banner 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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四国の駅弁松山駅の駅弁 (9種類収蔵)

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坊っちゃん辨當(550円) 2006年1月27日に阪神百貨店駅弁大会で購入

掛紙 掛紙 外観
外観 中身 中身

 松山駅のリニューアルに伴い2000年11月に登場。竹皮柄のボール紙に中身を直接載せ、しおりと割りばしを添えてビニールひもでしばる。中身は梅おにぎり、きな粉のおにぎり、焼き鮭、エビフライ、玉子焼、オレンジ、ようかんなど。夏目漱石の好物を詰めたというが、しおりに書かれる鋤焼(すきやき)とミートボールは見あたらない。全体的に雑な作りに感じるが、価格は安いし腹は満たされるし、松山駅弁にこの名とコンセプトの駅弁があるのは良い。

 明治時代の文豪として今も有名な夏目漱石の、代表作品のひとつである娯楽小説「坊っちゃん」の舞台が、漱石が1年だけ愛媛県尋常松山中学に勤めていた、愛媛県松山市である。作品では松山を批判的に扱っているが、今の松山観光に漱石と坊っちゃんはなくてはならない存在であり、様々な施設や商品にその名が付いている。なお、作品中に登場する鉄道は現在のJR線ではなく、四国最初の鉄道として開業した現在の伊予鉄道。

【予讃線松山(まつやま)駅】1927(昭和2)年4月3日開業 愛媛県松山市南江戸一丁目
【有限会社鈴木弁当店】愛媛県伊予郡松前町浜752−6 TEL:089(984)2100

瀬戸のあな子(730円) 2007年1月11日に京王百貨店駅弁大会で購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 下記駅弁の2007年1月時点での姿。中身と容器の形状は変わらないが、容器本体がプラ製から発泡材製に変わり、箸袋が大型に変わり、ふたがボール紙から透明ふたと掛紙へ変わった。掛紙の復活とは珍しい。価格は20円のアップ。

 百貨店催事場で「あなごずし」の商品札を付けられていて、掛紙のデザインが箸袋で隠れていたため、新作だと思って購入したら、4年前に食べていた。何度でも食べられる味だが、未収蔵駅弁の収穫を目的に上京しているだけに、調製元には大変失礼だが、がっかりしてしまった。

【予讃線松山(まつやま)駅】1927(昭和2)年4月3日開業 愛媛県松山市南江戸一丁目
【有限会社鈴木弁当店】愛媛県伊予郡松前町浜752−6 TEL:089(984)2100

瀬戸のあな子(710円) 2002年1月1日に松山駅駅舎内売店で購入

掛紙 外観 中身

 真ん丸のプラスティック製容器を使用、ボール紙製のふたを取ると、中身は敷き詰めた御飯の上に錦糸卵を敷き、正方形5センチ角ほどの穴子と共にエビやシメジや椎茸に紅生姜を載せたもの。穴子駅弁は瀬戸内海に面した駅にはたいてい存在し、穴子の調理法に大差はないのだが、駅弁の内容はそれぞれに個性が強く多種多様であり、穴子の味や食感もまるで異なるのが興味深い。

※2006年5月補訂:調製元の移転?を反映

【予讃線松山(まつやま)駅】1927(昭和2)年4月3日開業 愛媛県松山市南江戸一丁目
【有限会社鈴木弁当店】愛媛県伊予郡松前町浜752−6 TEL:089(984)2100

醤油めし(730円) 2002年1月1日に松山駅駅舎内売店で購入
 2005年6月12日山陽放送「日本列島 駅弁88ヶ所」
掛紙 外観 中身

 1960年登場。長方形の発泡材の容器の中身は、醤油飯の混ぜ御飯の上に鶏・椎茸・レンコン・フキなど釜飯のような具が載る。パッケージも中身も見るからになんとも塩辛そうではあるが、醤油はほのかに香るだけで全く刺激はなく、むしろ甘みを感じた。ボール紙製の蓋には伊予の方言が相撲の番付表を模して並ぶ。2007年時点で下記商品へ小変化。

※2007年5月補訂:小変化を追記
※2006年5月補訂:調製元の移転?を反映

【予讃線松山(まつやま)駅】1927(昭和2)年4月3日開業 愛媛県松山市南江戸一丁目
【有限会社鈴木弁当店】愛媛県伊予郡松前町浜752−6 TEL:089(984)2100

醤油めし(730円) 2007年1月27日に阪神百貨店駅弁大会で購入

掛紙 外観 外観
中身 中身 中身

 上記駅弁の2007年時点での姿。2006年頃に掛紙が醤油色から白色に、その構造がボール紙のふたから掛紙に、容器本体が発泡材から経木に、箸袋は幅が倍増し楊枝とお手ふきを別袋で内蔵するタイプに、それぞれ変更された。絵柄と中身と風味と価格は変わらず。売る側では手間とコストが増えたと思う、買う側の駅弁ファンの目では確実に改善の方向へ向かった。

【予讃線松山(まつやま)駅】1927(昭和2)年4月3日開業 愛媛県松山市南江戸一丁目
【有限会社鈴木弁当店】愛媛県伊予郡松前町浜752−6 TEL:089(984)2100

マドンナ弁当(840円) 2004年1月25日に阪神百貨店駅弁大会で購入

掛紙 外観 外観 中身

 2004年1月の阪神百貨店駅弁大会で購入。深さのある経木の正方形二段重ね容器に掛紙をかけてビニール紐で縛り、さらにピンクの紙袋に入れて紐で口を縛り荷札をくくる。下段は酢飯にごぼうやにんじんなどを混ぜ込んだちらし寿司、上段は鮭塩焼や玉子焼や薩摩芋天や蒲鉾など、デザートにみかんとぶどう。容器にこだわり中身は上質でウンチクも語られる、そしていずれも地域色豊かな、特殊駅弁の優等生。しかしまだ松山駅で出会えていない。

※2006年5月補訂:調製元の移転?を反映

【予讃線松山(まつやま)駅】1927(昭和2)年4月3日開業 愛媛県松山市南江戸一丁目
【有限会社鈴木弁当店】愛媛県伊予郡松前町浜752−6 TEL:089(984)2100

特選幕の内(870円?) 2008年6月19日に松山駅ホーム上駅弁屋台で購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 松山駅の並等幕の内駅弁。長方形の形状が駅弁らしい木製の容器に、木目柄のボール紙でふたをして紙袋入りの割りばしを置き、人の顔がいくつも描かれる絵柄の掛紙をかけて、ビニールひもでしばる。中身は日の丸御飯と玉子焼、蒲鉾、焼タラコ、うずら卵、れんこんなどの天ぷら、魚の揚げ物や佃煮、厚揚げや切干大根、柴漬けなど。

 同時購入の「御料理四季の友」に比べて、内容に価格と位置付けなりの種類や分量の格差があるはずが、こちらはおかずの見栄えや風味や大きさの良さに雰囲気がある。旅情と郷愁を醸し出せる駅売り幕の内駅弁という印象。ただし、幕の内にこだわらなければ、松山駅にはこれより安くて感じの良い駅弁がいくつもあると思う。

【予讃線松山(まつやま)駅】1927(昭和2)年4月3日開業 愛媛県松山市南江戸一丁目
【有限会社鈴木弁当店】愛媛県伊予郡松前町浜752−6 TEL:089(984)2100

坊っちゃん辨當(980円?) 2008年6月19日に松山駅ホーム上駅弁屋台で購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 上記の550円版「坊っちゃん辨當」の2008年時点の姿か、高級版か。新潟駅弁などでも使われるタイプのプラスティック製楕円形弁当箱を、駅弁名や宣伝文を書いたボール紙の枠にはめる。中身は梅おにぎり、きな粉のおにぎり、焼魚、エビフライ、玉子焼、団子など。

 550円版と内容や分量や風味はほとんど変わらないが、こちらのほうが催事受けしそうな気がする。もし両者が併売されていたとしても、毎年冬の阪神百貨店駅弁大会にはこれからこちらが来るのではないかと思う。

【予讃線松山(まつやま)駅】1927(昭和2)年4月3日開業 愛媛県松山市南江戸一丁目
【有限会社鈴木弁当店】愛媛県伊予郡松前町浜752−6 TEL:089(984)2100

御料理四季の友(1,000円?) 2008年6月19日に松山駅ホーム上駅弁屋台で購入

掛紙 外観
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 松山駅の上等幕の内駅弁。松山出身の俳人で明治時代に活躍した正岡子規の句と簡単なイラストで春夏秋冬を描いた専用の長方形ボール紙箱を使用、2枚のトレーに収まる中身は、ひとつが日の丸俵型押し飯、もうひとつがおかずで、焼魚、鳥唐揚、なす天、里芋と人参の煮物に昆布巻と高野豆腐、玉子焼と蒲鉾とハム、うぐいす豆に切干大根に酢の物、オレンジなど。

 中身は確かにいろいろ入っているけれど、風味が並で見栄えはそれ以下で、どうも雰囲気がない。幕の内でいいから何か弁当を買いたいいう鉄道客が、車販で買い求めるための弁当という印象。

 駅弁のふたで達筆すぎて読めない子規の句は、春からそれぞれ「順礼の 杓に汲みたる 椿かな」「われに法あり 君をもてなす もぶり鮓」「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」「炭二俵 壁にもたせて 冬ごもり」。この秋の句が教科書にも載る子規の代表作。これを2008年7月時点で国内における検索サイト最大手のヤフーで検索をかけると、それぞれ6件、16件、3,090件、4件となり、そんな数字でも納得。相当な野球好きとしても知られ、そのため歌人なのに2002年には野球殿堂に入り、同年に没後100年(と松山築城400年)を記念してか、プロ野球のフランチャイズがない松山でオールスターゲームが開催された。

【予讃線松山(まつやま)駅】1927(昭和2)年4月3日開業 愛媛県松山市南江戸一丁目
【有限会社鈴木弁当店】愛媛県伊予郡松前町浜752−6 TEL:089(984)2100

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2001年6月17日開設 2008年7月20日更新
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