banner 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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中部の駅弁静岡県・静岡駅・その他の駅弁 (13種類・7枚収蔵)

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【掛紙】鯛飯(40銭?) 1922年頃調製

昔の駅弁掛紙

 1922(大正11)年頃の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。同年に上野公園で開催された平和記念東京博覧会で英国の皇太子殿下が来日されたことを記念して、全国各地の駅弁屋が同じデザインの記念掛紙を使用したもの。周囲に日本と英国の国旗を配し、右に駅弁名、左下に調製元、下部に日英の歓迎文、上部の2枠は広告枠。
【掛紙】くだもの(30円) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 1950年代の調製と思われる、昔の静岡駅売り商品の紙袋。品名は「くだもの」としか書かれてないが、中身は何であったのだろう。みかんなら「みかん」と書く気がするし。
【掛紙】あ倍川もち(50円) 1955年10月17日調製

昔の駅弁掛紙

 1955(昭和30)年10月17日の調製と思われる、昔の静岡駅売り商品の掛紙。安倍川餅は今でも駅のキヨスクでも販売されているが、キヨスク専用の掛紙はない。
【掛紙】釜のたいめし(500円) 1981年1月2日調製

昔の駅弁掛紙

 1981(昭和56)年1月2日17時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。内容は釜めし容器に入った鯛飯だったのだろうか。20世紀末まで売られていたようだが、現存しない模様。
【掛紙】サンドイッチ(250円) 1982年6月23日調製

昔の駅弁掛紙

 1982(昭和57)年6月23日0時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。十年後や二十年後のサンドイッチと同じデザインで、価格もあまり変わっていない。
【掛紙】えび寿司(600円) 1982年6月23日調製

昔の駅弁掛紙

 1982(昭和57)年6月23日0時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。以前の静岡には深夜の駅弁需要があったが、こんな駅弁までこういう時間帯に調製していたのかと思う。
【掛紙】サンドイッチ(300円) 1992年3月14日調製

昔の駅弁掛紙

 1992(平成4)年3月14日1時の調製と思われる、昔の静岡駅弁の掛紙。十年前や十年後のサンドイッチと同じデザインで、価格もあまり変わっていない。
サンドイッチ(310円) 2002年3月16日に静岡駅コンコース駅弁売店で購入

掛紙 外観 中身

 静岡駅版・駅弁屋さんのサンドイッチ。タマゴサンドとハムサンドが3切れずつ、まるごとラップに包まれて、国鉄時代から変わらない紙箱に収める。静岡駅ではJR発足以降も東京・大垣間の夜行快速の発着に合わせ、深夜2時頃の駅弁等のホーム上販売が実施されていた。

【東海道本線静岡(しずおか)駅】1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
【株式会社東海軒】静岡県静岡市駿河区登呂6丁目5番35号 TEL:054(287)5171
 http://www.tokaiken.jp/
親子焼(350円) 2008年7月26日に静岡駅改札外コンコース駅弁売店で購入

掛紙 外観 外観
外観 中身 中身

 2008年の登場か。とても細長い発泡材の長方形容器に、中身写真と商品名と宣伝文を書いたシールを貼り、調製シールとセロテープで短辺を留め、輪ゴムをひとつ巻く。中身は真空パックの出汁巻き卵が1本。よくよく見ると鶏そぼろが混入しており、なるほど確かに親子巻だが、風味は新鮮な卵の香りがいっぱいの、柔らかいけれど崩れない玉子焼。

 駅弁売店で駅弁のような外観で駅弁と共に売られていたが、割りばしやプラ製ナイフなどの食べる道具が付いていないため、持ち帰りの総菜だろう。幕の内駅弁のおかずで入る玉子焼を単品販売の形で商品化したものだそうな。

【東海道本線静岡(しずおか)駅】1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
【株式会社東海軒】静岡県静岡市駿河区登呂6丁目5番35号 TEL:054(287)5171
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しゅうまい(420円) 2006年7月23日に静岡駅改札外コンコース駅弁売店で購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 赤い紙箱に肉焼売が11個入っている。焼売は横浜や小田原のものとほぼ同じサイズで、やや柔らかく大味な感じがする。東海道本線沿線を除きほとんど見られなくなった、駅弁スタイルの駅売り焼売。

※2006年11月補訂:写真の更新

【東海道本線静岡(しずおか)駅】1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
【株式会社東海軒A】静岡県静岡市葵区紺屋町9−12 TEL:054(253)5171
 http://www.tokaiken.jp/
駿府特製お粥(420円) 2002年3月16日に静岡駅コンコース駅弁売店で購入

掛紙 外観 外観 中身

 側面に東海道五十三次の絵を縦に押し潰して印刷したボール紙製のパッケージの中に、断熱性の発泡材容器に入ったおかゆと紀州梅、鮪角煮と桜島大根つぼ漬が入ったミニカップと、コンセプトを記した紙が1枚入る。すっかり冷たくなった状態で食べたがプレーンなおかゆだけでもおいしくいただけた。粥駅弁は上州高崎だけではないことを認識。

【東海道本線静岡(しずおか)駅】1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
【株式会社東海軒】静岡県静岡市駿河区登呂6丁目5番35号 TEL:054(287)5171
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元祖鯛めし(510円) 2002年3月16日に静岡駅コンコース駅弁売店で購入
 2005年6月12日山陽放送「日本列島 駅弁88ヶ所」
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 1892(明治25)年に登場した、全国最古の鯛飯駅弁。経木の枠の小柄な長方形容器に、桜飯とオボロつまり鯛そぼろの、混ぜ御飯の上にさらに鯛そぼろを載せている。その両者は一体化し、おはしで上から押すとスポンジのように沈み込み、離すと元に戻る弾力性を持つ。口の中でもその特性が食感に生かされて、味を引き立てる。

 1892(明治25)年の静岡大火で負傷した駅弁屋初代店主を鉄道幹部が孫連れで見舞った際、その孫が菓子に見向きもしなかったのに、煮てボロボロになってしまった鯛を味付けして御飯に載せて出すとよく食べたことから、子供も年寄りも食べやすい駅弁を作りたかった病床の店主が調理人に工夫させて製品化した、というエピソードが伝わる。

【東海道本線静岡(しずおか)駅】1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
【株式会社東海軒】静岡県静岡市駿河区登呂6丁目5番35号 TEL:054(287)5171
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親子めし(680円) 2003年3月23日に静岡駅新幹線上りホーム上駅弁売店で購入

掛紙 外観 中身

 長方形の発泡材容器に白いトレーを入れて、鶏の親子をデザインした掛紙代わりの紙蓋をかけて紙ひもでしばる。中身は茶飯の上に鶏肉と卵そぼろを載せる鶏の親子飯で、それをグリーンピースで彩り煮物を添える。外観も中身も価格もインパクトこそ薄いが昭和の色が濃く、もっとローカル線の駅ならばちょっとした名物駅弁になりそう。静岡県は東海道の旺盛な鉄道需要に支えられ、こうした普通の、しかし全国的にはかなり失われてしまった駅弁が元気なエリアだ。

【東海道本線静岡(しずおか)駅】1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
【株式会社東海軒】静岡県静岡市駿河区登呂6丁目5番35号 TEL:054(287)5171
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大御所弁当(730円) 2006年7月23日に静岡駅改札外コンコース駅弁売店で購入

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 1983(昭和58)年放送のNHK大河ドラマ「徳川家康」にちなんで登場。正方形の発泡材枠容器に、徳川家の家紋を描いたボール紙のふたをして、その家紋の上に調製シールを貼り、割箸を置き、紙ひもでしばる。松花堂弁当風に4区画に仕切られた中身はそれぞれ、赤飯、鯛めし、焼サバ・蒲鉾・玉子焼・エビフライ・鶏肉団子、安倍川餅・わさび漬け・アンズ。

 県内の産物と、徳川家康が命名したとも言われる安倍川餅を配したそうな。価格の割に見た目や内容が立派で、しかしその分量や詰め方がややチープで、全体的に少々古風ながら、買って良かったと思える駅弁。

 家紋の歴史は飛鳥時代か平安時代から現代にまで及ぶが、最も使用されたのはだいたい、室町時代から戦国時代を経て江戸時代までの時期における武家。戦乱の世の中で戦場での識別マークとして活用され、その後の和平の世の中では儀式的、儀礼的な性格に転じている。徳川家康が用いた家紋「三つ葉葵」や葵の紋は、天下統一後に将軍家一族の独占使用とされ、他家の使用を厳しく禁じた。

【東海道本線静岡(しずおか)駅】1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
【株式会社東海軒】静岡県静岡市駿河区登呂6丁目5番35号 TEL:054(287)5171
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特製鯛めし(760円) 2008年7月26日に静岡駅改札外コンコース駅弁売店で購入

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 上記「元祖鯛めし」の豪華版。鯛めし自体は全く同じも、皮付き鯛の切り身焼きが載り、煮物のおかずも入るので、その分だけ容器も大きい。鯛飯だけの「元祖」よりはこちらが、昼食には選択されるかも。

※2008年7月補訂:写真を追加

【東海道本線静岡(しずおか)駅】1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
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ますの押し寿司(780円) 2008年7月26日に静岡駅改札外コンコース駅弁売店で購入

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 細長い長方形の発泡材枠容器に、駅弁名や調製情報などを書いた掛紙を兼ねるボール紙のふたをして、割りばしを乗せて輪ゴムで留める。中身は駅弁名どおりのマスの押寿司で、ばってらタイプで9切れを詰める。

 下の「ますずし」と共にいつまでも知名度が出ないが、食べればうまいと評判な模様。中身の見栄えこそ、他の駅の同種駅弁に比べれば雑然としているが、マスの身の厚さと脂の乗りが、しつこくない程度に良く、食事でもつまみでも使える。

【東海道本線静岡(しずおか)駅】1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
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しずおか物語り(880円) 2004年12月5日に静岡駅新幹線上りホーム駅弁売店で購入

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 2003年4月頃の登場か。とても巨大な専用のボール紙正方形容器を使用、中身はトレーで9分割され、桜海老御飯としらす御飯に抹茶パスタ、焼魚に桜海老かき揚げに鰻蒲焼など、個々は少量ながら静岡を感じるものとそうでないものがいろいろ入って、お値段は小さく880円。「食の文化」「静岡まるごと召し上がれ」とは大げさでも、小食な方かおつまみに向きそう。

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華御膳(950円) 2008年7月26日に静岡駅改札外コンコース駅弁売店で購入

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 プラ製トレーを発泡材で巻いた、簡素なタイプの二段重ねの容器に透明なふたをして、中身を見せて商品名を書くボール紙の枠にはめる。中身は下段にエビや椎茸の天ぷらに白御飯、上段に赤魚粕漬、ウナギ蒲焼、揚げ海老、タケノコ、玉子焼、メロンなど。高級な風味で見栄えと分量が簡素な御料理弁当で、駅弁というよりデパ地下系総菜として市民に親しまれていそうな感じ。

【東海道本線静岡(しずおか)駅】1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
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うなぎめし(1,050円) 2006年7月23日に静岡駅改札外コンコース駅弁売店で購入

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 静岡駅に残存するウナギ駅弁。長方形の黒いボール紙容器に、弁当名を描いたボール紙のふたをして、割箸を置いて紙ひもでしばる。白いトレーに詰まる中身は、白御飯の上にウナギ蒲焼を載せて、タレと山椒とウリ奈良漬を添えた、文字通りの鰻重駅弁。

 容器も中身も付け合わせも、鰻重駅弁としてごく普通。しかしその普通な姿が、いまやだいぶ貴重である。また、昔に東海道新幹線の車内販売で何度も食べたうなぎ弁当と、調製元が違うのになんとなく風味が似ていて、懐かしい感じがした。

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ますずし(1,260円) 2004年8月28日に静岡駅コンコース駅弁売店で購入

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 少なくとも昭和40年代には静岡で駅弁になっていた鱒鮨。富山駅弁「ますのすし」に似たパッケージに、これとは似ない正方形の木製押寿司容器を入れる。酢飯の上に鱒の身を載せて笹で包むスタイルは似るが、その身に脂と厚みがあり、量がやや少なく価格がやや高い。

 富山の駅弁が偉大なので静岡で鱒とは意外に思えるが、静岡県はシェア2割で日本一、その8割が富士宮市で占めるというニジマスの名産地。1933(昭和8)年に静岡県営富士養鱒場が開設され、今も富士山の豊富な湧水を利用したニジマスの卵や稚魚の生産に試験研究が行われている。

【東海道本線静岡(しずおか)駅】1889(明治22)年2月1日開業 静岡県静岡市葵区黒金町
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2001年6月17日開設 2008年7月30日更新
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