| 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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三陸海の子(1,000円) 2002年1月12日に京王百貨店駅弁大会で購入
赤い発泡材の長方形容器いっぱいに酢飯を敷き、イクラ・ウニ・ホタテに海苔・錦糸卵・しそわかめなどを次々に載せるちらしずし。一関は陸前・陸中・陸奥の「三陸」のうち陸中に属するが、内陸の工業都市で海岸は山を越えた向こう側にある。 一ノ関は、駅名は一ノ関だが市名は一関。読みはどちらも「いちのせき」。駅名と地名の不一致は他にもいくつか見られるが、北海道を除きどちらかに合わせる気配がない。 【東北本線一ノ関(いちのせき)駅】1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町 【株式会社斎藤松月堂】岩手県一関市上大槻街2−37 TEL:0191(26)3000 三陸あわび弁当(1,050円) 2003年8月31日に一ノ関駅駅弁売店で購入
2001年の登場か。平たい正方形容器を大きめの掛紙で覆い海色の紙ひもでしばる。駅弁マークも特大版。中身は御飯に焼鮭に豚肉に玉子焼に煮物数点などと、銀杏で彩った磯の香り豊かな三陸産のアワビを甘辛煮を少量添えたもの。これは現地で購入したが、アワビは新鮮か出来立てで味わいたいと思うので、どちらかといえば駅弁大会のほうが売れそうな気がした。また、千円を超える駅弁なので、掛紙のデザインにもう少し高級感が欲しい。 【東北本線一ノ関(いちのせき)駅】1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町 【有限会社あべちう】岩手県一関市上大槻街3−3 TEL:0191(23)2490 平泉ふかひれ海鮮弁当(1,100円) 2007年11月24日にお台場オトナPARK駅弁まつりで購入
JR東日本発足20周年記念駅弁の一ノ関駅斎藤松月堂版として2007年夏頃に登場。黒い長方形の発泡材容器を輪ゴムで留め、なんとなくフカヒレ色の掛紙で包み、ひもで十字にしばる。中身は酢飯のイクラ丼とフカヒレ丼、茶飯のウニ丼とホタテ丼、小胡瓜と金時豆など。 同駅他社の20周年駅弁と対極的な薄味。メインのフカヒレが価格相応かどうかは分からないが、これが見て明らかに分かる分量と形状で入る駅弁はまずないので、少なくともイベント受けするだろうし、フカヒレなど滅多に食べない私達に感動を与えてくれる。 県境を挟むが地理的にも鉄道路線でも一ノ関とつながりのある気仙沼は、サメの水揚げも日本一で、フカヒレの生産も同様。江戸時代末期から鮫のヒレの繊維フカヒレを中華料理の食材として出荷していたそうで、戦後は日本人も食べるようになり、近年は中国の経済成長でますます高級な食材になっているとされる。 【東北本線一ノ関(いちのせき)駅】1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町 【株式会社斎藤松月堂】岩手県一関市上大槻街2−37 TEL:0191(26)3000 銀河鉄道の夜(1,100円) 2007年11月10日に上野駅駅弁屋旨囲門で購入
JR東日本会社発足20周年記念駅弁の一ノ関駅あべちう版として、2007年秋までに登場。とはいえ、その構造や中身は花巻駅弁「ロマン銀河鉄道SL弁当」と非常に似ている。 長方形の発泡材容器に、SL牽引列車のイラストを描いた青い掛紙をかけ、中身は白御飯の上で帆立を中央に配し、小海老、錦糸卵、イクラ、鮭フレーク、銀杏、栗、椎茸、なす漬、花蓮根でおそらく銀河を描くもの。味はうまいが濃いめの東北風味。 詩人で童話作家で農業指導者でもあった宮沢賢治の、童話の代表作のひとつである「銀河鉄道の夜」は、生前に発表されず没後に草稿の形で残されたもの。こうやって駅弁になったり、この作品できっと参考にされたはずと岩手軽便鉄道の後進であるJR釜石線に「銀河ドリームライン」の愛称が付いたり、東北新幹線平行在来線の第3セクター鉄道に「IGRいわて銀河鉄道」の社名が付いたり、現在に実在する鉄道とも縁の深い作品である。 【東北本線一ノ関(いちのせき)駅】1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町 【有限会社あべちう】岩手県一関市上大槻街3−3 TEL:0191(23)2490 大人の休日遊々(1,100円) 2003年10月5日に東京駅駅弁大会で購入
2002年春頃に登場した、一ノ関駅の大人の休日駅弁。大きな藍色の和風紙を掛紙と、発泡材容器の蓋に載るお品書きは手書き墨字のコピーで、食べる前から味わい深い。9つの区画に分割された中身は、岩手産ひとめぼれのうにめし・カニカマ俵飯・しそ載り御飯で3区画、岩手県産の焼鮭・鶏照焼・煮カボチャ・タラすり身包み揚げ・帆立で4区画、デザートのミカンと一関名物あんこもちで2区画。容器が経木ならという贅沢な要求くらいしか出てこない秀作。 【東北本線一ノ関(いちのせき)駅】1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町 【株式会社斎藤松月堂】岩手県一関市上大槻街2−37 TEL:0191(26)3000 三陸あわびうに飯(1,200円) 2007年4月7日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入
2007年の登場か。あまり大柄ではない黒い発泡材の長方形容器に透明なふたをして、商品名やアワビとウニの絵を描いた掛紙を巻き、ひもで十字にしばる。中身はひじきごはんの上に、ウニそぼろとアワビのスライス5切れとその肝1個をさっと載せ、がんもどきや花レンコンなどを添えるもの。つまり、あわびうに飯というより、アワビウニ丼。 この内容で、例えば北海道催事で見られるようなあからさまな豪華演出がない弁当は珍しく、大切にしたい駅弁だと思う。ただ、この駅弁は東京駅駅弁屋旨囲門と駅弁催事でしか収穫報告を見ていないので、現地で買えるかどうかは不明。かつて東北本線の特急停車駅では地元の駅弁屋が2〜4社いるのが当たり前であったが、今は宇都宮と一ノ関だけ。これも大切にできればと思う。 【東北本線一ノ関(いちのせき)駅】1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町 【有限会社あべちう】岩手県一関市上大槻街3−3 TEL:0191(23)2490 大人の休日潮騒三陸あわび弁当(1,300円) 2003年8月31日に一ノ関駅駅弁売店で購入
JR東日本「大人の休日」キャンペーンに伴い、2002年春頃の登場か。上記「三陸あわび弁当」の特上版として販売されている。購入時に売店係員から「中身はあまり変わらない」と案内されたが、それは掛紙のデザインだけ。漆塗り風の発泡材容器に雅なデザインの箸袋とお品書きが載り、蓋を開けると差異はさらに歴然、御飯は岩手県産ひとめぼれの茶飯にくるみが載り、焼魚はハマチ照焼、豚肉はとろりとした角煮、煮物も味や形が良く、デザートのオレンジ付きという具合。メインのアワビだけが通常版と同じものだった。両者が併売されていたら、迷わずこちらを選択したい。 【東北本線一ノ関(いちのせき)駅】1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町 【有限会社あべちう】岩手県一関市上大槻街3−3 TEL:0191(23)2490 URL : http://eki-ben.web.infoseek.co.jp/ Copyright (C) 2001-2008 まっこうくじら All Rights Reserved. |