| 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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【掛紙】上等御辨當(30銭) 1934年10月9日調製
昭和(または大正?)9年10月9日6時の調製と思われる、昔の門司駅弁の掛紙。当時の門司駅は現在の門司港駅(1942年4月1日改称)で、関門トンネルの開通前で本州とは下関・門司間の鉄道連絡船で結ばれ、博多や小倉も及ばない九州一の重要駅であった。
【掛紙】御弁当(150円) 調製年月日不詳
昭和40年代の調製と思われる、昔の行橋駅弁の掛紙。現在の行橋はベッドタウンであり工業都市であるが、当時は掛紙に名勝旧跡を描くような土地だったのだろう。調製元の上に「行橋市駅前」の文字があるが、行橋駅の誤植だと思われる。 かしわめし(530円) 2002年6月17日に行橋駅高架下駅弁等売店で購入
行橋駅のかしわめし駅弁。中身はいわゆるかしわめしで、御飯の色が濃いめであることと、かしわ(鶏肉)がフレーク状と言うには大きめかなと思うことが特徴。比較的廉価で提供されるかしわめし駅弁の中でもこの価格は安く、総経木製の容器と古風な掛紙、そしてシールではなくスタンプを使った消費期限日時表示が嬉しい。予約制の1,050円バージョンもあるらしい。2006年4月1日から550円。 なお、2006年9月限りで調製元が駅弁から撤退したため、この商品は駅で買えなくなった模様。調製元の店頭では引き続き購入が可能らしい。 ※2006年12月補訂:駅弁消滅を追記 【日豊本線行橋(ゆくはし)駅】1905(明治28)年4月1日開業 福岡県行橋市西宮町二丁目 【株式会社小松商店】福岡県行橋市中央3−2−22 TEL:0930(23)0044 上幕の内おべんとう(840円) 2002年6月17日に行橋駅高架下駅弁等売店で購入
行橋駅の幕の内弁当。経木の長方形容器を大きな掛紙で包む。御飯は非常に細長い俵飯で直接容器の中に、白身魚フライや焼鮭や厚焼卵や芋天ぷらや鶏唐揚といったおかずはトレーで入る。 行橋はおよそ観光要素のない工業とベッドタウンの都市だが駅弁の美味さには定評があり、駅弁趣味者がわざわざ寄り道して駅弁を買い求めるほどとか。駅高架化後は、高架下の駅舎の改札外改札脇売店で購入できた。 なお、2006年9月限りで調製元が駅弁から撤退したため、この商品は駅で買えなくなった模様。調製元の店頭では引き続き購入が可能らしい。 ※2006年12月補訂:駅弁消滅を追記 【日豊本線行橋(ゆくはし)駅】1905(明治28)年4月1日開業 福岡県行橋市西宮町二丁目 【株式会社小松商店】福岡県行橋市中央3−2−22 TEL:0930(23)0044 しゃこ寿司(950円) 2006年1月28日に行橋駅高架下改札外売店で予約購入
1990年の福岡国体に合わせて登場。赤い発泡材を黒塗りした一見高級感のある容器を使用、中身は正方形の分を御飯の上に錦糸卵その他と共に菱形に配置したしゃこを載せ、残った部分に付け合わせと、季節毎に変えているというデザートが入る。味は見た目の範囲で品質の良さが出ており、メインのしゃこの見栄えや風味は良好。 山陽本線相生駅「瀬戸のしゃこめし」に次ぐ全国2番目のしゃこ駅弁だそうで、しゃこの配置方法がその1,050円のほうと全く同じだが、高価で見た目の悪い食材を見栄え良く少量と感じさせないためには、プロの目でこの配置となるのだろう。 私の知る行橋駅は空の広い地上駅で、駅ホームからの景観は田畑だったような気がするが、1999年8月完成の連続立体交差化事業と、駅西口の土地区画整理事業で一変、立派な高架駅と市街地に生まれ変わっていた。 なお、2006年9月限りで調製元が駅弁から撤退したため、この商品は消滅した模様。 ※2006年12月補訂:駅弁消滅を追記 ※2006年5月補訂:写真の掲載と解説文の一部改訂 【日豊本線行橋(ゆくはし)駅】1905(明治28)年4月1日開業 福岡県行橋市西宮町二丁目 【株式会社小松商店】福岡県行橋市中央3−2−22 TEL:0930(23)0044 肉めし(680円) 2004年1月23日に阪神百貨店駅弁大会で購入
1965年頃登場。扇形でも楕円形でもない独特な形の容器を使用、牛肉スープとカレー粉で炊いた味付御飯の上に、錦糸卵と牛肉を半分ずつ敷き詰め、さくらんぼでアクセント。御飯・錦糸卵・肉それぞれを個別に食べるとお世辞にも美味くないが、まとめて口に含むと不思議な旨味がにじみ出てくる。駅弁屋さんの社長が阿蘇旅行で思い付いたのだとか。 久留米駅にはずいぶん前から駅でクジャクを飼育し、下りホーム上で鑑賞することができる。昔は久留米絣、以前はゴム工業、最近は松田聖子やチェッカーズを輩出した芸能人の町?と、久留米の名物は駅弁と異なり時代に対応して変化する。 九州の鉄道は現在の鹿児島本線のうち博多と久留米を結ぶ区間が最初に開通するはずであったが、久留米駅のすぐ北側を流れる筑後川の架橋が遅れ、その手前に千歳川仮駅を設けてとりあえず開業、約3か月後に橋が完成し久留米駅が開業した。橋のたもとの草むらの下が九州最古の廃止駅の位置らしく、九州新幹線の延伸工事で踏み潰される際に何か遺構が出てくるかもしれない。 なお、2003年11月限りで久留米駅弁の調製販売が鳥栖駅の中央軒に引き継がれ、この駅弁は失われた模様。2004年1月の阪神百貨店駅弁大会には出品されていた。 【鹿児島本線久留米(くるめ)駅】1890(明治23)年3月1日開業 福岡県久留米市城南町二丁目 【久留米鉄道構内営業有限会社 久留米中央軒】福岡県久留米市城南町2−11 TEL:0942(32)3210 香草物語(850円) 2006年1月1日に博多駅九州駅弁スタジアムで購入
2001年の登場か。特急「ゆふいんの森」車内販売専用弁当として開発された。赤い花柄和紙を貼った美しい長方形ボール紙容器に掛紙をかけて深緑色の紙ひもでしばる。中身は12分割され、ちらしずし・山菜飯・茶飯で御飯が3区画、チキンのハーブ焼やバジル添え野菜マリネやレモングラス味付ウインナーなどハーブをふんだんに使ったおかずが7区画、デザートにハーブ寒天のフルーツポンチが1区画、漬物に1区画。知名度が意外にないが実際に食べた人の多くが絶賛しているようだ。 なお、2003年11月限りで久留米駅弁の調製販売が鳥栖駅の中央軒に引き継がれ、この駅弁も写真のとおり現在は中央軒の調製。購入時点で容器や中身や価格に変化はない。 ※2006年2月補訂:写真の更新 【鹿児島本線久留米(くるめ)駅】1890(明治23)年3月1日開業 福岡県久留米市城南町二丁目 【株式会社中央軒】佐賀県鳥栖市京町729 TEL:0942(82)3166 http://www.tosucci.or.jp/kigyou/chuohken/ 昔伝承 地鶏めし(787円) 2005年4月24日に西武百貨店池袋店物産展で購入
駅弁屋も出ていた百貨店のうまいものまつりで見付けた、駅弁のような鶏おにぎり。パッケージの記載によると薩摩知覧鶏にコシヒカリと宮崎県小林市とえびの市つまりえびの高原のゴボウを合わせたもので、実演販売の出来立てもあり確かに美味かった。 2002年3月購入の熊本駅弁「うなぎのセイロむし」と調製元が同じなので購入したが、この商品は催事用か。売り子さんに現地での販売はと尋ねたら、工場で売るなどという回答が返ってきた。実際はこの手の催事での実演販売に加え、パッケージ違いでは東京その他各地のデパ地下や熊本駅の前記売店での販売がある模様。 【株式会社ニシコー(仁志甲)】福岡県八女市立野127−2 TEL:0943(23)3131
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