| 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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山形名産牛肉弁当(850円) 2003年12月5日に山形駅ビルで購入
細長い長方形の発泡材容器に、牛ではなく馬に乗った武将を描いた掛紙をかけて、スズランテープできつくしばる。中身は色が濃く艶のある牛すき焼き肉と牛そぼろが、タマネギと共に白御飯の上に載るもの。山形県内では米沢が高級牛の産地として名高く牛肉駅弁も美味いが、銘柄牛の使用をうたわないのに米沢に全く引けを取らない肉の柔らかさと旨みに、それを殺さず引き立てる控えめなタレで、一気に食べ尽くせる。 この駅弁も「特製蔵王地鶏弁当」と同様、かつて山形駅の公式駅弁屋のお弁当が駅ビル内の肉屋で販売されているもの。駅構内や車内に持ち込めば間違いなく駅弁としか見られないであろう。駅弁撤退の時期や理由は不詳だが、折角なら二種類まとめてキヨスク委託販売の形ででも復活を願いたい秀逸駅弁。 【奥羽本線山形(やまがた)駅】1901(明治34)年4月11日開業 山形県山形市香澄町1丁目 【有限会社紅花軒】山形県山形市城南町3−3−20 TEL:023(644)8611 みちのく弁当の旅(900円) 2008年2月3日に新庄駅ホーム上駅弁台売りで購入
正方形の木目調発泡材容器をボール紙のパッケージに詰める。中身は白御飯の上に牛肉と山菜と玉子焼を載せて、玉こんにゃくなどを付け合わせるもの。味が濃く野暮ったい古き悪しき駅弁にも見えるし、山形県内陸部の名産をしっかり押さえた風情ある名駅弁にも見える。 平成に入り新幹線も高速道路もどんどん延伸され、みちのくは東京から遠い存在ではなくなった昨今、みちのく弁当の旅とはどんな旅だろうか。この駅弁の販売駅である山形駅と新庄駅はいずれも立派で近代的に改築され、大都市やその近郊と何ら変わらない。 【奥羽本線山形(やまがた)駅】1901(明治34)年4月11日開業 山形県山形市香澄町1丁目 【合資会社森弁当部】山形県山形市幸町17−8 TEL:023(623)1380 山形特選牛めし(980円) 2006年4月8日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入
近年の登場か。多くの駅弁でおなじみのトレー接着発泡材枠容器を、山形駅弁らしくない催事受けしそうな絵柄のパッケージにはめる。中身は一見してただの牛めしに見えるが、御飯の上に真っ黒な牛すき焼き肉と牛そぼろを載せて、錦糸卵と糸こんにゃくとしめじや山ごぼうなどを詰めて、赤かぶ漬、味噌入りしそ巻き、サクランボのしそ漬けを添えるという、ちょっと特徴的な内容。 風味は可もなく不可もなく。山形県でも奥羽本線沿線な羽前の国は、米沢の牛肉系弁当が知名度を得ており、これが山形の駅弁のイメージになっているから、山形駅でも同種駅弁が売られるのは正しいと思う。 【奥羽本線山形(やまがた)駅】1901(明治34)年4月11日開業 山形県山形市香澄町1丁目 【合資会社森弁当部】山形県山形市幸町17−8 TEL:023(623)1380 ローストビーフ弁当(1,200円) 2003年12月5日に山形駅待合室駅弁売店で購入
山形県内で牛肉駅弁王国である米沢になく山形にあるローストビーフ駅弁。白いトレーをボール紙の箱に収めるのは洋風駅弁のスタイル。中身について、香り高い紅花御飯にぺたぺたと折り重なるローストビーフまでは良いが、今時珍しいベジタブルミックス、味の緩いポテトサラダ、そして不思議と和風な漬物に高菜炒め?がかなりミスマッチ。いっそのこと、おかずを全部廃してローストビーフ&紅花御飯の駅弁として価格を千円以下にすれば、名駅弁となるかもしれない。 一般名詞で万人受けしそうな駅弁名なのに、一部の絶賛と多くの不支持に分かれる評価の原因が、なんとなく分かる気がする。パッケージのデザインも時代遅れというコメントが付きそうな感じ。販売形態も、歴史のある立売容器を使用して通路に座っているという、おもいっきり古風なのか中途半端に古めかしいのか分からないスタイル。 【奥羽本線山形(やまがた)駅】1901(明治34)年4月11日開業 山形県山形市香澄町1丁目 【合資会社森弁当部】山形県山形市幸町17−8 TEL:023(623)1380 URL : http://eki-ben.web.infoseek.co.jp/ Copyright (C) 2001-2008 まっこうくじら All Rights Reserved. |