| 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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坂本屋の角煮めし(750円) 2005年10月28日に長崎駅商業施設内弁当売店で購入
長崎駅弁全面リニューアルに伴い、2005年4月1日に駅弁デビュー。経木枠の長方形容器に木目調のボール紙ふたをかけて、割箸とおしぼりを載せて、駅弁名や開港場の錦絵を描いた掛紙で包み、セロテープで留める。中身は餅米混じりの炊込御飯の上、サイコロ大の小さな豚角煮が少々振られるもの。どんぶり感覚で一気にかきこめる。「九州の駅弁ランキング第2弾」での駅弁名は「角煮めし弁当」 長崎で戦後長らく親しまれた教会風の大三角屋根の駅舎は、2000年4月の日蘭交流400周年を機に建て替えられたが、政府機関と見なされるJRの大型工事なのに国際入札を実施しなかったとアメリカがクレームを付け、再入札で日米韓の共同企業体が落札。それで完成が2000年9月にずれ込んでしまった。 【長崎本線長崎(ながさき)駅】1905(明治38)年4月25日開業 長崎県長崎市尾上町 【株式会社坂本屋】長崎県長崎市金屋町2−13 TEL:095(826)8211 http://www.sakamotoya.co.jp/ ながさき鯨カツ弁当(750円) 2005年10月27日に長崎駅商業施設内弁当売店で購入
2005年春頃に長崎駅弁としてデビューした、市内の鯨料理屋のお弁当。専用の黒い小さな紙箱を、歌川國芳「宮本武蔵と巨鯨」を印刷した掛紙で巻いて、事務用輪ゴムで留める。中身は白御飯の上に、臭みなく柔らかくとてもジューシーなミンククジラカツを載せ、錦糸卵やネギやクジラそぼろを添える。駅では一日10個限定販売の模様。 クジラカツなどコッペパンや脱脂粉乳と同じで、掛紙記載「ご年配の方には、昔なつかしい」不味い「味との再会」だと思うのだが、この駅弁には不味さが感じられないため、懐かしさを覚えるのは難しいか。一方で単に美味く、珍しい食材のお弁当なので、長崎駅を代表する駅弁になれると思うし、実際に2006年1月の京王百貨店駅弁大会の実演目玉商品として呼ばれている。 国鉄時代は日本食堂が、分割民営化後もJR九州子会社が駅弁業者だったためか、知名度が上がらなかった長崎駅弁は、2005年春頃にJR九州子会社が単なる売店業者となり、市内業者のお弁当を仕入れて駅弁として販売する形態に変わった模様。つまり考えようによっては、長崎駅の駅弁業者はたくさんあることになる。それ以降は少なくともメディアに乗る機会は増えた感じで、その点で駅弁の活性に成功していると思う。 【長崎本線長崎(ながさき)駅】1905(明治38)年4月25日開業 長崎県長崎市尾上町 【鯨専門店くらさき】長崎県長崎市築町4−21 TEL:0120-094083 http://www.kujira-shop.jp/ ながさき鯨カツ弁当(1,050円) 2006年1月17日に京王百貨店駅弁大会で購入
上記駅弁の2006年京王百貨店駅弁大会実演販売版。現地のものと同じ容器で同じ味、御飯が白御飯からクジラそぼろの混ぜ御飯に変わっているが、それだけで300円も値上げしている。東京ではクジラの仕入れ価格が高いのだろうか。この価格からか、クジラのネガティブなイメージがまだ根強いからか、評判は微妙な感じだった。 【長崎本線長崎(ながさき)駅】1905(明治38)年4月25日開業 長崎県長崎市尾上町 【鯨専門店くらさき】長崎県長崎市築町4−21 TEL:0120-094083 http://www.kujira-shop.jp/ トルコライス(840円) 2005年春頃撮影
2005年4月1日の長崎駅弁全面リニューアルに伴い登場。トレーを入れた正方形のボール紙箱の中に、ピラフとスパゲティとトンカツなどが入る。トルコライスとは長崎が発祥で神戸も本場を名乗る、トンカツ・カレー・ピラフ・スパゲティを一皿にまとめたもので、駅弁の中身もこれに従ったものか。名前の由来は「東洋の焼飯と西洋のパスタをカツでつなぐ」など諸説があるそうだが、トルコ料理とはほぼ無関係な模様。 なお、2006年10月時点の商品は、容器の形状が変わっている模様。 ※2006年10月補訂:リニューアルの可能性を追記 【長崎本線長崎(ながさき)駅】1905(明治38)年4月25日開業 長崎県長崎市尾上町 御飯の鯛めし(850円) 2005年1月13日に京王百貨店駅弁大会で購入
2005年1月の京王百貨店駅弁大会で長崎駅弁として出品された、市内の鯛飯屋さんのお弁当。その店名が「御飯」なので、不思議な弁当名が付いている。市販のプラ製総菜容器に商品名と自社ロゴマークを記した掛紙をかけ、中身は焼いた鯛を混ぜて鯛の出し汁で炊いた御飯の上を、3切れの焼鯛と錦糸卵や高菜などで彩る鯛飯。これを出すのにえらく苦労したという白身魚の淡い風味が、常温の弁当で生きている。しかし購入時には実演販売での大量生産の影響か、魚のウロコがけっこう混じっていた。 長崎駅は国鉄時代に日本食堂の長崎営業所が駅弁も手掛けたため調製元が地元業者でなく、国鉄分割民営化で日本食堂も解体された後にもその状態が続く。駅弁販売というよりデパートやスーパーの弁当コーナーな状態なのか、都市の規模や観光地としての知名度と比較して駅弁の存在感が薄いのは、ここに原因があると思う。 【長崎本線長崎(ながさき)駅】1905(明治38)年4月25日開業 長崎県長崎市尾上町 【御飯】長崎県長崎市油屋町2−32 TEL:095(825)3600 御飯の鯛めし(850円) 2006年1月17日に京王百貨店駅弁大会で購入
上記駅弁の2006年1月京王百貨店駅弁大会実演販売版。掛紙と容器を変えて、中身と価格は変わらず、そして全体的に駅弁らしくなった。今回は目玉商品扱いではなくなり、見た目に販売は苦戦していたが、一方で大量生産の弊害もなくなり、よりおいしくいただけた。 【長崎本線長崎(ながさき)駅】1905(明治38)年4月25日開業 長崎県長崎市尾上町 【御飯】長崎県長崎市油屋町2−32 TEL:095(825)3600 御料理(長崎街道弁当)(1,050円) 2005年10月28日に長崎駅商業施設内弁当売店で購入
九州の駅弁ランキング第2弾に伴い、2005年秋頃に登場か。従前にも同名駅弁があったが、内容も調製元も異なる。折尾など他駅の駅弁でも見かける、駕籠型の二段重ねの黒い紙箱に、汎用の掛紙をかけて事務用輪ゴムでしばる。中身は下段に胡麻御飯、上段に豚角煮や揚げ海老団子やイカ焼売などのおかず多種を詰める。 味は単純にうまいが、これは街弁であり駅弁ではない。駅弁キャンペーンに名を連ねてはいるが、調製元も駅弁や駅弁屋を名乗らないし、商品外観も販売形態も駅弁らしくない。他駅も含め、九州では駅弁と街弁の境界が曖昧になりつつあると思う。 長崎街道は小倉と長崎を、現在の鹿児島本線・筑豊本線・再び鹿児島本線・長崎本線・佐世保線・JRバス嬉野線・大村線・再び佐世保線のルートで結び、山陽道などを介して江戸や京都と唯一の開港場であった長崎を結んだ、江戸時代の九州最重要街道。折尾と鳥栖でも駅弁になっているが、街道は食材や料理ではないので、各調製元を代表する商品に見合う食材を詰めている。 【長崎本線長崎(ながさき)駅】1905(明治38)年4月25日開業 長崎県長崎市尾上町 【株式会社いずや弁当】長崎県長崎市麹屋町4−4 TEL:095(824)7101 http://www.meritbank.net/izuya/ 卓袱(しっぽく)弁当(1,500円) 2005年10月28日に長崎駅商業施設内弁当売店で購入
以前の長崎駅でほぼ唯一の有名駅弁。かつては出島のような形状の容器を使用、長崎の高級料理「卓袱」をコンセプトにした中身は、鳥そぼろと玉子そぼろの御飯に、長崎天ぷらや豚角煮に焼き魚やクラゲ中華和えなど。これが全国駅弁紹介本に出たり、2004年の九州駅弁キャンペーンに出たりした。 しかしおそらく2005年4月1日のリニューアルにより、市内のパチンコ屋の仕出し部門がつくる、写真のような高級仕出し弁当に変更された。味や内容はともかく、特急のテーブルに収まらない特大容器が使われ、持ち運び時にうっかり傾けると汁物の汁がこぼれてくる弁当は、駅弁として不適当。旅行者に駅弁として認識されることは、なくなったと思う。 卓袱料理とは、江戸時代に長崎で生まれた和洋中折衷の郷土料理。とはいえ最初に鯛のお吸い物が出る以外に食材や料理や作法の制約はなく、上座も下座もないひとつの円卓で大皿の料理をめいめいに自分の箸でじかにつつく、気取らない宴会料理のスタイルを表すものらしい。 なお、2006年10月時点の商品は、価格が1,300円に下がり、容器に掛紙が付き、中身も小変化した模様。調製元が変わったかどうかは不詳。 ※2006年10月補訂:リニューアルの可能性を追記 ※2006年1月補訂:写真の掲載と解説文の一部改訂 ※2005年12月補訂:旧調製元消滅を追記。 ※2005年5月補訂:中身写真の掲載と解説文の一部追加 【長崎本線長崎(ながさき)駅】1905(明治38)年4月25日開業 長崎県長崎市尾上町 【株式会社ひぐち ひぐちフードサービス】長崎県長崎市赤迫1−1−11 TEL:095(814)0100 http://www.higuchi-gr.co.jp/ URL : http://eki-ben.web.infoseek.co.jp/ Copyright (C) 2001-2008 まっこうくじら All Rights Reserved. |