banner 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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北陸の駅弁富山県・その他の駅弁 (9種類・4枚収蔵)

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【掛紙】上等御辨當(35銭) 1928年8月6日調製

昔の駅弁掛紙

 1928(昭和3)年の調製と思われる、昔の富山駅弁の掛紙。富山ホテルは現在の源で、1908(明治41)年に構内営業を許可され構内売店を開設したそうな。
【掛紙】御弁当(100円) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 昭和30年代の調製と思われる、昔の富山駅弁の掛紙。これに描かれる鉄道網も剣岳も、富山市郷土博物館(富山城)も、現在にそのまま通用する。
【掛紙】幕の内辨當(300円) 1978年12月28日調製

昔の駅弁掛紙

 1978(昭和53)年12月28日5時の調製と思われる、昔の富山駅弁の掛紙。この頃でも「辨當」の文字がスラスラ読まれたのだろうか。大きく描かれる子供も、当時でもこんな姿をしている子はいなかったのではないかと思う。
三色ちらし弁当(650円) 2005年8月7日に富山駅改札外駅舎内駅弁売店で購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 正方形の発泡材容器に橙色の掛紙を巻いて、金色の輪ゴムでしばる。中身は御飯の上を少量の鮭フレークと鳥そぼろと錦糸卵で覆い、鶏唐揚や海老天や大学芋やサラダなどを添える。価格に加えて見た目や中身は確かにチープなのだが、風味に安っぽさはない。B級グルメと呼んであげたい貧乏旅行の味方。女性に人気という大本営発表もある。

【北陸本線富山(とやま)駅】1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
【株式会社源】富山県富山市南央町37−6 TEL:076(429)3100
 http://www.minamoto.co.jp/
幕の内弁当(700円) 2007年10月6日に富山駅北口改札外駅舎内コンビニ型売店で購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 富山駅の幕の内駅弁。専用のボール紙箱に白いトレーを入れて、その中に日の丸御飯やとんかつ、鮭味噌焼、里芋などの煮物、玉子焼、昆布巻、オレンジなど。とりたてて特徴のない幕の内駅弁で、可もなく不可もなし。

 2006年4月に開業し、全国初の新設LRT(ライトレールトランジット、新型路面電車)と紹介される富山ライトレールは事実上、整備新幹線が生んだものである。1999年の政府与党申し合わせで北陸新幹線上越〜富山間の新規着工が決定、2001年度には事業が認可された。また、新幹線富山駅の用地を生み出すと共に富山駅付近の市街地分断の解消を目的にした富山駅付近連続立体交差事業が、2005年に国の補助事業として採択された。

 JR西日本は北陸新幹線の開業と引き替えに、平行在来線に加えてこの区間から分岐する大糸、七尾、氷見、城端、富山港の各線も経営分離、つまり廃線か他社への継承を求めているとされる。富山と岩瀬浜を結ぶ富山港線は、前述の立体交差事業では通常当然に立体化の対象となるが、これでは路線の存続がおぼつかないし、逆に廃線できれば立体交差の工事が助かり、JRも喜ぶ。

 そこで富山市は、JRの経営分離の先手を打ち、立体交差の事業費と事業期間の節約を武器に、公共交通指向型まちづくりや中心市街地活性化などの名目を付けて、JR富山港線の路面電車化を決断、国費とJR負担の引き出しに成功している。

 総事業費58億円のうち事業者の負担はわずか3億円、道路への軌道の新設は1.1kmで済み、残る6.5kmは2か月の運休で鉄道施設を改造した。1本2.6億円の欧州型低床電車を7本も入れ、運転本数を昭和の頃の水準に戻して開業すると、これが全国ニュースになり多くの観光客や視察者を集め、運賃の値上げにもかかわらず利用者は倍増した。

 こうして欧米の常識で日本の非常識である形態の都市交通機関整備が、ひとまずひとつ実現を見たが、逆に見ればこれだけの好条件がなければ、国内でのLRT新設など実現しないという状況に変わりはない。なお、上記の連続立体交差事業に伴い2007年3月に富山駅の裏口である北口が仮駅舎に移行、以前より立派になったうえにライトレールとの乗継も便利になり、こうやって駅弁も買えた。

【北陸本線富山(とやま)駅】1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
【株式会社源】富山県富山市南央町37−6 TEL:076(429)3100
 http://www.minamoto.co.jp/
すき焼風牛丼弁当(700円) 2005年8月7日に富山駅改札外駅舎内駅弁売店で購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 2005年7〜9月の期間限定駅弁だったらしい。真っ黒な長方形発泡材容器に、文明開化がちょっと薫る正方形の掛紙をかけて、金色の輪ゴムでしばる。中身は御飯の上に牛すき焼き肉が敷かれ、タマネギや煮豆腐や椎茸などが載る、見た目も内容も風味もまさに駅弁名どおり。漂う香りと牛肉の風味はすき焼き以外の何者でもなく、廉価なのにただ者ではない感じ。今後に定番化があるかどうか。

【北陸本線富山(とやま)駅】1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
【株式会社源】富山県富山市南央町37−6 TEL:076(429)3100
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おばあちゃんの栗おこわ(750円) 2003年10月11日に富山駅コンコース駅弁売店で購入

掛紙 外観
外観 外観 中身

 富山駅の栗駅弁。楕円形の発泡材容器にその形の白枠でデザインした掛紙をかけて金色のゴムでしばる。中身は白く輝くプレーンなおこわの上に金色の銀杏と小粒な栗がちりばめられ、煮物や漬物が付け合わせ程度に添えられ、デザートはぶどう一粒。

 駅弁や弁当として買える栗おこわは、通常は飯の中にも栗が混ぜられて黄色くなっているもの。このスタイルでは栗の風味が少なくなるが、それを補い余るほどの飯と銀杏の食感や香りにはとても満足できた。控えめな価格にも、そして掛紙へのシールではなくスタンプでの消費期限表示にも満足。

【北陸本線富山(とやま)駅】1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
【株式会社源】富山県富山市南央町37−6 TEL:076(429)3100
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富山湾弁当(800円) 2005年8月7日に富山駅改札外駅舎内駅弁売店で購入

掛紙 外観
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 2003年11月11日登場。小柄な正方形発泡材容器に、カニとブリとイカと海を描いた掛紙を巻いて、金色のゴムでしばる。松花堂風に4分割された中身は全区画に御飯が入り、ブリ照焼、白エビかき揚げ、カニと錦糸卵と鳥そぼろ、ますのすしとぶりのすしに焼ホタルイカが入る。

 安価少量なのに中身は富山湾オールスターズ、購入時の期待を上回るという点でも評価の高い無名駅弁。というより、富山に「ますのすし」がある限り、この駅の他の駅弁は無名であり続けなければならない宿命にある。

【北陸本線富山(とやま)駅】1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
【株式会社源】富山県富山市南央町37−6 TEL:076(429)3100
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居酒屋弁当(800円) 2003年10月11日に富山駅コンコース駅弁売店で購入

掛紙 外観 外観 中身

 2002年3月頃の登場か。総菜弁当用プラスティック製容器を提灯柄の掛紙で包み紙ひもでしばる。中身は二段重ねになっており、下段に「ますのすし」2個と枝豆、上段には焼鳥やいか姿煮やマスかまのうま煮や甘海老唐揚など、控えめにお酒の友を演出。御飯物が入っているので通常の駅弁としても利用できるが、駅弁名のとおりお酒のつまみにしてあげたい。

 富山はマイカー普及率日本一の県。必然的に中心市街地の空洞化が進み、車を使わない旅行者へその惨状をさらしてはいるが、JRと富山地方鉄道が毎時1〜2本の鉄道路線網を形成し、富山市内には5〜10分間隔で路面電車が走り、20分間隔の市街地循環バスに次から次へとやってくる各方面への路線バス、そして駅前でもないのに林立するバス停のポールと、公共交通機関のサービスレベルが保たれている。

【北陸本線富山(とやま)駅】1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
【株式会社源】富山県富山市南央町37−6 TEL:076(429)3100
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佐々成政弁当 黄金伝説(1,000円) 2003年10月11日に富山駅コンコース駅弁売店で購入

掛紙 外観
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 金色に見えなくもない小判型の発泡材容器に、金地のようで黄色を主にした掛紙をかけて、こちらは金色のゴムでしばる。うずらの卵で彩られた山菜御飯に、エビフライや鶏唐揚に焼鮭や金時芋に煮物など細々とした多種のおかずという中身は、黄金にちなんだ献立だとおしながきに調理長名で記されている。いい値段がするが味は上々で彩りも良く、食べて飽きの来ない内容。

 2002年のNHK大河ドラマ「利家とまつ」で取り上げられ注目された佐々成政(さっさなりまさ)は、織田信長に仕えた戦国武将で、1581〜1587年の富山城主。豊臣秀吉とは対立関係にあり、その難を逃れながら同盟を結ぶ目的で真冬の立山を越えて徳川家康を訪ねた際に、鍬崎山付近に百万両を埋めたという埋蔵金伝説があり、この駅弁となった。毎年7月には大山町で「佐々成政戦国時代祭り」なる埋蔵金祭りが開催される。

【北陸本線富山(とやま)駅】1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
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松茸弁当(1,000円) 2003年10月11日に富山駅コンコース駅弁売店で購入

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 富山駅の松茸駅弁。中仕切を除き枠も底も蓋も経木のわっぱ型容器に上品なデザインの掛紙をかけて金色のゴムでしばる。中身は半分が松茸御飯、半分が上品な煮物や揚げ物に鶏照焼とデザートの団子。上げ底であることくらいしか欠点を感じない、見ても食べても上品なお弁当。

 富山駅の駅弁と言えばイコール「ますのすし」、通でせいぜい「ぶりのすし」で、その他の駅弁は影が薄いどころではなく、紹介されることさえもない。しかしその品質は高く、現地で駅弁を買うのなら遠隔地や通信販売でも買える二種の押寿司よりもその他の駅弁に挑戦してみたい。

【北陸本線富山(とやま)駅】1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
【株式会社源】富山県富山市南央町37−6 TEL:076(429)3100
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とやま浪漫街道(2,000円) 2004年7月31日に富山駅コンコース駅弁売店で購入 
 
2004年度JR西日本「駅弁の達人」
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 2004年5月1日から2005年3月31日まで発売の期間限定駅弁。正方形の発泡材容器にフタをして、掛紙をかけて和紙調風呂敷で包む。中身は15パズルを連想するような容器の升目の中に収められ、俵飯にますのすし、甘海老の唐揚や天ぷらにブリ味噌漬、博多玉子やオレンジやチェリーなど、越中富山だけにしばられない小物がいろいろ入っていて食べ飽きない、富山の祭り料理をイメージしたという高額高級駅弁。

 筆者は無予約で購入できたがこれはどうも偶然なようで、土休日にのみ一日数個程度が富山駅だけで販売されるというので、確実な入手には予約が必至。2004年度JR西日本「駅弁の達人」対象駅弁。

※2004年10月補訂:写真の掲載と解説文の一部追記

【北陸本線富山(とやま)駅】1899(明治32)年3月30日開業 富山県富山市明輪町
【株式会社源】富山県富山市南央町37−6 TEL:076(429)3100
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【掛紙】お寿し(200円) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 1970年代頃の調製と思われる、昔の高岡駅弁の掛紙。現在は富山駅と同じ駅弁が売られるが、かつてはここに駅弁屋があり、赤飯弁当などを販売していた。
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2001年6月17日開設 2008年7月30日更新
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