| 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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万代押寿し(920円) 2002年10月19日に品川駅コンコース駅弁大会で購入
長方形の木枠の中に中身を詰めて、ふたをゴムでしっかり押したものを、ボール紙製パッケージに収める。蓋を取ると中身は3分割され、笹の葉の隙間から具がチラリと見えるとおり、そしてパッケージ記載のとおり、たい(小鯛)・さけ(紅鮭)・えび(蒸しえび)の押し寿司が詰まっている。新潟駅弁は鮭と米が美味いが、この駅弁もそのとおりで、鯛と海老は添え物のようなもの。生笹の香りと共にいずれもおいしくいただける。 1886(明治19)年に信濃川下流域の新潟町・沼垂町間に長い木橋が架けられた際に、よろず代までも新潟の発展へ寄与することを願って命名したという「萬代橋(よろずよばし)」が、いつしか「万代橋(ばんだいばし)」と呼ばれるようになった。焼失による掛け替えで1909(明治42)年に二代目となり、現在のものは1929(昭和4)年の三代目。1964(昭和39)年の新潟地震では、隣に架けられたばかりの昭和大橋が崩壊したのに、万代橋はほぼ無傷だったとか。 【信越本線新潟(にいがた)駅】1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市中央区花園1丁目 【株式会社新潟三新軒】新潟県新潟市中央区花園2丁目3−7 TEL:025(244)1252 http://www.niigata-sanshinken.co.jp/ 小鯛寿司(920円) 2002年3月24日に上野駅ホーム上駅弁大会で購入
1951(昭和26)年の登場。ボール紙製のパッケージに入った八角形の容器の中に、皮も付いた鯛の握り寿司が7個とかんぴょうの細巻きが4個、本物の笹の上に乗っている。鯛寿司は吸い込む空気まで甘く感じられるほど強烈に酢が利いており、ここにも昔ながらの駅弁を感じさせた。かんぴょう巻きで口直し。 【信越本線新潟(にいがた)駅】1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市中央区花園1丁目 【株式会社新潟三新軒】新潟県新潟市中央区花園2丁目3−7 TEL:025(244)1252 http://www.niigata-sanshinken.co.jp/ まさかいくらなんでも寿司(1,000円) 2007年11月18日に時刻表検定試験東京会場で購入
細長い長方形の木目調発泡材容器にフタを押し込み、駅弁名にマス、サケ、カニのイラストを添えたデザインの紙ぶたをさらにかけ、透明な帯をする。中身は酢飯の上に「ま」(マス)、「さ」(鮭フレーク)、「か」(カニフレーク)、「いくら」と錦糸卵をこの順番に敷き詰める。味はもちろん、ユニークな駅弁名のこの由来がパッケージにそれとなく書かれている点も、旅の印象に残るはず。 ※2008年3月補訂:写真の更新と解説文の修整 【信越本線新潟(にいがた)駅】1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市中央区花園1丁目 【株式会社新発田三新軒】新潟県新潟市秋葉区新津本町1-2-43 TEL:0250(21)6220 車海老と秋刀魚の寿しあわせ(1,050円) 2007年11月4日に小田急百貨店藤沢店駅弁大会で購入
JR20周年記念駅弁の新潟駅版として2007年夏頃に登場か。その20という数字を派手に、しかもふたを二重にして窓開きで商品名を書くという凝りようで描く、なんともはじけたパッケージ。 小柄な長方形の発泡材容器に収まる中身は、酢飯の上にわさび菜を散らし、車海老のボイルとサンマの酢締め炙りで半分ずつ覆い、その隙間を刻み玉子焼とガリで埋めるもの。プリプリのエビとジューシーなサンマに、酢飯混入のワサビや上にかけた昆布でアクセントを付ける風味は実力派で、食べればファンになりそう。 【信越本線新潟(にいがた)駅】1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市中央区花園1丁目 【株式会社新発田三新軒】新潟県新潟市秋葉区新津本町1-2-43 TEL:0250(21)6220 押寿し萬代橋(1,050円) 2007年10月13日にユニーイセザキ店駅弁大会で購入
名前と価格が異なるが中身が全く同じなので、上で紹介した「万代押寿し」のリニューアルではないかと思う。今回は酢飯の酢がとても強く、新潟米コシヒカリの風味はいずこへ。新潟米やコシヒカリの人気も近年は低落気味で、駅弁屋にとっても試練だと思う。 万代橋は2004年に国の重要文化財に指定されたことを受けて、その名称を「萬代橋」に戻すと共に、創建当時の姿を意識したリニューアルをかけた。30〜50年経てば架け替えが当たり前の道路橋がこれほど長期の使用に耐える主因は、もともとこの橋には路面電車を通す計画があったため、それに対応する強度と幅員を持たせていたことにあると思う。電車は実現しなかったが、橋は後の自動車社会の到来で思わぬ効用を発揮した。 【信越本線新潟(にいがた)駅】1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市中央区花園1丁目 【株式会社新潟三新軒】新潟県新潟市中央区花園2丁目3−7 TEL:025(244)1252 http://www.niigata-sanshinken.co.jp/ 大人の休日えび千両ちらし(1,200円) 2003年11月16日に時刻表検定試験東京会場で購入
2002年に登場した、大人の休日駅弁の新発田三新軒版。とはいえ既に新発田駅での駅弁販売はなく、新潟駅の駅弁屋さんとなっている。 頑丈な金色のボール紙容器には掛紙代わりに絵葉書を使用、蓋を開くとグラデーションの効いた美しいお品書きが登場。透明なふたを開けると厚焼き卵の上にえびフレークが載り、そして食べ始めるとその下から、新潟米コシヒカリの酢飯と共に鰻やコハダや海老やイカが湧いてくる。味はもちろん、購入から空き箱処分まで長い間楽しめる製品構成の工夫がおいしくいただける。 駅弁屋の「三新軒」とは、県内最大のターミナル駅である新潟、信越本線・羽越本線・磐越西線が交わる鉄道の要衝である新津、羽越本線に新潟からの白新線が合流する新発田の駅弁屋が一緒になる際に、駅名の頭文字から付けられた。後に新潟と新発田が分離したが、2003年頃から新発田と無印本家の三新軒は経営統合をしている模様。その証拠に、移転後の新発田三新軒の住所が三新軒と同一である。 【信越本線新潟(にいがた)駅】1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市中央区花園1丁目 【株式会社新発田三新軒】新潟県新潟市秋葉区新津本町1-2-43 TEL:0250(21)6220 URL : http://eki-ben.web.infoseek.co.jp/ Copyright (C) 2001-2008 まっこうくじら All Rights Reserved. |