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【掛紙】御辨當(150円) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 1960年代の調製と思われる、昔の三次(みよし)駅弁の掛紙。現在も三次の観光資源の一つである、馬洗川の鵜飼いが描かれる。三次の駅弁はJR発足以後も存在していたようだが、紹介例に乏しいまま末期は総菜弁当のようになり、現在は販売されていない模様。
■ JR西日本・山陽本線 宮島口駅 2004年8月12日訪問

地図 駅名標駅舎駅構内

 広島から山陽本線で約30分、または広島電鉄で約1時間。国重要文化財で世界文化遺産の厳島神社を抱える、古来から参拝客や観光客を集め日本三景に数えられる宮島への玄関口として、駅が設けられ鉄道連絡船やフェリーが発着する。駅弁は戦前からの駅弁屋「うえの」が「あなごめし」1種類のみを百年間売り続ける。1897(明治30)年9月25日開業、広島県佐伯郡大野町赤崎。
地図出典:国土画像情報(国土交通省)http://w3land.mlit.go.jp/WebGIS/  写真出典:館長の現地訪問時の撮影

【掛紙】あなごめし(?円) 1996年8月26日調製

掛紙

 1996年8月26日11時の調製と思われる、昔の宮島口駅弁の掛紙。大正十一年九月版の掛紙を青い枠に合わせたバージョン。駅弁も掛紙もだいぶ前から変わらないし、今後もおそらく変わらないだろう。昔はこれらの復刻掛紙のとおり、コロコロ変えていたらしい。
【掛紙】あなごめし(?円) 1998年4月4日調製

掛紙

 1998年4月4日11時の調製と思われる、昔の宮島口駅弁の掛紙。大正十一年十二月版の掛紙を黄色い枠に合わせたバージョン。そういえばあなごめしの掛紙には、現在の価格が書かれていない。
【掛紙】あなごめし(?円) 1998年5月27日調製

掛紙

 1998年5月27日12時の調製と思われる、昔の宮島口駅弁の掛紙。昭和十一年七月版の掛紙を紫色の枠に合わせたバージョン。ここから連絡船で渡る宮島の船着き場も、JRの制度上は鉄道駅の扱いである。
あなごめし(1,470円) 2008年6月21日に宮島口の駅弁屋食堂併設売店で購入
 
2004年度JR西日本「駅弁の達人」  2005年6月12日山陽放送「日本列島 駅弁88ヶ所」
掛紙 掛紙 掛紙
外観 外観
外観 中身 中身

 1901(明治34)年に登場し、現在もその姿が変わらない駅弁のシーラカンス。底が深い総経木製の長方形容器を使用、餅米を一割混ぜてあなごのだしで炊いた御飯の上に、白焼き穴子がぎっしり載せる。復刻図柄の掛紙は十数種類がランダムに使われるという。

 高価だが評判は抜群で、これを日本一の駅弁に挙げる人や番組は多い。一日約五百個が売れ、繁忙期には予約を断り駅で奪い合われ調製元の食堂には行列ができるほど。駅弁屋さんは「あなごめし」以外の弁当を取り扱わない。2004年度JR西日本「駅弁の達人」対象駅弁。

※2008年7月補訂:写真の更新
※2005年1月補訂:調製個数の追加と文面の全面変更
※2004年11月補訂:写真の追加

【山陽本線宮島口(みやじまぐち)駅】1897(明治30)年9月25日開業 広島県佐伯郡大野町赤崎
【有限会社うえの】広島県佐伯郡大野町宮島口1−5−11 TEL:0829(56)0006
 http://www.anagomeshi.com/
宮島名物地物あなごめし(小)(1,300円) 2008年6月21日に宮島の食堂で購入

掛紙 掛紙 外観 外観
外観 中身 中身

 宮島で見つけた、街弁版あなごめし。訪問時には宮島の島内で3軒、宮島口の港と駅の間で駅弁屋を含め2軒、あなごめしの弁当での販売があった。細長い経木折をラップで丸ごと包み、ボール紙でふたをして包装紙で包み、商品名を書いた掛紙をかけて輪ゴムで留める。中身は宮島名物あなごめし。蒲鉾のような食感で穴子の臭みが個性的。なお、同じ包装紙と掛紙を使い分量が多い「(大)」も併売されており、そちらは1,700円。

 宮島で1島1町を構成した広島県佐伯郡宮島町は、自治省〜総務省が法律と地方交付税で圧力をかけて強力に推し進め、広島県も日本一強力に同調した(県内の市町村数が1/4に減少)、いわゆる平成の大合併によって、2005年に対岸の廿日市(はつかいち)市へ編入されている。宮島が廿日市だと言われてもまだピンと来ないが、現地では歴史的や経済的なつながりが強く、町民の有権者1,804名による住民投票で最も支持を集めた相手先である。

【稲忠】広島県廿日市市宮島町507−2 TEL:0829(44)0125

御弁当(1,600円) 2008年6月21日に宮島の食堂併設売店で購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 宮島で見つけた、街弁版あなごめし。訪問時には宮島の島内で3軒、宮島口の港と駅の間で駅弁屋を含め2軒、あなごめしの弁当での販売があった。駅弁のような経木折に木目柄のボール紙でふたをして、容器に比して大きめの掛紙で包む。中身は宮島名物あなごめし。干物のような感覚で身を噛むと風味が出る印象。弁当販売の呼び込みは5軒中最もさかんだったと思う。

 1996年に宮島の1/7を占める厳島神社のエリアが世界遺産に登録された。1992年に日本が世界遺産条約を批准してからの全国各地での指定獲得競争は、まるでかつての国鉄周遊指定地のそれを思わせ、実際に主目的は観光振興にあるのだろうが、宮島や京都のようなもともと著名で多くの観光客を集めていた観光地では、外国人観光客が以前よりなんとなく多くなったかな、という程度の変化しかないらしい。

【株式会社サントロペ】広島県廿日市市宮島町856 TEL:0829(44)2170

宮島口桟橋あなごめし(1,370円) 2008年6月21日に宮島口の食堂前台売りで購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 宮島口で見つけた、街弁版あなごめし。訪問時には宮島の島内で3軒、宮島口の港と駅の間で駅弁屋を含め2軒、あなごめしの弁当での販売があった。駅弁のような経木折に木目柄のボール紙でふたをして、容器に比して大きめの掛紙で包む。中身は宮島名物あなごめし。佃煮のような風味でおこげもある強めの味。

 宮島口のある広島県佐伯郡大野町も、平成の大合併により2005年に隣の廿日市(はつかいち)市に編入された。つまり鉄道連絡船として1世紀の歴史を刻む宮島航路は、今では市内航路ということになる。JR西日本と広島電鉄の系列である宮島松大汽船でそれぞれ15分間隔、片道170円、所要時間10分という綱の太さからか、ここに橋を架けたりトンネルを掘ろうという話が全然聞こえてこない。

【あなご処しろやま】広島県廿日市市宮島口桟橋1−10−7 TEL:0829(56)4901

香茸弁当(800円) 

 2002年3月21日に登場した要予約駅弁で、香茸と山菜を使ったお弁当。廃線問題に揺れるJR可部線の活性化策の一環として、三段峡駅前の旅館兼食堂が駅弁として販売を開始したもの。購入には2〜5日前までの予約が必要。

 なお、可部線可部・三段峡間は2003年11月までの廃止が確実になった。だからかどうか、2002年中にこの駅弁は販売されなくなったそうだ。

【可部線三段峡(さんだんきょう)駅】1969(昭和44)年7月27日開業 2003(平成15)年11月30日限り廃止 広島県山県郡戸河内町大字竜川
【セントラル三段峡】広島県山県郡戸河内町1729 TEL:08262(8)2719

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2001年6月17日開設 2008年7月27日更新
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