| 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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御辨當(30銭) 調製年月日不詳
戦前の調製と思われる、昔の高山駅弁の掛紙です。奥飛騨の紅葉が色鮮やかに描かれ、当館収蔵の駅弁掛紙の中で最も美しいもののひとつだと思う。 飛騨路わっぱ(850円) 2003年10月10日に高山駅待合室内駅弁売店で購入
円形の上げ底プラスティック製容器にボール紙のふたをかける。中身は笹を敷いた上に酢飯を敷き詰め、その上に錦糸卵と共にうずらの卵・細竹・栗・椎茸などを配置する。冬期は酢飯が味付け御飯に替わるというから、写真は夏版となる。大量の酢飯と少量のおかずで価格の割に中身が薄いガッカリ系駅弁に思えるが、肉団子と赤貝を除き山の幸で占めたヘルシー駅弁と見なせるし、なにより笹の香りがすべてを包んでくれる。駅弁屋さんオリジナルの亀柄の蒲鉾もここでは彩りを添える。 高山の駅弁は元気だが肝心の鉄道は、東海北陸道や安房トンネルの開通で新宿や名古屋や大阪から速くて安くて座れて乗換のない高速バスが躍進し、もちろんクルマでもアクセスが楽になったため、元気がない。 【高山本線高山(たかやま)駅】1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目 【金亀商事株式会社】岐阜県高山市川原町30−2 TEL:0577(32)0184 http://www15.ocn.ne.jp/~kinkikan/ さくら(950円) 2003年10月10日に高山駅待合室内駅弁売店で購入
高山とハワイ・オアフ島を舞台にしたNHKの連続テレビ小説「さくら」の放送に合わせて2002年4月に登場。9月の放送終了までの期間限定駅弁のはずが、好評のためか発売が継続されている。番組の視聴率も平均23.3%と好調だったとか。 桜柄で桜色の発泡材容器に、高山祭の屋台と桜の花を描いたボール紙のふたをかける。中身はほうばに包まれた山菜味御飯に、つくし胡麻和えや桜鯛や桜蒲鉾などにデザートには桜餅。春色満点なメニューも良いが、なによりも香りの高さが素晴らしく、確かに期間限定で消してしまうには惜しい駅弁。 【高山本線高山(たかやま)駅】1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目 【金亀商事株式会社】岐阜県高山市川原町30−2 TEL:0577(32)0184 http://www15.ocn.ne.jp/~kinkikan/ 飛騨べんとう(950円) 2003年10月10日に高山駅待合室内駅弁売店で購入
1960(昭和35)年の登場。四隅のうち二箇所だけカットが入った蓋も底も枠も経木の容器に、高山の中学生が彫った木版画を描いた掛紙をかける。蓋を開けると飛騨の合掌造の民家が登場。一階には川魚や煮物類、二階にはワラビやクルミの山菜類、三階には漬物、そして屋根には白御飯の雪が積もっている。目で食べる駅弁。 登場時にはそのコンセプトとデザインが絶賛されたという。今でこそ朴葉寿司などの有名駅弁に隠れがちではあるが、白川郷が世界遺産に指定され合掌造が全世界に発信される現在でこそ輝いているはず。それにしても、43年間変わらず「国鉄」の文字まである掛紙に「のぞみで、行こう。」などというシールを貼らせる鉄道会社の姿勢は残念でならない。 【高山本線高山(たかやま)駅】1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目 【金亀商事株式会社】岐阜県高山市川原町30−2 TEL:0577(32)0184 http://www15.ocn.ne.jp/~kinkikan/ 飛騨味噌漬込アツアツ豚せいろ(1,050円) 2006年11月1日に小田急百貨店藤沢店駅弁大会で購入
2006年10月の登場。正方形の加熱式容器を、中身写真と駅弁名を書いたボール紙の枠にはめる。中身は白御飯の上を焦げ目のある豚肉味噌漬と豚焼売で覆い、ししとうと紅生姜を載せてこんにゃくごぼうを添えるもの。中身に着色料と刺激臭を提供してしまった紅生姜が別添であれば、見栄えや風味や分量や品質について文句なし。真冬の食事を高山駅弁に求めるのであれば、真っ先に挙げてよい。 【高山本線高山(たかやま)駅】1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目 【金亀商事株式会社】岐阜県高山市川原町30−2 TEL:0577(32)0184 http://www15.ocn.ne.jp/~kinkikan/ 開運さるぼぼ弁当(1,050円) 2006年11月1日に小田急百貨店藤沢店駅弁大会で購入
2006年10月の登場。飛騨高山の郷土人形「さるぼぼ」型の赤いプラ製容器を使用、これに紙帯を巻いたりセロハンテープで留めて封とする。中身は白御飯の上に鶏そぼろと錦糸卵を敷いて焼き鳥3個を載せて、煮玉子や煮物に山菜などを添える、強いて言えば鶏親子飯。その分量や風味より容器のインパクトが大であり、選択基準はここに求めるべき。さるぼぼの駅弁立売ストラップが付いており、これを得るために買ってもよい。 さるぼぼとは猿(さる)の赤ん坊(ぼぼ)を表した人形で、飛騨地方では厄除け、安産、縁結び、家庭円満や子供のお守りとして親しまれてきたほか、その見た目のかわいらしさから近年では土産の定番として売られる。 【高山本線高山(たかやま)駅】1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目 【金亀商事株式会社】岐阜県高山市川原町30−2 TEL:0577(32)0184 http://www15.ocn.ne.jp/~kinkikan/ 飛騨の高山味ごのみ(1,050円) 2003年10月10日に高山駅待合室内駅弁売店で購入
経木枠の正八角形の容器に、高山の古い街並みを描いたボール紙のふたをかける。中身は俵飯に鯖塩焼・蒲鉾・卵焼きに海老や鶏唐揚にこもどうふやわらびなど、つまり正統な幕の内駅弁。中身のグレードの割に価格が高過ぎると感じた。また、これは駅弁屋から見れば仕方がないが、パッケージに高山を通らない新幹線のぞみ号の、高山と関係ない品川駅開業のシールが貼られていてデザインを害しているのは残念。 【高山本線高山(たかやま)駅】1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目 【金亀商事株式会社】岐阜県高山市川原町30−2 TEL:0577(32)0184 http://www15.ocn.ne.jp/~kinkikan/ まつりべんとう(1,400円) 2003年10月10日に高山駅待合室内駅弁売店で購入
紙箱白トレーの仕出し弁当容器に、折れや曲がりが全くない版画絵の掛紙としおりを載せて輪ゴムで留める。中身は祭事らしく御飯は赤飯、おかずは高山の山菜と野菜と富山の海の幸が入るとのことで、飛騨特産のこもどうふ、富山のホタルイカ、鱒塩焼・煮物各種・野菜のつけ揚げ(精進揚げ)など。高い価格に見合う内容かどうかはやや疑問を感じたものの、お祭りな駅弁としては悪くない。 この駅弁は、京都祇園祭、秩父夜祭と並び日本三大美祭または日本三大曳山祭と称される、高山祭が開催される毎年4月14,15日と10月9,10日にだけ、つまり一年間で4日間だけ高山駅で販売される、駅弁通には幻で通る幕の内風駅弁。もっとも、祭の期間中に高山駅に行ければ無予約で簡単に買える。専用の幟まで立っていた。 【高山本線高山(たかやま)駅】1934(昭和9)年10月25日開業 岐阜県高山市昭和町1丁目 【金亀商事株式会社】岐阜県高山市川原町30−2 TEL:0577(32)0184 http://www15.ocn.ne.jp/~kinkikan/ URL : http://eki-ben.web.infoseek.co.jp/ Copyright (C) 2001-2008 まっこうくじら All Rights Reserved. |