banner 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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東北の駅弁宮城県・仙台駅・幕の内の駅弁 (10種類・4枚収蔵)

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【掛紙】特製御辨當(?円) 1957年7月5日調製

掛紙

 1957(昭和32)年7月5日の調製と思われる、昔の駅弁の掛紙。仙台駅のものかは不明だが、調製元の本社所在地に収蔵。掛紙右側に支店営業所一覧があり、そのすべてで駅弁販売があったわけではないが、茂市や雫石や陸奥湊でも営業があったのかと思う。
【掛紙】特製幕の内おべんとう(300円) 1973年8月18日調製

掛紙

 1973(昭和48)年8月18日9時の調製と思われる、昔の駅弁の掛紙。仙台の昔の駅舎のイラストと、鉄道唱歌の仙台に関する歌詞を描いている。1900(明治33)年当時で町数32、2里四方、人口7.6万人の仙臺市は、2008年時点で区数5区、面積788平方キロメートル、人口103万人の政令指定都市に発展した。
【掛紙】特製幕の内弁当(300円) 調製年月日不詳

掛紙

 入手状況等から1970年代の調製と思われる、昔の仙台駅弁の掛紙。「DISCOVER JAPAN」のロゴマークがあるので、1970年代前半頃のものと思われる。掛紙には現在も青葉城趾から仙台市街を見下ろす伊達政宗像が描かれ、一目で仙台と分かるイラスト。
【掛紙】おべんとう(400円) 1982年6月23日調製

掛紙

 1982(昭和57)年6月23日12時の調製と思われる、昔の駅弁の掛紙。仙台駅のものかは不明だが、調製元の本社所在地に収蔵。その支店や営業所がある東北六県すべての名前があるので、どこでも使える汎用掛紙だったかどうか。この日は東北新幹線大宮〜盛岡間の開業日で、沿線と無縁な静岡駅弁の掛紙でも祝ったのに、こちらには何もない。
仙台小分け弁当(800円) 2008年3月14日に仙台駅改札外コンコース駅弁売店で購入

掛紙 掛紙 外観
外観 中身 中身

 仙台市と東京都武蔵野市を舞台にした2004年度の上半期のNHK連続テレビ小説「天花」の放送を記念して同年春までに登場。昔の仙台七夕の情景を描いた正方形の専用紙箱を使用、その裏ぶたには仙台のお祭りガイドが記される。

 9区画のプラ製トレーに収まる中身は、日の丸ご飯にひじきご飯に桜花付き錦糸卵飯、サンマ甘露煮、豚肉味噌焼、笹蒲鉾、ゆで卵、牛タン入りコロッケ、煮豆、菜の花、玉こんにゃくなど。「仙臺まるごと弁当」や「宮城まるごと弁当」の廉価版と考えれば分かりやすい。

 笹蒲鉾を詰めるだけで仙台を描けるのは便利だが、中身と地元の関連は分からず、テレビ小説との関連はまったくないと思う。しかし食品表示の名称「幕の内弁当(小分け)」が語るとおり、そういう役回りに位置付けられたのだろう。テレビのほうはNHK連続テレビ小説史上初めて週間最高視聴率が20%を切る不振だったそうだが、記念駅弁はこうやって地道に販売が続いている。

【東北本線仙台(せんだい)駅】1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
【株式会社こばやし】宮城県仙台市宮城野区小田原3−2−3 TEL:022(293)1661
 http://www.kobayashibento.com/
宮城ろまん街道(800円) 2004年10月11日に東京駅「駅弁屋旨囲門」で購入

掛紙 掛紙 外観
外観 外観 中身

 おそらく1998年5〜8月のJRのディスティネーションキャンペーン「宮城ろまん街道」に伴い、同年に登場したものと思われる。竹皮製の長方形容器に、宮城県指定有形民俗文化財「カマ神」を載せた薄紫色の掛紙をかけて、竹皮風針金でしばる。透明トレーに笹の葉を敷いて詰めた中身は、宮城産ひとめぼれの小梅御飯とくるみおこわを一個ずつ、牛たんに鶏香味焼、舞茸やレンコンの揚げ物、フナ甘露煮に里芋などの煮物など。

 見た目も味も価格も良いし、折り重なるおかずはすべて串に刺さっていて、食べる作業が楽しくなるエンターテイメント系。なお、掛紙の献立表に書かれ、本来は白御飯に載るはずの伊豆沼産沼えびについて、不漁のため小梅に変更と案内する小片が付いていたが、前年8月購入の仙台駅弁「とことん宮城弁当」でも同じ案内を見た。どうもブラックバスの密放流によりほぼ駆逐されたようで、それなら小梅をデフォルトにすればいいと思う。

【東北本線仙台(せんだい)駅】1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
【株式会社こばやし】宮城県仙台市宮城野区小田原3−2−3 TEL:022(293)1661
 http://www.kobayashibento.com/
こだわり弁当幕の内 各驛停車(900円) 2005年9月15日に東京駅「駅弁屋旨囲門」で購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 下記「こだわり弁当幕の内 各驛停車」の2005年リニューアル版。容器が発泡材長方形に変わり、ボール紙のフタの裏側に印刷された挨拶文やお品書きが別添のしおりに移動した。中身も少々変わり、日の丸御飯に笹蒲鉾、鶏香味焼、玉子焼、揚げ舞茸、ホヤ磯焼、赤魚照焼、煮物各種、長なす漬けなど。

 容器の絵柄と価格は据え置いたが、雑誌で企画し決めた部分にも変更が及んでいるような。「旅」誌そのものも新潮社に移動してから以前とは似ても似つかぬ抽象系に変わり、販売不振で2005年11月号からはなんと女性誌を名乗り始めたので、駅弁もこれでよいのだろう。

【東北本線仙台(せんだい)駅】1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
【株式会社こばやし】宮城県仙台市宮城野区小田原3−2−3 TEL:022(293)1661
 http://www.kobayashibento.com/
【終売】こだわり弁当幕の内 各驛停車(900円) 2004年1月25日に阪神百貨店駅弁大会で購入

掛紙
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 JTBの月刊誌「旅」誌面で企画され、仙台の駅弁屋が商品化した幕の内弁当。白いトレーを収めた正六角形のボール紙容器には唐草模様が描かれ、蓋には駅弁を食べながらSLを運転する機関士や食材に埋もれ無蓋貨車に乗る客が描かれる。中身は胡麻振り御飯に揚げ舞茸、金目鯛照焼、ほや磯焼、玉子焼、各種の煮物など。笹かまぼこと長なす漬けで仙台をアピールする。

 さすがプロの駅弁趣味者や旅行雑誌編集者が手掛けたとあって、売り切れの早い人気駅弁に成長したが、なんと日本最古級の現役月刊雑誌と言われたプロデュース元の雑誌が2004年1月号限りで休刊となってしまった。会社を変えて三か月後に復活。駅弁も2005年頃に上記へリニューアル。

【東北本線仙台(せんだい)駅】1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
【株式会社こばやし】宮城県仙台市宮城野区小田原3−2−3 TEL:022(293)1661
 http://www.kobayashibento.com/
仙台幕の内弁当(夏)(1,000円) 2005年6月25日に東京駅「駅弁屋旨囲門」で購入

掛紙 外観
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 春夏秋冬と季節毎に中身が替わるNRE仙台版幕の内弁当の、2005年夏バージョン。田舎の夏景色がパッケージに描かれ、中身はしその実みょうが御飯、マグロ照焼やうな玉や穴子や牛タン、ナスや里芋などの煮物、笹蒲鉾にずんだ餅など。風味は良いのに容器がちゃちで、松花堂の仕切りがひん曲がるのはみっともない。

 パッケージに描かれる風景について、緑の山と水田はともかく、いくら東北でもシャボン玉に熱中する着物を着た少女の風景は、もう過去か再現かの映像でしか見られないと思う。この絵に風情や懐かしさを感じる世代は、どこまでであろう。

【東北本線仙台(せんだい)駅】1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
【株式会社日本レストランエンタプライズ】宮城県仙台市宮城野区原町4−11ー1 TEL:022(257)2981
 http://www.nre.co.jp/
仙台幕の内弁当(秋)(1,000円) 2007年9月17日に東京駅「駅弁屋旨囲門」で購入

掛紙 外観
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 春夏秋冬と季節毎に中身が替わるNRE仙台版幕の内弁当。購入したものは2007年秋版で、田舎の紅葉と実りの水田がパッケージに描かれ、中身は栗御飯、銀鮭や海老や銀杏や玉子焼やサンマ甘露煮、笹蒲鉾やなす肉詰めフライなど、里芋などの煮物と四目卵焼など。秋の食材や仙台の食材がコンパクトな発泡材容器に整然と詰められている。特殊駅弁のような華やかな特徴こそないが、相変わらず良い駅弁である。

【東北本線仙台(せんだい)駅】1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
【株式会社日本レストランエンタプライズ】宮城県仙台市宮城野区原町4−11−1 TEL:022(257)2981
 http://www.nre.co.jp/
仙台幕の内弁当(冬)(1,000円) 2003年12月5日に古川駅コンビニキヨスクで購入

掛紙 外観 中身 中身

 春夏秋冬と季節毎に中身が替わるNRE仙台版幕の内弁当。購入したものは2003年冬版で、田舎の雪景色がパッケージに描かれ、中身はひじき御飯、紅鮭やカキ時雨煮や湯葉海老包揚やカニ団子、笹蒲鉾と牛たん煮など、冬の食材や仙台の食材がコンパクトな発泡材容器に整然と詰められている。特殊駅弁のような華やかな特徴こそないが、良い駅弁である。

【東北本線仙台(せんだい)駅】1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
【株式会社日本レストランエンタプライズ 仙台調理センター】宮城県仙台市宮城野区原町4−11−1 TEL:022(257)2981
 http://www.nre.co.jp/
仙臺伊達辨當(1,000円) 2002年7月8日に仙台駅で購入

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 仙台開府400年を記念して2000年に登場。長方形の経木折と、透明トレーを本物の竹皮で包んだものを、掛紙をかけてまとめて太く蒼い紙ひもでしばる。中身は経木折のほうがたっぷりの煮物に厚焼卵や蒲鉾や焼鮭に、牛タン味噌焼とデザートのおはぎ。竹皮包のほうが大きな胡麻塩の握り飯とシソの葉を載せた焼きおにぎり。食材のどれもが美味く、腹も舌も心も満足できる駅弁。細かい点まで気が配られた容器やパッケージにも注目。

※2005年12月補訂:公式サイトの閉鎖に伴いURLを削除。調製元の名称・所在地・連絡先も変更された可能性がある。

【東北本線仙台(せんだい)駅】1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
【株式会社伯養軒仙台支店】宮城県名取市植松字入生346−1 TEL:022(382)8945

独眼竜政宗辨當(1,100円) 2001年10月30日に仙台駅で購入
 2005年6月12日山陽放送「日本列島 駅弁88ヶ所」
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 1987(昭和62)年放送のNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」にちなんで、その前年の1986年に登場。駅弁名はもちろん仙台藩祖伊達政宗公から取ったもの。紙もプラスティックも使用しない完全な木製品である正方形二段重ね容器を使用、上段にはくるみおこわに笹蒲鉾などが、下段には仙台味噌の焼きおむすびと赤シソ巻きおにぎりがひとつずつと長茄子漬、牛肉のしぐれ煮、こごみの胡麻和えものなどが入る。駅弁としてすべてにおいて手抜かりのない逸品だった。2006年に下記へ改悪。

【東北本線仙台(せんだい)駅】1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
【株式会社こばやし】宮城県仙台市宮城野区小田原3−2−3 TEL:022(293)1661
 http://www.kobayashibento.com/
独眼竜政宗辨當(1,000円) 2007年4月7日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入

掛紙 掛紙 外観 外観
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 上記駅弁が2006年にリニューアル。特徴的な総経木の二段重ね容器が、紙を多用した特徴なき経木枠長方形容器の一段に変わり、これに伴い掛紙も小柄に変わり、中身は内容を維持しようとしながら分量をけちった印象で、豪華が雑多に変わっている。価格は100円の値下げ。

 風味は変わらないが雰囲気は台無し、以前の仙台が全国に誇れる秀逸な駅弁から、買って食べて味ではハズレないと思うただのうまい弁当にグレードダウン。駅弁の売り上げに影響はないだろうが、駅弁ファンはみんながっかり。

 前年には「各驛停車」も個性を省くリニューアルを実施しており、最近のこばやし製仙台駅弁は趣味的に見て没個性化が進み元気でない。旧国鉄からの駅弁屋はJR様に許認可を賜ることで駅弁販売が続けられるもの、駅弁売店の共同化と類似商品の投入で、JR東日本とその子会社NREに首を絞められつつあるのではないか心配だ。

【東北本線仙台(せんだい)駅】1887(明治20)年12月15日開業 宮城県仙台市青葉区中央1丁目
【株式会社こばやし】宮城県仙台市宮城野区小田原3−2−3 TEL:022(293)1661
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2001年6月17日開設 2008年7月30日更新
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