banner 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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中部の駅弁長野県・塩尻駅の駅弁 (10種類・2枚収蔵)

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【掛紙】御壽司(20銭) 1922年頃調製

昔の駅弁掛紙

 1922(大正11)年頃の調製と思われる、昔の塩尻駅弁の掛紙。同年に上野公園で開催された平和記念東京博覧会で英国の皇太子殿下が来日されたことを記念して、全国各地の駅弁屋が同じデザインの記念掛紙を使用したもの。周囲に日本と英国の国旗を配し、右に駅弁名、左下に調製元、下部に日英の歓迎文、上部の2枠は広告枠。
【掛紙】信濃路料理弁当(300円) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 1970年代頃の調製と思われる、昔の塩尻駅弁の掛紙。どこでもありそうな日本の田舎の風景に、この地域にありそうな日本アルプスの山々、そして今でも長野県民の誰もが歌えるとされる県歌「信濃の国」の歌詞が描かれる。
とりめし(610円) 2005年4月9日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 下記「とり釜めし」の陶製釜型容器を経木の正方形容器に変えて、栗とうずらの卵を抜いたもの。ざらついて油っぽい鶏唐揚や鶏そぼろを不味いと思う人は少なくなさそうだが、塩尻駅弁の他にない特徴であり安心感を覚えると共に、コンビニ弁当並みの価格なのに体裁がまさに駅弁なので、中央本線の車窓をおかずにすれば良い味が出ると思う。掛紙代わりの紙蓋に描かれるニワトリの絵柄にも、天然系のボケが効いて暖かみが出ている。

【中央本線塩尻(しおじり)駅】1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
【株式会社カワカミ】長野県塩尻市大門8−6−1 TEL:0263(52)1234

栗ごはん(630円) 2002年11月10日に小田急百貨店藤沢店駅弁大会で購入

掛紙 外観 中身

 ボール紙のパッケージにトレーを入れて紙ひもでしばる。栗型の窪みに敷き詰められた鶏そぼろ付き栗御飯は、見た目では栗が1個ちょっとしか見えないものの食べれば食べるほど中から栗が湧いてくる、甘みが強いことを除けばなかなかのもの。パッケージの絵には趣があるし、なんといってもこの内容でこの価格が嬉しい。

【中央本線塩尻(しおじり)駅】1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
【株式会社カワカミ】長野県塩尻市大門8−6−1 TEL:0263(52)1234

岩魚(いわな)ずし(740円) 2001年10月28日に品川駅コンコース駅弁大会で購入

掛紙 外観 中身

 1972(昭和47)年の登場。岩魚の駅弁は高崎と京都と塩尻にある。細長く敷いた酢飯に岩魚と板昆布を載せ押して竹皮に包んで四角い紙容器に入れている。いわなっ!と主張するパッケージがかわいらしい。おみやげにも向きそう。

 塩尻駅は東京からの中央本線が篠ノ井線を分ける駅であったが、名古屋方面と長野方面を列車の方向を変えずに結ぶために1982(昭和57)年に現在の位置に移転、篠ノ井線が東京方面と名古屋方面の中央本線に分かれる配置となった。

【中央本線塩尻(しおじり)駅】1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
【株式会社カワカミ】長野県塩尻市大門8−6−1 TEL:0263(52)1234

とり釜めし(820円) 2003年2月15日にユニーイセザキ店駅弁大会で購入

掛紙 外観 中身

 陶製の釜飯容器にプラスティックのふたをして、版画風に鶏を描く掛紙をかけて紐でしばる。中身は茶飯の上に、衣に水気の多い鶏唐揚、淡い色の鶏そぼろ、野沢菜の油炒めに栗やうずらの卵などが載っている。他の釜飯駅弁や鶏飯駅弁と比較して見た目も味も家庭料理に近い素朴な感じがした。

【中央本線塩尻(しおじり)駅】1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
【株式会社カワカミ】長野県塩尻市大門8−6−1 TEL:0263(52)1234

山菜釜めし(820円) 2003年2月15日にユニーイセザキ店駅弁大会で購入

掛紙 外観 中身

 陶製の釜飯容器にプラスティックのふたをして、信州の山村風景を連想させる絵を描く掛紙をかけて紐でしばる。中身は茶飯の上に「わらび・ふき・こごみ・うど・竹の子」の山菜と鶏肉などを載せるもので、私が購入したものには1切れながら普通の松茸駅弁より厚くて大きい松茸も入っていた。山菜の入る駅弁はまだまだ多いが、資源の枯渇か単なる人気薄か、かつては全国の内陸部で見られた山菜駅弁も現在はだいぶ少なくなったと思う。

【中央本線塩尻(しおじり)駅】1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
【株式会社カワカミ】長野県塩尻市大門8−6−1 TEL:0263(52)1234

アルプス道づれおむすび弁当(840円) 2008年4月6日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 2006年の登場か。竹皮を編んだ長方形容器に、駅弁名と山並みを書いた掛紙をかけて、ひもで十字にしばる。容器の中で竹皮柄の紙に包まれた中身は、梅干しおにぎりと山菜おにぎりが1個ずつと、タケノコやニンジンの煮物、マス塩焼、鶏肉、玉子焼、山菜煮付け、ポテトサラダときゅうりなどの生野菜、リンゴ1切れ、など。手作り感と駅弁感のある、食べ甲斐と山の風情もある、値段もお手頃なピクニックランチ。

【中央本線塩尻(しおじり)駅】1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
【株式会社カワカミ】長野県塩尻市大門8−6−1 TEL:0263(52)1234

ものぐさ太郎の出世丼(900円) 2008年4月6日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入

掛紙 外観 外観
外観 中身 中身

 JR20周年の記念駅弁の塩尻駅版として、2007年10月に東京駅の駅弁大会で登場か。ふたも本体もプラスティック製の釜飯容器に、おしぼりと香の物を載せて、ものぐさ太郎に関する物語と駅弁名などを書いた茶色い掛紙をかけて、ひもで十字にしばる。

 中身は2層構造。容器には普通に、御飯の上に桜麩(さくらぶ)や桜肉(馬肉)や糸こんにゃくや松茸や錦糸卵やネギなどを載せた丼が詰まり、その上にビニールシートをかけて海苔を敷き、白御飯とゴマと山菜を置く。

 風味は上段も下段もクセがなく、構造的に食べにくくもなく、それでいて駅弁名や内容に演出が効いた個性の塊。地元の駅弁屋が駅で売る駅弁としての基本性能の高さを感じる。なお、掛紙に書かれているとおり、塩尻駅弁は最近、松本駅でも常に販売されている模様。

【中央本線塩尻(しおじり)駅】1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
【株式会社カワカミ】長野県塩尻市大門8−6−1 TEL:0263(52)1234

信州牛和風牛肉弁当(950円) 2008年1月1日に松本駅コンコース駅弁売店で購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 ボール紙製の専用紙箱には白樺と牧場と牛と山々が描かれる。白いトレーに入った中身は、1/3が日の丸御飯、2/3がおかずで、駅弁名どおりの牛焼肉が和風つまり醤油風味の味付けで詰まり、レタスとキュウリの生野菜サラダ、ゆで卵、ポテトフライ、リンゴ、ワインゼリーなどが入る。

 メインの牛肉は柔らかさ、脂の乗り、味付けともにほどよく無難な印象。千円を切る価格を考えると、それが上々だと感じる。全体的に風味も中身もとても整然と整然とした、派手に売ろう勝とう戦おうという雰囲気のない、清く正しい駅弁。

【中央本線塩尻(しおじり)駅】1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
【株式会社カワカミ】長野県塩尻市大門8−6−1 TEL:0263(52)1234

ワインランチ(950円) 

 1982(昭和57)年12月25日登場。駅弁容器の中にワインのミニボトルを入れた駅弁は、東海道本線神戸駅と中央本線大月駅にもあるが、こちらが元祖。海老フライ・生野菜サラダ・鶏唐揚・サンドイッチ・ゼリーと共に場違いの感がある細巻き寿司が入っているが、常磐線原ノ町駅「いなり天ざる」と同様、駅弁の条件を満たすために御飯物を入れたと思われる。ワインは地元のワイン業者4社の赤・白・ロゼが交代制で入るそうだ。2003年秋の情報では、購入には3個以上3日前までの予約が必要だとか。

【中央本線塩尻(しおじり)駅】1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
【株式会社カワカミ】長野県塩尻市大門8−6−1 TEL:0263(52)1234

アルプスの四季(1,050円) 2008年1月1日に松本駅コンコース駅弁売店で購入

掛紙 外観
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 塩尻駅の幕の内駅弁。なんとなく広めな長方形の容器に、アルプスの四季を描いているのかどうかよく分からないデザインの掛紙をかけて、ひもで十字にしばる。中身はトレー2枚に収まり、1枚は日の丸俵飯、もう1枚はおかずで、有頭海老、塩マス焼、玉子焼、蒲鉾、ビーフカツ、ワカサギ甘露煮、高野豆腐、コゴミ胡麻和え、野沢菜炒め、ぜんまい、ワサビ漬け、ワインゼリーなど。

 白いトレーに機械的に詰めるおかずは、見栄えでも種類でも風味でも平成時代に生き残れない古き悪しき幕の内駅弁と感じられる。しかし考えてみれば、こんな商品はコンビニやホカ弁で絶対に買えないため、在来線特急が各方向に発着する駅では実需があるのだろう。

【中央本線塩尻(しおじり)駅】1902(明治35)年12月15日開業 長野県塩尻市大門
【株式会社カワカミ】長野県塩尻市大門8−6−1 TEL:0263(52)1234

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2001年6月17日開設 2008年7月27日更新
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