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旅の友「空弁」。館長が実際に食べた空弁を中心に、日本全国の空弁を紹介します。
◆東北の空弁(6種類収蔵)
◇大豊作なまはげ弁当(900円) 2005年11月12日に本牧サティ駅弁大会で購入
2005年秋の新作か。楕円形の発泡材枠容器に透明なフタをして、なまはげのイラストと弁当名を描いたボール紙の枠にはめる。中身は炊込御飯の上に舞茸とトンブリとハタハタ焼一尾などを載せ、いぶりがっこなどを添える。 風味も秋田色も駅弁色もとても豊かで、しかしパッケージ左上を除き空弁色はないし、秋田空港での収穫報告も見あたらない。秋田では駅弁屋が空港に進出しているそうなので、空弁イコール駅弁と見て良いのだろう。なまはげは秋田県男鹿地方に伝わる民俗行事で、年末や2月に鬼が泣く子や怠け嫁を探し家々を回るもの。 【秋田空港】1961(昭和36)年10月1日開港 秋田県秋田市雄和椿川字山籠49 http://www.akita-airport.com/ 【株式会社関根屋】秋田県秋田市東通1丁目1番26号 TEL:018(833)6461 ◇鶏めし(850円) 2002年1月12日に京王百貨店駅弁大会で購入
1947(昭和22)年登場。大館と言えば鶏めし、鶏めしと言えば大館。天然記念物の比内鶏と掛け合わせた地鶏を使用、鶏ガラスープと醤油で秋田米「あきたこまち」を炊いた甘みのある味付け御飯の上に、甘辛く味を付けた鶏肉のぶつ切りが折り重なる。赤い掛紙が目印。 開会 2002(平成14)年1月には日本最大規模である京王百貨店新宿店の駅弁大会で鹿児島本線小倉駅「特製かしわめし」と共に主役を演じ、13日間の実演販売で16,630個を売り切った。2003年12月から秋田空港での販売が開始され、空弁の一員にもなった。 【秋田空港】1961(昭和36)年10月1日開港 秋田県秋田市雄和椿川字山籠49 http://www.akita-airport.com/ 【株式会社花善】秋田県大館市御成町一丁目10−2 TEL:0186(43)0870 http://www.hanazen.co.jp/
◇牛丼弁当(1,100円) 2008年2月3日に山形空港ターミナルビル2階土産物売店で購入
2005年秋に現地でひっそりと、首都圏その他遠隔地のスーパーでの駅弁催事で大々的にデビューした、山形空港唯一の空弁。プラ製トレーを接着した長方形の発泡材容器を、空港名と弁当名を書いたボール紙の枠にはめる。中身は白御飯に甘味の勝る甘辛な牛すき焼き肉を少々載せ、半熟卵と椎茸やごぼうや紅生姜を載せ、柴漬けと醤油漬けを添えるもの。製造者がJR山形新幹線米沢駅の駅弁屋なので、そこの牛肉駅弁と同等の良い風味を楽しめた。 一日に定員50名の小型機6便と定員134名の東京便1便のみの空港ではまともな空弁需要が小さいのか、現地では金土日曜のみの販売で、平日の入手には予約が必要。しかし催事場でばかり見て現地ではさっぱり見ないどこかの空弁と違い、こちらはターミナルビルの売店2箇所でしっかり宣伝されていた。 その名のとおり山形県を代表する空港であった山形空港は、1992年のJR山形新幹線開業と1999年の新庄延伸で東京便が打撃を受け、利用者数は過去10年で1/3以下に減少、1991年開港の庄内空港の半分程度しかない。県庁のメンツをかけて補助金漬けで羽田便を維持している。 ※2008年6月補訂:写真の更新と解説文の一部修整 【山形空港】1964(昭和39)年6月開港 山形県東根市大字羽入字柏原新林3008 http://www.yamagata-airport.co.jp/top/top_normal.html 【有限会社松川弁当店】山形県米沢市駅前3−5−3 TEL:0238(23)0725 http://www.m-bento.co.jp/matu.htm
◇幕の内風弁当ふる里(525円) 2004年4月10日に新潟空港ターミナルビル売店で購入
新津駅三新軒の並等幕の内駅弁。トレーを接着した正方形の発泡材枠容器に透明蓋と掛紙をかけて雪色の紙紐で縛る。中身は日の丸御飯に焼鮭・コロッケ・玉子焼・キャベツと煮物数点に煮豆。この低価格で御飯は香り焼鮭はとろけて玉子焼はでっかく、こんな駅弁に日常的に接することができる新潟や新津の市民がうらやましくなる。なお、写真は新潟空港ターミナルビル内売店の冷蔵ショーケースで販売されていたものであり、同日の新津駅版はホカ弁用白容器を使用して530円だった。 【新潟空港】1930(昭和5)年頃開港 新潟県新潟市松浜町 http://www.niigata-airport.gr.jp/ 【株式会社三新軒】新潟県新潟市新津本町1-2-43 TEL:0250(22)1111 http://www.sanshinken.co.jp/
◇そぼろ弁当(350円) 2008年2月3日に庄内空港ターミナルビル内土産物売店で購入
庄内空港の売店で買えたミニ弁当。中身は白御飯に錦糸卵と、タレの濃い鶏そぼろにローストチキンというか鶏照焼。分量や内容は見栄えはコンビニ弁当の域を出ないが、この価格にしては味が上質な印象。製造者がJAあまるめ、つまり農協である。 訪問時の庄内空港に空弁と見えるものや紹介されるものはなかったが、350円弁当としてこれ、450円弁当として幕の内、そして100円おにぎりや調理パンなど、地方の鉄道駅のキオスクで買えるような総菜がひととおり揃っていた。平成生まれの地方空港としては珍しく、地元や行政が客寄せ客引きに頑張らなくても羽田便に乗客が付き利用が堅調なので、宣伝のための空弁をつくる必要がないのだろう。 【庄内空港】1991(平成3)年10月1日開港 山形県酒田市浜中字村東30−3 http://www.shonai-airport.co.jp/ 【JAあまるめ】山形県東田川郡庄内町余目字滑石53−13 TEL:0234(42)2770 http://www.ja-amarume.or.jp/
◇くんせいたまご(210円) 2007年12月22日に福島空港ターミナルビル土産売店で購入
外観と商品名どおり、くんせいたまごの2個入りパッケージ。小柄で固ゆでで、風味は並。福島空港に空弁はなかったが、なぜかほぼすべての売店でこれが売られており、ここの特徴として収穫。福島空港では2007年4月3日から他空港の空弁に対抗して「ふくしま空スイーツ」を販売し始めたそうだが、訪問時には実物も案内もなかったため、これは定着しなかった模様。 空港の利用そのものもいまだに定着せず、今度は福島空港へのアクセスを主目的に建設されたあぶくま高原道路の通行台数が計画の17.9%しかないと、道路特定財源問題関連報道のやり玉に挙げられた。一方で、日本で人気の韓国人俳優ペ・ヨンジュンが極秘来日に利用したり、韓国のゴルフブームで福島県内のゴルフ場の韓国人利用者が急増したり、韓国からのゲートウェイとして活用され始めている。 【福島空港】1993(平成5)年3月20日開港 福島県石川郡玉川村 http://www.fks-ab.co.jp/ 【タムラ電子株式会社食品事業部 スモークハウス】福島県田村郡小野町大字飯豊一盃森82 TEL:0120-56-6525 http://www.kuntama.com/
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