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東北の駅弁福島県・郡山駅・その他の駅弁 (13種類・2枚収蔵)

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【掛紙】磐梯牛めし(600円) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 1980年代頃の調製と思われる、昔の郡山駅弁の掛紙。掛紙のデザインが宮崎県・日豊本線都城駅「牛めし」と酷似していたことが話題になっていたが、今はどちらも駅弁屋ごと消滅。
【掛紙】磐梯牛めし(730円) 1998年8月15日に郡山駅で購入

昔の駅弁掛紙

 1998(平成10)年8月15日17時の調製と思われる、昔の郡山駅弁の掛紙。上の掛紙とデザインは同じだが、国鉄がJRになり、そのキャンペーンが変わり、調製印がシールになり、価格も少し上がった。
ソースかつ弁(800円) 2008年2月3日に福島駅新幹線改札内コンコース駅弁売店で購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 2005年頃から郡山、福島、会津若松の各駅で売られるトンカツ弁当。強度のない正方形の発泡材枠容器に木目調ボール紙のふたをして、あまりにもデザイン力のない絵柄の掛紙をかけて、ひもで十字にしばる。中身は白御飯の上にトンカツを1個置き、煮物と漬物を少々添えるもの。

 駅弁名と中身が一致しているように見えて、しかし福島県でかつ弁といったら、これとかこんな感じの卵とじ丼であるはず。東北を代表する駅弁屋が東京資本に吸収されると、駅弁もこうなってしまうのだろう。見栄えも味も中の下で、風味と雰囲気を落としている。ただ、ソースはおいしかった。

【東北本線郡山(こおりやま)駅】1887(明治20)年7月16日開業 福島県郡山市燧田
【株式会社ウェルネス伯養軒郡山支店】福島県郡山市富田町字諏訪8−1 TEL:024(961)8940

山菜ちらし(850円) 2008年4月5日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入

掛紙 外観
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 山菜色の平たい円形プラ製容器に透明なふたをして、今時のデザインでない窓開きボール紙の枠にはめる。中身は薄く敷いた酢飯の上に山の幸8種類と油揚げそぼろを敷き詰め、サクランボとガリを添えるもの。淡泊な風味には渋い柔らかさがある。

 この野暮な姿に昭和を感じて過去の資料を探したところ、 1970年代の駅弁紹介本に名前と容器が同じで中身もほぼ共通な写真を見つけた。これは事実上の復刻駅弁。まるで試作品のようなボール紙枠が当時のものかは分からないが、駅弁も業者も昭和どころか前世紀が遠い昔になりそうな東北本線で、売り方によっては存在感を出せるような気がする。

【東北本線郡山(こおりやま)駅】1887(明治20)年7月16日開業 福島県郡山市燧田
【株式会社福豆屋】福島県郡山市富久山町久保田字郷花4番地8 TEL:024(943)0528
 http://www.fukumameya.co.jp/

磐越西線弁当(900円) 2007年4月8日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入

掛紙 外観 外観
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 2007年2月12日に登場。「あずさ2号」の狩人が2006年7月に出した新曲「磐越西線」を意識して開発したそうな。経木枠の小柄な長方形容器に木目柄の紙でふたをして、猪苗代湖と会津磐梯山にSL列車の写真を描いた掛紙で包み、ひもで十字にしばる。

 中身は郡山産あさか舞の白御飯の上に会津地鶏きじ焼、炒り卵、山菜類などを散らし、ニシンとスルメの天ぷら、きんぴら、豆味噌を添えるもの。山の幸を詰めた内容に少々の個性的はあるが、風味は平凡。一方で磐梯山を意識した間仕切りや具の置き方には、視覚的な風味に柔らかさと飾らなさが抜群。これは見て楽しむ玉手箱。

 磐越西線は郡山から会津若松を経て新潟県の新津までを結ぶ、全長175.6kmのローカル線。しかし国鉄時代には郡山・いわき間の磐越東線と合わせて幹線格の扱いを受けていたり、1931年に上越線が全通するまでは帝都と裏日本(当時)を急勾配なしに結ぶメインルートでもあった。そのため施設は今でも立派で、特に1967年電化の郡山・喜多方間にローカル線の雰囲気はない。掛紙のような重量級貨物用蒸気機関車D51も、問題なく走れる。

【東北本線郡山(こおりやま)駅】1887(明治20)年7月16日開業 福島県郡山市燧田
【株式会社福豆屋】福島県郡山市富久山町久保田字郷花4番地8 TEL:024(943)0528
 http://www.fukumameya.co.jp/

大人の休日こおりやま(900円) 2003年10月5日に東京駅駅弁大会で購入

掛紙 外観
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 2002年春頃に登場した、郡山駅の大人の休日駅弁。ミニバスケットな容器を使用、掛紙をかけてフィルム(マジックカット)で留め和紙の風呂敷で包む。プラトレーに入った中身は、ひとつが豚肉味噌焼が軽く降りかかる御飯、ひとつが鶏照焼やメヒカリ唐揚に煮物や煮豆など。少量だが味は良く、特に見栄えは価格以上の高級感を持つもので、60〜65歳以上を対象とするジパング倶楽部JR東日本版のキャンペーンに正にぴったりマッチした駅弁。

【東北本線郡山(こおりやま)駅】1887(明治20)年7月16日開業 福島県郡山市燧田
【株式会社福豆屋】福島県郡山市富久山町久保田字郷花4番地8 TEL:024(943)0528
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福島牛 牛めし(1,000円) 2008年7月19日に上野駅「駅弁屋旨囲門」で購入

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 2007〜2008年の駅弁大会シーズンに向けて、駅弁催事屋とタイアップして2007年秋に投入。桶型の発泡材容器を、中身の写真に加え赤ベコ、県土、磐梯山と福島の象徴をいろいろ描いたボール紙の枠にはめる。中身は白御飯の上を錦糸卵と牛すき焼きで半分ずつ覆い、ニンジンと高野豆腐と赤かぶとゼンマイを添えるもの。

 にゅるっとした脂の風味や食感が福島牛の特徴だろうか。錦糸卵とニンジンによる彩りも、牛一色でなく良い感じ。売店では米沢駅弁「牛肉どまん中」のライバルと紹介していたが、あちらは牛丼で、こちらは牛すき焼き丼。販売駅も異なるし、競争ではなく共存できるはず。

【東北本線郡山(こおりやま)駅】1887(明治20)年7月16日開業 福島県郡山市燧田
【株式会社福豆屋】福島県郡山市富久山町久保田字郷花4番地8 TEL:024(943)0528
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福島まるごと辨當(1,000円) 2006年11月5日に郡山駅コンコース駅弁売店で購入

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 面積が広めな長方形の専用ボール紙箱を麻ひもで十字にしばる。白いトレーに入った中身は、具の少ない鮭はらこめしを中央に添え、左下からメヒカリ唐揚、桃と煮豆、鯉甘酢あんかけ、こんにゃくなどの煮物、栗と玉子焼と昆布巻、鶏照焼と山菜炒め、牛しぐれ、おしんこ天栄漬を並べる。

 これらの内容はパッケージの「MENU」で確認できる。大きい容器の中身はスカスカに見えても、内容も風味も個性的な印象で、駅弁名をきっちり反映している。個々の食材や料理について、もっとウンチクを聞いてみたい気がした。

【東北本線郡山(こおりやま)駅】1887(明治20)年7月16日開業 福島県郡山市燧田
【株式会社福豆屋】福島県郡山市富久山町久保田字郷花4番地8 TEL:024(943)0528
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小原庄助べんとう(1,000円) 2002年7月6日に東京駅駅弁大会で購入
 
2004年版東日本駅弁・駅そばマップ
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 1985年の登場。人名を冠した駅弁の中身は幕の内弁当と思えばだいたい当たるが、小原庄助べんとうはそうではなく、正方形二段重ねの容器の下段には山菜の載るシメジ飯、上段は鮭・海老天・鶏ごぼう巻・タケノコなどのおかずが載る。おかずを酒の肴にして、御飯だけでも食べられることをコンセプトに開発したという。但し酒は別売り。

【東北本線郡山(こおりやま)駅】1887(明治20)年7月16日開業 福島県郡山市燧田
【株式会社福豆屋】福島県郡山市富久山町久保田字郷花4番地8 TEL:024(943)0528
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秘伝豚肉の女将漬辨當(1,000円) 2004年6月12日に品川駅駅弁大会で購入
 2005年6月12日山陽放送「日本列島 駅弁88ヶ所」
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 1992年度の登場。「小原庄助べんとう」と共に、郡山を代表する名物駅弁。井形の発泡材容器に木目調の紙蓋をして、駅弁名を力強くアピールする正方形の掛紙をかけて、麻紐で割箸ごとしばる。中身は県産米の白御飯の上に「豚肉の女将漬」こと、郡山で一世紀の歴史を持つすき焼としゃぶしゃぶで有名な日本料理店「京香」の女将に代々伝わるという、味噌とスパイスで調合したタレに約一週間漬けた後に焼いた豚肉が載り、あとは大葉や錦糸卵や煮物など。

 豚肉は常温なのに歯応えサクッと、噛めばトロリと、辛目の味噌味が御飯によく合い、豚肉駅弁の名品を演出する。福島県田村郡小野町出身で発酵食品の第一人者である東京農業大学教授の小泉武夫氏がはこの女将漬けを絶賛されているとかで、掛紙にもこっそりその文面が載る。

※2004年6月補訂:写真の掲載と解説文の全面改訂

【東北本線郡山(こおりやま)駅】1887(明治20)年7月16日開業 福島県郡山市燧田
【株式会社福豆屋】福島県郡山市富久山町久保田字郷花4番地8 TEL:024(943)0528
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相馬野馬追弁当(1,100円) 2008年4月5日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入

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 2008年4月の東京駅駅弁の日記念駅弁大会で登場か。約17センチの高さがある黒いボール紙製パッケージには、相馬野間追の切り絵や写真が載る。これを持ち上げると、ひもで十字にしばられた黒い発泡材の容器が登場、マス形のものが3段重ねになっている。

 中身は1段がウニめし、1段が鮭はらこめし、1段がメヒカリ唐揚、焼イカ、蒲鉾天、きゅうり漬、栗などのおかず。分量より具の種類が勝り、味付けも濃いめなおつまみ系駅弁。調製元が郡山の駅弁屋なので、販売箇所も郡山駅だと思うが、相馬野馬追はその名のとおり相馬地区、常磐線が通る福島県の浜通りの北側で行われるもの。かつてこのような名前の駅弁が原ノ町駅にあったと思う。

【東北本線郡山(こおりやま)駅】1887(明治20)年7月16日開業 福島県郡山市燧田
【株式会社福豆屋】福島県郡山市富久山町久保田字郷花4番地8 TEL:024(943)0528
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福島の祭弁当 萬笑桃源(ばんしょうとうげん)(1,200円) 2008年2月2日に郡山駅新幹線改札内コンコース駅弁売店で購入

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 東北の祭りシリーズ第4弾として2007年秋頃に登場し、福島、郡山、会津若松の各駅で販売されている模様。発泡材枠の小柄な長方形容器に木目柄のボール紙でふたをしてボール紙の太い帯を巻き、イラストや説明文や中身写真などを細々と印刷したボール紙の枠に2個並べて詰める。中身は片方の「壱香味」が鶏ゆず味噌焼きと鶏そぼろの丼に、きゅうり味噌漬や白桃わらび餅や若桃シロップ漬など、もう片方の「弐香味」がソースカツ丼にめひかり磯部揚、棒だらや椎茸などの煮物。

 福島の浜通りから会津まで7者の監修が付く弁当の中身は少量だが、自然で小ぎれいな見栄えに、常温で生きるが濃すぎない風味がある。それよりも、パッケージに加えてしおり1枚とチラシ1枚にかなりの情報量があるうえ、9枚も付属するボール紙とパッケージを組み立てるとお祭りの風景が登場。7者の監修は中身ではなくこちらに付いたのだろう。中身がむしろ付属品な、読ませる作らせる駅弁という不思議な形態を演じる。

【東北本線郡山(こおりやま)駅】1887(明治20)年7月16日開業 福島県郡山市燧田
【株式会社ウェルネス伯養軒郡山支店】福島県郡山市富田町字諏訪8−1 TEL:024(961)8940

日本三大桜三春滝桜べんとう(1,200円) 2006年4月8日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入

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 2006年初頭の登場。桜色の発泡材容器に見張る桜を描いた掛紙をかけて麻ひもでしばる。中身は桜御飯と菜の花御飯、焼き鳥にエビフライに玉子焼、桜型人参や油揚げなどと、白桃や赤かぶや三春くるみゆべし。

 分量が少ないので割高感はあるが、掛紙でも容器でも中身の内容でも見栄えでも、とにかく桜づくし、花づくし、春づくしで、旅の良い思い出にするための駅弁だろう。5月を過ぎれば売りにくそうに見えるので、販売期間の設定が気になる。

 国の天然記念物で日本三大桜に数えられることもある三春の滝桜へは、郡山駅から磐越東線で約13分の三春駅からタクシーで約2,000円。樹齢千年以上のベニシダレザクラが満開になる頃には何万人もの観光客が訪れて、三春駅からも臨時バスが運行される。岐阜県の淡墨桜もそうだが、数多くのつっかえ棒に支えられながら桜色の触手を垂れる姿は、どうも幽霊や妖怪に見えてしまう。

【東北本線郡山(こおりやま)駅】1887(明治20)年7月16日開業 福島県郡山市燧田
【株式会社福豆屋】福島県郡山市富久山町久保田字郷花4番地8 TEL:024(943)0528
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柏屋薄皮小饅頭(630円) 2006年11月5日に郡山駅コンコース駅弁売店で購入

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 東北新幹線の車内販売でも取り扱われる郡山の薄皮饅頭の、新幹線車内では買えない小粒版。通常版と雰囲気は共通な、包装紙で包んだ紙箱の中に、個別包装の薄皮こしあん饅頭が9個入る。福岡県大牟田の草木饅頭と性格が似ていて、味はあちらが上だと思うのは私の主観。通常版より小さい分だけ、お手軽に食べられる。

【東北本線郡山(こおりやま)駅】1887(明治20)年7月16日開業 福島県郡山市燧田
【株式会社柏屋】福島県郡山市富久山町久保田字宮田127−5 TEL:024(956)5511
 http://www.usukawa.co.jp/

家伝ゆべし(519円) 2007年12月23日に阿武隈サービスエリア売店で購入

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 郡山銘菓のひとつ。クルミ入りこしあんをぷにょぷにょとした飴色の生地で独特の形状に包んだ饅頭が、2個組でトレーに入り袋詰めされ、これを3パックセットでさらに袋詰めする。緑茶が合う年配向け和生菓子の風味。県内の駅のキヨスクや観光売店には必ず置いてあると思うから、駅売り銘菓としてここに収蔵。

 今は新幹線や飛行機でひとっ飛びの時代になったが、青春18きっぷでの鈍行旅行でゆっくり下道を行けば、薄皮饅頭、ままどおる、家伝ゆべしが駅のキヨスクに並んでいると、北への旅の、東北の、まずは福島県に来たなという気になる。

【東北本線郡山(こおりやま)駅】1887(明治20)年7月16日開業 福島県郡山市燧田
【株式会社かんの屋】福島県郡山市西田町大田字宮木田3 TEL:0247(62)2161
 http://www.kannoya.co.jp/

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2001年6月17日開設 2008年7月30日更新
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