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■ JR西日本 山陽本線 下関駅 2004年8月13日訪問

地図 駅名標駅舎駅構内

 博多から新幹線と在来線を乗り継いで約40分。下関市は本州西端で関門海峡を望む人口約29万人の産業都市で、昔から陸海の交通結節点として重要な地位を占めるほか、山陽本線と山陰本線列車が合流する鉄道も1975年の新幹線博多延伸前までは長距離列車の発着で栄えた。駅弁は国鉄時代からの駅弁屋「下関駅弁当」が駅コンコースに駅弁売店を構えて駅弁を販売する。1901(明治34)年5月27日開業、山口県下関市竹崎町4丁目。
地図出典:国土画像情報(国土交通省)http://w3land.mlit.go.jp/WebGIS/  写真出典:館長の現地訪問時の撮影

【掛紙】特製寿し(400円) 1977年頃調製

昔の駅弁掛紙

 入手状況から1977(昭和52)年の調製と思われる、昔の下関駅弁の掛紙。そのデザインや記述内容に特段のものはない。
【掛紙】特製御弁当(800円) 1977年頃調製

昔の駅弁掛紙

 入手状況から1977(昭和52)年の調製と思われる、昔の下関駅弁の掛紙。そのデザインや記述内容に格別のものはない。約三十年前の駅弁にしては価格が高く、その中身は本当に特製な内容だったのだろう。
ロマン紀行壇ノ浦(850円) 2001年12月31日に下関駅コンコース駅弁売店で購入

掛紙 外観 中身

 現地では特選幕の内弁当として売られる駅弁。中身も梅干しを載せた俵型白御飯に、鶏唐揚・コロッケ・ウインナーに煮物類などと、デザートにオレンジが入った、普通の幕の内弁当。半透明のトレーを正方形のボール紙製容器に入れる。観光客はふくの駅弁に手が出るはずで、地元の方向けの駅弁か。なお、掛紙もパッケージもない駅弁らしくない弁当として、380円と500円の幕の内弁当もあった。

【山陽本線下関(しものせき)駅】1901(明治34)年5月27日開業 山口県下関市竹崎町4丁目
【下関駅弁当株式会社】山口県下関市竹崎町4丁目4−3 TEL:0832(22)0626
 http://www.shimonoseki-miyage.com/ekibentou/
うなぎ弁当(900円) 2005年8月1日に下関駅下りホーム上売店で購入

掛紙 外観 外観
外観 中身 中身

 下関駅の、おそらく夏季限定のウナギ駅弁。鰻重とタレと沢庵を詰めた総菜プラ容器に、透明なふたをして掛紙を巻いてビニールひもでしばる。駅弁であること以外に特徴はない鰻重だが、鰻蒲焼を敷き詰めず折り重ねているため、ボリューム感の演出に成功している。

 下関駅のホーム上売店は、朝の夜行列車到着時のみ開店する。国鉄時代は幹線筋の多くの駅で、夜行列車の乗客を対象にした深夜や早朝の駅弁販売や売店営業が見られたが、JRになっていずれも衰退してしまったため、そんな光景はおそらくここだけに残る。列車の機関車の付け替えの停車時間に、乗客がホームに出て気分転換をする光景も、あとは下関と門司と鳥栖くらいか。

【山陽本線下関(しものせき)駅】1901(明治34)年5月27日開業 山口県下関市竹崎町4丁目
【下関駅弁当株式会社】山口県下関市竹崎町4丁目4−3 TEL:0832(22)0626
 http://www.shimonoseki-miyage.com/ekibentou/
(幕の内弁当)(1,260円) 2002年12月1日におそらく下関駅で購入

掛紙 外観 外観 中身

 掛紙には「海都歩記」とあるが「5高杉晋作」などとも書かれるため、駅弁名ではなく幕の内弁当の掛紙シリーズのようだ。発泡材二段重ねの正方形容器に経木のふたをかけて、掛紙をかけてビニール紐でしばる。中身は下段に御飯が半分で唐揚や白身魚フライやデザートのみかんで半分、上段はすべておかずで、玉子焼や蒲鉾、各種の煮物に海老に昆布にと、仕切りやカップだらけで見栄えは悪いが何でも入っている。主力のふく駅弁より高価なのだから、お品書きさえ入っていればなお良かった。

【山陽本線下関(しものせき)駅】1901(明治34)年5月27日開業 山口県下関市竹崎町4丁目
【下関駅弁当株式会社】山口県下関市竹崎町4丁目4−3 TEL:0832(22)0626
 http://www.shimonoseki-miyage.com/ekibentou/
長州ファイブ(1,300円) 2007年1月21日に京王百貨店駅弁大会で購入

掛紙 掛紙 外観
外観 中身 中身

 2006年10月1日の登場。円形の加熱式容器を収納するボール紙箱には、幕末に長州藩からロンドンへ留学した5名と中身の写真が載る。中身は御飯の上にシロサバフグ煮、クジラ竜田揚、アンコウ唐揚、焼明太子、帆立ウニ焼など、海産物を主にした豊富なおかずが載る。前記の具のそれぞれは、遠藤謹助、井上馨、井上勝、伊藤博文、山尾庸三の5名にあやかっているという。

 容器や中身の見栄えにいつもの下関駅弁らしさがなく、どこかの誰かがプロデュースしてるのではないかと思うが、具のそれぞれが加熱式容器の駅弁にしては大きくしっかりしたものを入れており、食後に満足感がある。同名の映画が同時期に制作されたこともあり、この駅弁はすでに新聞等でもよく紹介されており、知名度を上げている。

 幕末の1863(文久3)年に国禁を犯して英国へ密航した留学生5名は、造幣、造船、鉄道などの技術と政治や外交のセンスを持ち帰り、明治時代にこれを生かすこととなる。

【山陽本線下関(しものせき)駅】1901(明治34)年5月27日開業 山口県下関市竹崎町4丁目
【下関駅弁当株式会社】山口県下関市竹崎町4丁目4−3 TEL:0832(22)0626
 http://www.shimonoseki-miyage.com/ekibentou/
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2001年6月17日開設 2007年4月28日更新
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