| 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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【掛紙】特製幕の内御弁当(500円) 1975年7月22日調製
1975(昭和50)年7月22日7時の調製と思われる、昔の新潟駅弁の掛紙。2度のオイルショックで物価が高騰した時期であるためか、掛紙で駅弁の価格が空欄となっており、そこに「500」の金額を捺印している。絵柄は何であろうか。 SLべんとう物語(930円) 2003年4月19日にパシフィコ横浜の旅フェアで購入
磐越西線SL列車「SLばんえつ物語」の運転開始に合わせて1999年4月に登場。竹皮容器に蒸気機関車の側面図を描いた色紙を掛紙としてかけて赤い紙ひもでしばる。ボール紙の箱をトレーにして収められる中身は、御飯の上に錦糸卵やひじきなどを敷いてエビフライと鮭焼漬を載せるもので、コンセプトはよく分からないが飯と鮭は美味い。新津駅「SLばんえつ物語弁当」とは別物。 【信越本線新潟(にいがた)駅】1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市花園1丁目 【株式会社新潟三新軒】新潟県新潟市花園2丁目3−7 TEL:025(244)1252 http://www.niigata-sanshinken.co.jp/ 特撰越佐(えっさ)弁当(950円) 2005年5月8日に新潟駅乗換改札そば売店で購入
新発田三新軒の特製幕の内弁当。広い長方形容器をとても大きな掛紙で包み紙ひもでしばる。白いトレーに入れられた中身は、白御飯に鮭の焼漬と玉子焼とかにクリームコロッケや帆立フライ、筋子に山菜に各種付け合わせやデザート。駅弁名は越後と佐渡で越佐(えっさ)らしい。 内容は盛り沢山だが品質は新津駅「鮭の焼漬弁当」の出来損ないという感じで、工業製品風に詰めた食材の風味もまるで工業製品風。調製元は現在は事実上、鮭の焼漬弁当の調製元に吸収されているようなのに、なぜこれだけの差異が出るのかは不明。あるいは大型連休最終日で悪いロットをつかんだか。 【信越本線新潟(にいがた)駅】1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市花園1丁目 【株式会社新発田三新軒】新潟県新潟市新津本町1−2−43 TEL:0250(21)6220 http://www.ekiben.or.jp/sinetsu/sibatasansin_m.html 特製コシヒカリ弁当(950円)
新潟駅の特製幕の内駅弁。ボール紙製の長方形容器に掛紙をかけてかみひもで縛り、白いトレーに入る中身は日の丸御飯に焼魚(鮭)・蒲鉾・赤貝・サザエなどが入る。新幹線の始終着駅という旅行者の多い駅で、最も買われやすいタイプの駅弁だろう。 コシヒカリは1944(昭和19)年に新潟県農業試験場で誕生した。当初は倒伏と病気に弱い駄作と見なされたが、福井県農業試験場で育成されて1956(昭和31)年に農水省「農林100号」登録と品種名コシヒカリが付き、消費者の良食味米指向の高まりと共に徐々に勢力を拡大した。2003年で全国の作付面積の37%を占め、以下9位のつがるロマンまでその子孫が占める、稲作界の絶対君主。 【信越本線新潟(にいがた)駅】1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市花園1丁目 【株式会社新潟三新軒】新潟県新潟市花園2丁目3−7 TEL:025(244)1252 http://www.niigata-sanshinken.co.jp/ 焼漬ぶりいくら弁当(1,000円) 2007年11月10日に上野駅駅弁屋旨囲門で購入
JR東日本発足20周年記念駅弁の新潟駅新潟三新軒版として、2007年8月1日に登場。小柄な長方形の発泡材容器に透明なふたをして、中身の写真を色鮮やかに印刷したボール紙の枠にはめる。中身は白御飯の上にイクラとブリ焼漬を載せて、鮭昆布巻、蒲鉾、アンズなどを添える。 ブリの焼漬は新津駅弁で定評のある鮭の焼漬に比べて、風味が濃厚な焼魚というか、ジャーキーのなり損ないというか、けっこう奥深い味。イクラも大粒プリプリで申し分なし。例えばこれを外して少量廉価にした「鰤の焼漬弁当」でも出せば、朝飯駅弁に最適だと思う。 【信越本線新潟(にいがた)駅】1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市花園1丁目 【株式会社新潟三新軒】新潟県新潟市花園2丁目3−7 TEL:025(244)1252 http://www.niigata-sanshinken.co.jp/ 佐渡朱鷺めき弁当(1,000円) 2004年4月10日に新津駅ホーム上台売りで購入
2002年12月のJRダイヤ改正で新潟発着新幹線列車の列車名が「あさひ」から「とき」に変更されたことを記念して、2003年4月17日に登場。桜色の大きめな長方形発泡材容器を、左右から包み込むように朱鷺色ベースのボール紙で巻いて、マジックカットで留める。 中身は佐渡産食材の懐石料理風幕の内弁当ということで、干し海老と桜花が載る佐渡産コシヒカリの白御飯に、銀鮭塩焼、イカ一夜干、帆立などの煮物、菜の花などの和え物など、デザートは佐渡にもある新潟名物笹団子。蒲鉾に朱鷺が描かれ、箸袋は朱鷺を模す、佐渡と朱鷺がいっぱいの、とても上品なお弁当。 1962年6月1日に上野・新潟間で誕生した特急「とき」。1982年の上越新幹線開業に際し、首都と越後を結ぶ代表列車の名前が当然に「ひかり」格の列車に引き継がれると見られていたが、経営危機の国鉄が絶滅寸前の鳥名の採用に難色を示し、結局は各駅停車の「こだま」格の列車に採用された。その後、1997年のダイヤ改正でJR東日本が新幹線の列車名を停車駅別から方面別に再編したことで、上越新幹線も新潟発着「あさひ」と越後湯沢以南「たにがわ」にまとめられ、「とき」は消滅。 しかし「あさひ」の名が東京・高崎間で併走する長野新幹線「あさま」と混同されやすいこと、新潟県内で「とき」の復活を望む声があったこと、それにおそらく佐渡のトキが中国産の導入で順調に増えてきたことや、朝日岳や朝日連峰が由来の列車名「あさひ」がいまいち親しまれていないことなどから、5年振りに復活したもの。その約2か月前の10月10日、推定36歳のトキ「キン」の死亡により、国産のトキが絶滅した。 ※2005年3月補訂:新津市の新潟市への編入により調製元所在地を変更 【信越本線新潟(にいがた)駅】1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市花園1丁目 【株式会社新発田三新軒】新潟県新潟市新津本町1−2−43 TEL:0250(21)6220 http://www.ekiben.or.jp/sinetsu/sibatasansin_m.html しあわせの絵手紙弁当(1,050円) 2007年9月19日に大宮駅「駅弁屋旨囲門」で購入
新潟の観光キャンペーン「にいがた花物語」の企画駅弁として2007年3月1日に登場。木目調の正八角形発泡材容器に花びら型のボール紙製掛紙を置く。中身は桜花塩漬とグリーンピースを付けた県産赤ワイン炊き御飯と、むき海老のちらし寿司で2種の新潟米コシヒカリ御飯、おかずに越後もち豚味噌付、鮭の唐揚げ、帆立、昆布巻、玉子焼、赤かぶ漬け、かぼちゃマヨネーズ、笹団子など。 柔らかいけどしっかりした中身の見栄えも風味も美しいが、割りばしやナプキンと共に収められた紙袋がこの駅弁の特徴。7×5cmのミニ絵手紙が16枚も付いてきて、目を楽しませてくれる。知名度はまだまだだが、偶然に購入した旅客の気分を幸せにする実力を持つ。 【信越本線新潟(にいがた)駅】1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市花園1丁目 【株式会社新発田三新軒】新潟県新潟市新津本町1−2−43 TEL:0250(21)6220 http://www.ekiben.or.jp/sinetsu/sibatasansin_m.html 磐越SL弁当(1,200円) 2005年3月5日に日本橋三越の弁当大会で購入
2003年秋の登場。蒸気機関車型の重く黒い陶製容器を大きな輪ゴムで縛りボール紙のパッケージに入れる。中身はボール紙のトレーに入っており、御飯の上に海苔を敷いてニシン・カズノコ・海老・ホタテ・鶏肉などが載る。新潟米コシヒカリと思われる御飯を含め風味は良かったが、容器に凝った分だけ高価格で少量となるし、その容器もかなり重い。SL列車乗車用と考えても持て余しそうで、近所のスーパーの駅弁大会で買うのが正解か。 【信越本線新潟(にいがた)駅】1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市花園1丁目 【株式会社新潟三新軒】新潟県新潟市花園2丁目3−7 TEL:025(244)1252 http://www.niigata-sanshinken.co.jp/ 大人の休日新潟べっぴん柳都(りゅうと)御膳(1,200円)
JR東日本「大人の休日」キャンペーンに伴い、2002年3月1日に登場。大きな黒塗りのプラ製正方形容器を、緑色の和紙風風呂敷で包む。中身は新潟毎コシヒカリの日の丸御飯に、鮭カマ焼や海老や煮カレイ、佐渡南蛮海老などのかき揚げやイカ焼、煮物の各種と甘い栗など。キャンペーンのコンセプトである高額高級路線を内容でも価格でも表している。 新潟はかつて市街に堀が巡りヤナギの木が立ち並んでいたため「柳都」と呼ばれたが、新潟国体と東京五輪が開催され新潟地震が襲った1964年までにすべて埋め立てられ、今は高齢者と行政のみが使う用語。かつては一面の低湿地だった信濃川の河口に開けた新潟の都市発展の歴史は、湿地の乾燥化や市街化に河川の縮小の歴史でもある。新潟地震ではその地盤がやられて建物や橋梁が壊れぬままパタパタと倒れ、地盤の液状化現象が広く知られる契機となった。 【信越本線新潟(にいがた)駅】1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市花園1丁目 【株式会社新潟三新軒】新潟県新潟市花園2丁目3−7 TEL:025(244)1252 http://www.niigata-sanshinken.co.jp/ 酒楽弁当(1,250円) 2006年3月11日に大宮駅「駅弁屋旨囲門」で購入
2003年12月6日に登場した、新発田三新軒と菊水酒造との共同開発駅弁。原則として要予約で駅で見ることがほとんどなく、公式にも非公式にも紹介例や収穫報告が少ないため、事実上幻の駅弁なのだが、これが大宮駅に置いてあってびっくりした。 面積も高さもある大きな黒い正方形発泡材容器に、掛紙を巻いてプラ帯で留める。掛紙にも容器にも穴が開き、そこに「ふなぐち菊水一番しぼり」200ml缶が収まる。フタを開けるとこれを取り囲むように現れる中身は、いかげそ、豚味噌漬、玉子焼、枝豆天、薩摩揚、なめこ等の和え物、生姜味噌焼おにぎり2個など。 幕の内駅弁が酒のつまみに使われることは少なくないが、この駅弁は発想が逆、酒蔵と駅弁屋がこの酒に合うと認めたおつまみを詰めたのだから、酒に合わないはずがない。出張帰りの上越新幹線でひとり祝杯を挙げるために、予約されたり買われそうな商品。 【信越本線新潟(にいがた)駅】1904(明治37)年5月3日開業 新潟県新潟市花園1丁目 【株式会社新発田三新軒】新潟県新潟市新津本町1−2−43 TEL:0250(21)6220 http://www.ekiben.or.jp/sinetsu/sibatasansin_m.html URL : http://eki-ben.web.infoseek.co.jp/ Copyright (C) 2001-2008 まっこうくじら All Rights Reserved. |