| 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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【掛紙】特製栗おこわ(620円) 1989年8月11日調製
1989(平成元)年8月11日11時の調製と思われる、昔の小諸駅弁の掛紙。今もこの調製元の栗おこわにはファンが付いていて、駅の立ちそば屋で総菜として売られるようだが、こういう駅弁が無予約で手に入るかは分からない。 【終売】鼻顔(はなづら)いなり(650円) 2006年10月8日に日比谷公園の鉄道の日フェスティバルで購入
2006年8月10日の登場。細長い発泡材容器に、中身に加えて割りばしとお品書きも詰めて、商品名や絵柄を印刷したフタと掛紙を兼ねるボール紙をかけて、セロハンテープで留める。中身は5個の大きめなおいなりさんと、そば唐揚と甘酢生姜。これを笹の葉の上に載せている。 食品になじみにくそうな駅弁名は、長野県佐久市に実在の稲荷神社から採ったもの。諸説がある日本五大稲荷のうち、長野県佐久市の観光協会で挙げる5箇所、愛知県豊川のひじき、京都府伏見のしば漬け、佐賀県祐徳の海苔、茨城県笠間のくるみ、長野県佐久市鼻顔の鯉唐揚が、それぞれ中身になった。風味も内容も価格も外観もコンセプトも満点で、購入者からの評価は高かったが、調製元の食品事業撤退により、2007年1月までに失われた。 【長野新幹線佐久平(さくだいら)駅】1997(平成9)年10月1日開業 長野県佐久市佐久平駅東52 【株式会社ナカジマ会館】長野県長野市青木島1丁目1−1 TEL:026(285)1800 http://www.nakajimakaikan.co.jp/ 佐久恋の押し鮨 恋そめし(900円) 2005年5月8日に佐久平駅新幹線改札内駅弁等売店で購入
国内でここだけではないかと思われる鯉押寿司駅弁。鯉4個と鮭2個のばってらで棒寿司1本となり、これをコンパクトで細長い発泡材容器に詰めてボール紙の筒に収め、駅弁名と佐久鯉に関する文章を書いた掛紙を巻く。特段の感想のない風味だが、逆にえぐみも臭みもなく押寿司にできたことこそが最大の特徴だと思う。 しかし2006年春までに佐久平駅での販売はなくなった模様。それどころか、佐久平と上田での駅弁販売そのものがなくなってしまった。現在はしなの鉄道小諸駅で売られる模様。 ※2007年2月補訂:販売現況を追記 ※2006年5月補訂:販売現況を追記 【しなの鉄道小諸(こもろ)駅】1888(明治21)年12月1日開業 長野県小諸市相生町 【株式会社ひしや弁当店】長野県小諸市相生町1−2−3 TEL:0267(22)0419 http://www.hishiya-bento.com/ ソースかつべんとう(900円) 2003年3月16日に佐久平駅コンコース駅弁売店で購入
弁当箱には見えない厚手で光沢のある菓子折のようなボール紙を容器に使用し、その中に木目調のトレーを入れる。中身は梅干しが隅にいる白御飯に、信州りんごで作ったデミグラスソースが衣に染み込んだカツがひとくちサイズで3個入る。また、他にはポテトサラダやスパゲッティが添えられる洋風な面と、煮物に漬物が入る和風な面の両方を持つ。 製造元はもともと信越本線小諸駅の駅弁屋さんであったが、1997年の長野新幹線開業で小諸駅に特急が来なくなったため、本社は小諸のままで駅弁販売の拠点を新幹線駅に移した。その後は佐久平駅の新幹線改札内、上田駅の改札内外に弁当売店を構えていたが、2006年3月限りで撤退し、しなの鉄道に変わった小諸駅の駅弁屋に戻った模様。 ※2006年5月補訂:販売現況を追記 【しなの鉄道小諸(こもろ)駅】1888(明治21)年12月1日開業 長野県小諸市相生町 【株式会社ひしや弁当店】長野県小諸市相生町1−2−3 TEL:0267(22)0419 http://www.hishiya-bento.com/ 藤村の一膳めし(900円) 2005年4月9日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入
1964年に小諸駅で登場し、1997年10月の長野新幹線開業と共に駅弁屋ごと佐久平に引っ越した駅弁。フタに島崎藤村の筆による「旅情」の字を描いた丸い陶製容器を使用、きのこの炊き込み御飯を様々な山菜と鶏照焼や錦糸卵で覆う。島崎藤村が1899(明治32)年に小諸に教師として赴任したことにちなんだ駅弁とのこと。これがリニューアル前の内容。 ところがおそらく今世紀に入ってからのリニューアルにより、写真のような容器が味気ないプラ製に変えられると共に「旅情」の文字を消してしまった。掛紙の意匠と中身は変わらないものの、風情はまるでなく旅の風味も失われた。名声が台無しで、むしろ発売中止にしてもらえばと思った。戦前の名小説家である島崎藤村も没後すでに暦が還り知名度が薄れつつある感じで、そんな状況がここにも顕れたのか。 なお、現在の長野新幹線の佐久平・上田の両駅に駅弁はない模様。しなの鉄道小諸駅やその駅前では駅弁が買え、予約により新幹線まで届けてもらえるサービスが実施されているらしい。 ※2006年5月補訂:販売現況を追記 ※2005年5月補訂:写真の掲載と解説文の追加 【しなの鉄道小諸(こもろ)駅】1888(明治21)年12月1日開業 長野県小諸市相生町 【株式会社ひしや弁当店】長野県小諸市相生町1−2−3 TEL:0267(22)0419 http://www.hishiya-bento.com/ 佐久平物語コスモス浪漫(1,000円) 2005年5月8日に佐久平駅新幹線改札内駅弁等売店で購入
コスモス畑の写真を載せたボール紙の長方形パッケージに、区画の多い真っ赤なプラスティックのトレーを入れる。中身は花型の栗おこわと俵型御飯に、佐久鯉の唐揚げ甘酢かけ、信州味噌の茄子田楽、山菜の天ぷらや切り干し大根に地鶏照焼など。メインの鯉は衣にしか感じられず、パッケージに「松花堂風」と記載しながら中身のどこが松花堂なのか疑問なものの、それを見なければ幕の内ユースな駅弁として風味と雰囲気のよい内容。揚げ物に塩を別添するなど、弁当ではなく料理を提供する姿勢を感じる。 佐久平は長野新幹線の開業に伴い小海線中佐都・岩村田間に新たに設けられた、新横浜や燕三条のタイプの新設駅。新幹線が地平を走るため小海線は高架に上げられた。 なお、現在の長野新幹線の佐久平・上田の両駅に駅弁はない模様。しなの鉄道小諸駅やその駅前では駅弁が買え、予約により新幹線まで届けてもらえるサービスが実施されているらしい。 ※2006年5月補訂:販売現況を追記 ※2005年6月補訂:写真の掲載と解説文の一部改訂 【しなの鉄道小諸(こもろ)駅】1888(明治21)年12月1日開業 長野県小諸市相生町 【株式会社ひしや弁当店】長野県小諸市相生町1−2−3 TEL:0267(22)0419 http://www.hishiya-bento.com/ 真田御膳(1,000円) 2005年1月14日に京王百貨店駅弁大会で購入
以前は小諸駅、現在は佐久平駅の会席風弁当。朱色のトレーを入れた専用のボール紙製パッケージには、古写真から起こした明治中期頃の上田城のイラストを描く。中身は円筒状の白御飯ときのこ御飯が6個に、信州牛しぐれ煮、地鶏照焼、鮒甘露煮、山菜と杏の天ぷら、金時芋など、地元の食材を多く詰めたという。 裏蓋には真田家で武田信玄に仕えた幸隆、その息子で上田城を築いた昌幸、その息子で関ヶ原の合戦で東西に分かれて戦った幸村と伸之に関する概略が記される。江戸時代には伸之が松代藩主となり、明治時代まで十代十万石の藩政が続いた。 なお、現在の長野新幹線の佐久平・上田の両駅に駅弁はない模様。しなの鉄道小諸駅やその駅前では駅弁が買え、予約により新幹線まで届けてもらえるサービスが実施されているらしい。 ※2006年5月補訂:販売現況を追記 【しなの鉄道小諸(こもろ)駅】1888(明治21)年12月1日開業 長野県小諸市相生町 【株式会社ひしや弁当店】長野県小諸市相生町1−2−3 TEL:0267(22)0419 http://www.hishiya-bento.com/ おこわと山菜すしの道中べんとう(1,050円) 2003年1月12日に京王百貨店駅弁大会で購入
浅間山と小諸城三の門を描いた墨絵を印刷する細長いボール紙製パッケージ。中には発泡材の容器がふたつ入り、ひとつにワラビやゼンマイが載った山菜すし、もうひとつが炊き込み御飯風の栗おこわに煮物などのおかずのセット。道中ふたりで食べられるようにと割り箸が二膳付いている。 なお、現在の長野新幹線の佐久平・上田の両駅に駅弁はない模様。しなの鉄道小諸駅やその駅前では駅弁が買え、予約により新幹線まで届けてもらえるサービスが実施されているらしい。 ※2006年5月補訂:販売現況を追記 【しなの鉄道小諸(こもろ)駅】1888(明治21)年12月1日開業 長野県小諸市相生町 【株式会社ひしや弁当店】長野県小諸市相生町1−2−3 TEL:0267(22)0419 http://www.hishiya-bento.com/ 大人の休日信州の舞(1,200円) 2003年10月5日に東京駅駅弁大会で購入
2002年10月に登場した、佐久平駅と上田駅の大人の休日駅弁。トレー入り紙箱にわざわざ掛紙をかけて駅弁らしさを演出する嬉しい仕様。中身は長野特産「信濃雪鱒」の押寿司、佐久名物「佐久鯉」の甘酢あんかけ、信州産紅鱒の西京漬、その他山菜、鶏肉、花豆、野菜から香の物まで信州産を使用、御飯だけは新潟産のコシヒカリ。無着色、無添加の天然素材の仕様もうたい文句である。 山梨県の小淵沢駅では駅弁名にもなっているシナノユキマスは、北欧原産のホワイトフィッシュの仲間を長野県水産試験場佐久支場が1975年に当時のチェコスロバキアから卵で持ち込み、約10年をかけて養殖技術を確立したもの。命名は当時の長野県知事、つまり2000年の県知事選挙で三代41年連続の副知事経験者として指名した後継者が作家の田中康夫氏に敗れてしまった吉村午良氏とされる。県庁を頂点とする政官業のトライアングルに県民がノーの評価を下したと大変な話題になった。 その敗戦の一因とされる、公共工事による莫大な県債務を積み上げた最大要因が1998年開催の長野五輪で、それに合わせて建設されたのが長野新幹線(正式名称は北陸新幹線)。五輪がなければ運輸省の原案どおり軽井沢・長野間は山形新幹線風な在来線改良の「スーパー特急」として開業していた可能性が高く、すると現在の佐久平駅は一面の田園のままで、この駅弁は小諸駅弁として出ていたか、出ていなかったか。 なお、現在の長野新幹線の佐久平・上田の両駅に駅弁はない模様。しなの鉄道小諸駅やその駅前では駅弁が買え、予約により新幹線まで届けてもらえるサービスが実施されているらしい。 ※2006年5月補訂:販売現況を追記 【しなの鉄道小諸(こもろ)駅】1888(明治21)年12月1日開業 長野県小諸市相生町 【株式会社ひしや弁当店】長野県小諸市相生町1−2−3 TEL:0267(22)0419 http://www.hishiya-bento.com/ URL : http://eki-ben.web.infoseek.co.jp/ Copyright (C) 2001-2008 まっこうくじら All Rights Reserved. |