banner 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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関東の駅弁栃木県・その他の駅弁 (4種類・3枚収蔵)

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【掛紙】御壽司(20銭) 1928年12月14日調製

掛紙

 1928(昭和3)年12月14日の調製と思われる、昔の小山駅弁の掛紙。掛紙で鮎の名所として描かれる思川は、現在も小山駅西方近くを流れる、足尾に近い群馬・栃木県境の地蔵岳を源に都賀や小山を経て渡良瀬遊水地で渡良瀬川に合流する河川。現在も県内有数の清流として放流の鮎が釣れるとか。なお、現在の小山駅からは駅弁が消滅し、駅で買えるお弁当はコンビニ弁当に限られる。
【掛紙】上等御辨當(35銭) 1929年3月16日調製

掛紙

 1929(昭和4)年3月16日17時の調製と思われる、昔の宇都宮駅弁の掛紙。桜花か梅花と神社に加えて、「一粒の米が野に働く人々の汗のたまものです。…」と、現代にも通じる東京鐵道局の標語が記される。
【掛紙】御辨當(100円) 調製年月日不詳

掛紙

 昭和30年代の調製と思われる、昔の宇都宮駅弁の掛紙。栃木県内の鉄道路線図が描かれ、これに1959(昭和34)年廃止の東武矢板線高徳・矢板間があることから、それ以前の調製と思われる。長らく日本最古の駅弁屋とされた調製元は、現在は駅弁から撤退している。
幕の内弁当(900円) 2004年6月26日に下今市駅ホーム上立売で購入

掛紙
外観 外観 中身

 東武日光線下今市駅のホーム上で立ち売りされる幕の内弁当。発泡材枠トレー接着の正方形容器に透明な蓋と白い掛紙をかけてビニール紐でしばる。中身はコシヒカリの日の丸御飯にエビフライ・焼魚・玉子焼・タケノコ・焼売・肉団子・蒲鉾と湯葉など。

 私鉄駅にそれも立売で駅弁が存在するなどそれだけで貴重な存在で、中身も湯葉で日光に近いことをアピールするものの、湯葉を除く御飯もおかずも見栄えや味がまさに日光の手前(今市=いまいち)で、期待しすぎると裏切られる格好に。

【東武鉄道日光線下今市(しもいまいち)駅】1929(昭和4)年7月7日開業 栃木県今市市今市1110
【アザレア弁当】栃木県今市市今市1073−1 TEL:0288(22)1653

日光山菜おこわと地鶏弁当(900円) 2004年6月26日に下今市駅ホーム上立売で購入

掛紙 外観 外観 中身

 東武日光線下今市駅のホーム上で立ち売りされる鶏飯駅弁。発泡材枠トレー接着の長方形容器に透明な蓋と薄黄色の掛紙をかけてビニール紐でしばる。御飯の半分はタケノコやたっぷりの鶏そぼろと錦糸卵を載せた白御飯、半分は山菜や栗を載せたおこわ茶飯で、その境界線上に風味が素朴に良い鶏照焼が3切れ載っていた。湯葉は銀色カップに入り添えられる。ただの鶏飯駅弁と思って買ったら大間違い、こんな小さな容器の中にいくつもの世界を持ち、海外の観光客に日本独特の駅弁文化をアピールする実力を備えると思う。

 駅弁の権威は口を揃えて、幕の内弁当を食べれば駅弁屋の腕が分かると言い、確かに得てしてそのとおりなのだが、下今市では三流の幕の内と一流の鶏飯という組み合わせでこれに当てはまらない。ただ、販売人の接客姿勢は鶏飯より幕の内に近かったので、不振にあえぐ日光や鬼怒川の観光振興策の一環として良い方向へ向かえばいいなと感じた。

【東武鉄道日光線下今市(しもいまいち)駅】1929(昭和4)年7月7日開業 栃木県今市市今市1110
【アザレア弁当】栃木県今市市今市1073−1 TEL:0288(22)1653

御弁当幕の内(500円) 2003年3月8日に真岡鉄道SL列車内で購入

掛紙 外観 中身

 2000年4月1日の登場。正方形の発泡材容器にSL列車の写真の周囲に路線図や運転時刻を掲載した掛紙をかけて紙ひもでしばる。中身は真岡産コシヒカリを使用した日の丸御飯に、タケノコやごぼうの煮物に鶏唐揚や菜の花和えに玉子焼などを添える。価格が安いのに駅弁として恥ずかしくない体裁や内容は、完売しないと利益が出ないのだとか。

 製造元は内陸工業団地向けの仕出し弁当屋さん。以前から真岡駅弁を作りたがっていたところに、昼飯時に設定されたSL列車で駅弁を望む乗客の声を聞いていた鉄道会社が賛同してプロジェクトが始動、子供連れでも全員が買えるように価格を安く設定した二種類の駅弁が誕生した。登場後3年を経ても現役なのは好評の証だろう。

【真岡鐵道真岡(もおか)駅】1912(明治45)年4月1日開業 栃木県真岡市台町
【真岡鐵道益子(ましこ)駅】1913(大正2)年7月11日開業 栃木県芳賀郡益子町益子
【株式会社北関東給食】栃木県真岡市上高間木2−16−12 TEL:0285(84)1158

野立御膳(700円) 2003年3月8日に真岡鉄道SL列車内で購入

掛紙 外観 外観 中身

 2000年4月1日の登場。700円の駅弁なのに二段重ねの容器を和紙風のナイロン紙で包み、見た目が豪華。中身は下段に炊込御飯、上段におかずとして焼き鳥に鶏唐揚、蒲鉾に玉子焼、タケノコやごぼうの煮物に菜の花和えや鮭粕漬という具合に、盛りだくさん。家庭料理の味と香りがする真岡鐵道公認駅弁は、真岡・益子の各駅とSL列車の車内販売で販売される。

 真岡鐵道は、国鉄廃止対象線を引き受けた、1988(昭和63)年4月開業の第3セクター鉄道会社。沿線に益子という観光地を持ちながら、当時は通学生が多いだけの地味な路線であったが、1994年3月のSL列車運転開始により、観光路線としても頑張り始めた。

【真岡鐵道真岡(もおか)駅】1912(明治45)年4月1日開業 栃木県真岡市台町
【真岡鐵道益子(ましこ)駅】1913(大正2)年7月11日開業 栃木県芳賀郡益子町益子
【株式会社北関東給食】栃木県真岡市上高間木2−16−12 TEL:0285(84)1158

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2001年6月17日開設 2007年6月3日更新
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