 【大阪国際空港】1939(昭和14)年開港 大阪府豊中市蛍池西町3-555 【株式会社柿の葉ずし】奈良県奈良市二条町2丁目4−14 TEL:0120(51)0780 http://www.kakinoha.co.jp/
◇紀州加太温泉蛸いなり(850円) 2006年9月8日に関西国際空港出発ロビー売店で購入
関西空港の開港10周年を記念して、2か月間の販売予定で2004年9月4日に登場した後に定番化した、関空オリジナル空弁の筆頭。プラ製の総菜容器に商品名を書いた掛紙を巻き、ビニール袋に詰めて空弁シールを貼って調製シールで封をする。中身は大阪湾と紀伊水道を区切る和歌山県加太地区で水揚げされたマタコを、加太淡嶋温泉の炭酸水素塩泉で煮たというタコ足スライスを貼ったおいなりさんが5個。厚いのに柔らかいタコと、その風味にマッチする飯やお揚げが、食べた人の心をつかんでいる。消費期限は不思議と長く、翌日21時までであった。 【関西国際空港】1994(平成6)年9月4日開港 大阪府泉佐野市泉州空港 http://www.kansai-airport.or.jp/ 【株式会社いなさ】和歌山県和歌山市加太海岸通り196番地 TEL:073(459)0118 http://www.inasa.net/ ◇紀州わさび(600円) 2006年9月8日に関西国際空港出発ロビー売店で購入
2005年までに関西空港の空弁として登場。商品名を記した掛紙が巻かれた竹皮の中に、それぞれ大根、山くらげ、うなぎを具に入れた、ワサビの葉を巻く握り飯が、個別にラップを巻かれて1個ずつ入る。地域色は豊かなのだろうが、あまりうまいものではないし、空弁としてほとんど話題になっていない。 成田もそうだが、機内食を出す国際線がメインの空港は、空弁需要が限られるのだろうか。あれだけ大規模な空港で、しかも昼下がりの訪問にもかかわらず、出発ロビーの空弁屋はJAL系売店1箇所のみ。しかも商品は1社4種の消費期限が長い寿司と「みち子」シリーズですべてであった。 【関西国際空港】1994(平成6)年9月4日開港 大阪府泉佐野市泉州空港 http://www.kansai-airport.or.jp/ 【有限会社可吉 こうき】和歌山県有田市初島町浜1番地 TEL:0737(82)2444
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