banner 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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東北の駅弁秋田県・その他の駅弁 (10種類・4枚収蔵)

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稲庭割子(800円) 2002年1月13日に京王百貨店駅弁大会で購入

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 日本唯一のうどんの駅弁。長方形の容器の中はプラスティックのトレーで細かく仕切られ、稲庭うどんの割子が6つ入り、真ん中手前につゆが付く。その左右には海老などのフライと舞茸御飯を配置する。夏期限定の駅弁のはずが、真冬に入手。

【奥羽本線秋田(あきた)駅】1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
【株式会社関根屋】秋田県秋田市東通一丁目1番26号 TEL:018(833)6461

わっぱ舞茸(820円) 2004年1月19日に京王百貨店駅弁大会で購入
 2005年6月12日山陽放送「日本列島 駅弁88ヶ所」
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 1988(昭和63)年8月1日の登場。杉の曲げわっぱの円形容器に群青地の小柄な掛紙をかけて、ディープブルーな紙ひもでしばる。中身はあきたこまちの茶飯の上に鶏肉や秋田名産千枚漬けなどと共に、これでもかというくらい舞茸煮がたっぷり載せられる。メインの舞茸は香りよし歯ごたえよし、きのこ嫌いでなければ秋田駅弁の最高峰と感じられるはず。しかし知名度はいまいち。

 秋田駅は秋田新幹線開業と駅前再開発で一変したが、駅弁は良い意味で変わっていない。ただし新幹線の改札内に入ると駅弁が購入しにくいので、在来線改札内かホームで駅弁を購入してから新幹線ホームへ移動すること。

【奥羽本線秋田(あきた)駅】1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
【株式会社関根屋】秋田県秋田市東通一丁目1番26号 TEL:018(833)6461

秋田比内地鶏のいいとこどり弁当(950円) 2007年10月13日にユニーイセザキ店駅弁大会で購入

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 JR東日本発足20周年記念駅弁の秋田駅版として2007年に登場。少々小柄な長方形の発泡材容器に透明なふたをして、商品名に鶏となまはげのイラストを書いたボール紙の枠にはめる。中身は白御飯の上に鶏ぶつ切り煮と粒状感のある鶏そぼろを敷き、大根漬といぶりがっこを貼り、ササミフライやぜんまい、ごぼう、昆布巻、がんもどきを添えるもの。

 下記「秋田比内地鶏こだわり鶏めし」のお手軽版といった感じで、気張りなく食べられる。しかし2007年10月21日に吹き出した偽装比内地鶏騒動のとばっちりを、今は大きく受けているのではないかと思う。

【奥羽本線秋田(あきた)駅】1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
【株式会社関根屋】秋田県秋田市東通一丁目1番26号 TEL:018(833)6461

おばこ弁当(950円) 2005年10月9日に日比谷公園「鉄道フェスティバル」で購入

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 おばことは秋田弁で少女の意で、秋田美人の写真が包み紙を飾る。八角形の容器のふたを開けると、平行な対角線で3分割された真ん中に鶏照焼・鶏そぼろ・錦糸卵が載るとりめし、上部に鮭など、下部に煮物などが配列されている。「少女弁当」=女性向けにしてはボリュームがある。長い名前の製造業者は以前の日本食堂。

※2006年1月補訂:写真を掲載

【奥羽本線秋田(あきた)駅】1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
【株式会社日本レストランエンタプライズ 秋田営業支店】秋田県秋田市中通7丁目1番1号 TEL:018(834)4157
 http://www.nre.co.jp/
秋田まるごと弁当(1,000円) 2002年7月6日に東京駅駅弁大会で購入
 2005年6月12日山陽放送「日本列島 駅弁88ヶ所」
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 秋田新幹線開業前の1995年にJR東日本秋田支社が主催した「オリジナル駅弁コンクール」でアマチュアの部のグランプリを受賞した応募作品が駅弁化され、1997年の同線開業と共に登場。鳥海山をイメージしたという正三角形の容器がとても珍しいし、竿灯をイメージしたと思われる俵型の焼きおにぎりも他では見られない。比内鶏の照焼、いぶりがっこ(タクアンの薫製)、他に舞茸の天ぷらや煮物など、秋田名産をいろいろと具に取り込んだ駅弁。容器が持ちにくいのが難点で、混雑列車で立ちながら食べるには不向き。

【奥羽本線秋田(あきた)駅】1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
【株式会社日本レストランエンタプライズ 秋田営業支店】秋田県秋田市中通7丁目1番1号 TEL:018(834)4157
 http://www.nre.co.jp/
秋田比内地鶏こだわり鶏めし(1,050円) 2004年11月3日に小田急百貨店藤沢店駅弁大会で購入

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 駅弁大会シーズンに向けて投入した2004年秋の新製品か。赤いトレーを接着した発泡材枠の長方形容器に透明なふたをして、ゴージャスな雰囲気のデザインなボール紙の枠にはめる。中身は比内地鶏の出汁で炊いたという茶飯の上に、比内地鶏を胡麻混じりのそぼろ・照焼・つくねの三種で載せ、人参と大根のいぶりがっこを加え、じゅんさいやぜんまいを添える、秋田色が豊かな内容。

 鶏飯駅弁にしてはあっさり、さっぱりとした風味。鶏そぼろに胡麻が混じって風味や食感にアクセントが付いた。秋田駅でも販売される著名な大館の鶏めしと、コンセプトをうまく差別化できたと思うし、味も良い感じ。

 比内鶏は1942年7月に国の天然記念物に指定。だから食用禁止という情報と、もともと食用鶏だから今も食用OKという情報があり、どちらが正しいか分からないが、仮に後者が正解としても数が少ないので駅弁で手軽にとはいかない模様。1970年代に秋田県畜産試験場が、オスの比内鶏とメスのロードアイランレッド種を交配した一代雑種「比内地鶏」を開発、こちらが駅弁や秋田料理レストランなどで提供される。

【奥羽本線秋田(あきた)駅】1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
【株式会社関根屋】秋田県秋田市東通一丁目1番26号 TEL:018(833)6461

秋田比内地鶏こだわり鶏めし(1,050円) 2005年1月23日に京王百貨店駅弁大会で購入

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 上記駅弁の加熱容器版で、同じく2004年秋の新製品か。円形の加熱式容器を、通常版と同じデザインのボール紙パッケージにはめる。中身は比内地鶏の出汁で炊いたという茶飯の上に、比内地鶏の輪切りを数切れに姫竹やいぶりがっこなどを載せる。

 鶏飯なのに鶏肉が非常に少なく、これで通常版と同価格を実現したのだろうが、加熱の効果もあってか、その鶏肉はまるでとろけるような感じで、風味や内容は通常版とは別物であると見なしてよい。うまくその名前が広まれば、秋田駅の名物駅弁になると思う。

【奥羽本線秋田(あきた)駅】1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
【株式会社関根屋】秋田県秋田市東通一丁目1番26号 TEL:018(833)6461

あったけえきりたんぽ弁当(1,200円) 2007年1月21日に京王百貨店駅弁大会で購入

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 2006年3月の登場か。長方形の加熱式容器を、秋田の郷土料理であるきりたんぽ鍋を描いたボール紙枠にはめる。中身はきりたんぽ、舞茸、ごぼう、糸こんにゃく、鶏肉、椎茸、セリなど。いぶり大根とちょろぎ酢漬が付け合わせ。添付の秋田比内地鶏ガラスープをかけてから加熱する。きりたんぽ鍋の風味が存分に出ている印象。

 登場してみればいままでなかったのが不思議な、加熱式きりたんぽ駅弁。ネット上の評判はあまり芳しくないが、加熱後の味や香りもさることながら、具も内容もまさに秋田らしく、類例を見ない。個人的には重視する個性、多様性、地域性のすべてを備える名駅弁だと思っている。この商品が置かれているだけで、秋田らしさが演出される。

【奥羽本線秋田(あきた)駅】1902(明治35)年10月21日開業 秋田県秋田市中通7丁目
【株式会社関根屋】秋田県秋田市東通一丁目1番26号 TEL:018(833)6461

【掛紙】かまくら弁当(600円) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 1980年代の調製と思われる、昔の横手駅弁の掛紙。昭和末期から平成初期の駅弁紹介本には必ず登場した有名駅弁も、駅弁屋の撤退により1996年に失われたが、それを惜しむ声がいつまでも聞かれる。奥羽本線全通100年を記念して2005年6〜7月にNREによる復刻販売が実現した。
【掛紙】十和田姫竹弁当(520円) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 1990年代頃に使われていたと思われる、昔の十和田南駅弁の掛紙。有名な十和田湖畔の乙女の像をシルエットで描くほかに、旅情や郷愁あるいは購入意欲を持ちにくいデザインではあるが、バブルの頃なので仕方がないか。「LOOK EAST」とは、1988年4月からおそらく1992年5月頃までJR東日本が使っていた観光キャンペーンの愛称。
【掛紙】特製みちのくの香おべんとう(520円) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 1995年代頃に使われていたと思われる、昔の十和田南駅弁の掛紙。税込み価格を改めて訂正するところから、1997年4月の消費税率改定以降のものか。この頃になると十和田南駅から十和田湖へアクセスする観光客もほぼいなくなり、駅弁の存在も幻になりかけていた頃だと思われる。
【掛紙】名物錦木おこわ(520円) 調製年月日不詳

昔の駅弁掛紙

 1995年代頃に使われていたと思われる、昔の十和田南駅弁の掛紙。奥入瀬渓流銚子の滝とともに毛馬内盆おどりが描かれる。毛馬内といえば十和田南駅の旧称。もはやここからバスで十和田湖へ行くことはできないのだから、駅名も元に戻したほうが良いと思う。「東北大陸から」とは、1995年6月からおそらく1998年3月頃までJR東日本が使っていた観光キャンペーンの愛称。
錦木おこわ(600円) 

 十和田南駅の元駅弁屋によるお弁当。現役時には廉価でおかずが充実していると人気があり、駅弁販売から撤退した現在でも駅前商店での販売や予約販売で入手できることがあるが、予約を断られることもあるらしい。

 十和田南駅は鉄道延伸計画の名残で、平地にあるのに列車の進行方向が変わる珍しい駅。戦後長らく十和田湖観光の玄関口の地位を誇り、駅名も1957年に毛馬内から改称されたもので、国鉄バスは新車をまず信州やここに投入して観光輸送をさばいてから配属地に送るほど賑わったものだ。しかし東北自動車道や新幹線の開通により、わざわざローカル線から路線バスに乗り継ぐ利用者が減少、急行がなくなり、駅弁もなくなり、2003年3月でバス路線も廃止された。

【花輪線十和田南(とわだみなみ)駅】1920(大正9)年7月4日開業 秋田県鹿角市十和田錦木字浜田100
【渋谷弁当部】秋田県鹿角市十和田錦木字浜田81−2 TEL:0186(35)3351

阿仁まるごと弁当(1,100円) 

 2004年12月21日に登場したと思われる予約制車内弁当。葦でできた丈夫な正方形の弁当箱の中に松茸飯を詰め、馬肉煮込、ゼンマイ煮付、マイタケ天、アユ唐揚などとリンゴが入る。熱いお茶が付いて1,100円、まずは2004年12月21日から2005年2月24日の火木曜日運転の鈍行列車「お座敷雪見号」の、阿仁合・比立内間の車内販売で予約販売された。

 阿仁町商工観光課が、近隣の自治体を集めた観光振興会議で昼食を出すために、地元のスーパーに地域色豊かな弁当の開発を依頼したもの。良いものができたので鉄道に進出したらしい。

 秋田内陸縦貫鉄道は、国鉄の特定地方交通線(廃止対象線)で、1963年10月全通の阿仁合線鷹ノ巣・比立内間46.1kmと、1971年11月開業の角館線角館・松葉間19.2kmを、1986年11月に引き継いだ第3セクター鉄道。1989年4月には日本鉄道建設公団の建設中止線である鷹角線比立内・松葉間29.0kmを開業させ、全線94.2kmが開通し、地元八十年来の悲願を実現した。

 しかし国鉄が見放した、沿線人口が少なく著名な観光地もなく、鉄道の利用者は高齢者と通学生に限られるローカル線の経営は厳しく、同種の第3セクター鉄道でも最悪級となる年間約3億円の赤字を開業以来計上し続ける。2003年11月にはついに、最大の出資者である秋田県知事が廃止を視野に入れた検討会を立ち上げた。沿線は昭和の頃から車社会。1997年の秋田新幹線開業による鉄道への波及効果もなく、黒字化を目標とする収支面での経営改善を求める限り、鉄道存続の見込みはない。

【秋田内陸縦貫鉄道阿仁合(あにあい)駅】1936(昭和11)年9月25日開業 秋田県北秋田郡阿仁町銀山字下新町119
【秋田内陸線観光】田県北秋田郡阿仁町銀山字下新町119−4 TEL:0186(82)3666 ※予約窓口

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2001年6月17日開設 2008年7月27日更新
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