| 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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【掛紙】御寿し(50円) 調製年月日不詳
1950年代の調製と思われる、昔の一ノ関駅弁の掛紙。掛紙に描かれる厳美渓(げんびけい)は一ノ関駅西方約8キロの磐井川にある名称天然記念物の渓谷で、道の駅やレストハウスなどがある地元限定の名所。近年の一ノ関駅弁の掛紙は隣町の平泉を取り上げることが多いが、これこそ正しい駅弁掛紙の姿かもしれない。 幕の内弁当岩手県産ひとめぼれ(900円) 2007年11月10日に上野駅駅弁屋旨囲門で購入
一ノ関のあべちう版の幕の内弁当で、この姿になったのは2007年だろうか。ちょっと細長い長方形の赤い発泡材容器を、駅弁名と青空と稲穂を合わせた掛紙で包む。中身は岩手県産ひとめぼれの日の丸御飯に焼鮭、鶏照焼、帆立、玉子焼、里芋と人参の煮物に豆入り薩摩揚など。 おかずは内容も風味も分量も、必要なものはすべて揃っている。しかし肝心の日の丸御飯の味が、この駅弁名にしてはいまいち。常温までならともかく、このような輸送冷蔵販売の駅弁では、コシヒカリ系よりササニシキのほうが風味で優位な気がする。過去にはひとめぼれイコール仙台駅弁だったが、いまや東北の水稲作付面積の1/3がこれだから、東北地方のどの駅でも駅弁名に使える状況にある。 【東北本線一ノ関(いちのせき)駅】1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町 【有限会社あべちう】岩手県一関市上大槻街3−3 TEL:0191(23)2490 平泉義経(1,000円) 2005年2月5日に川崎さいか屋駅弁大会で購入
2005年のNHK大河ドラマ「義経」放送に伴い、2004年9月22日に登場。大きな正方形の木目調発泡材容器にお品書きと割り箸を添えて、中尊寺金色堂、正確には金色堂を覆い保護する建物の写真を載せた大きな掛紙をかけて紙ひもでしばる。中身は古代米御飯とくるみごはん、鶏照焼に鮭唐揚、きじ風もちに枝豆揚に煮物や漬物など。 開発に平泉町観光推進実行委員会や農協も絡んだ、地域挙げての新作駅弁で、登場時には地元紙に取り上げられ、購入者の評判も上々な模様。大河ドラマの放送終了後も生き残れそうな商品。 【東北本線一ノ関(いちのせき)駅】1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町 【有限会社あべちう】岩手県一関市上大槻街3−3 TEL:0191(23)2490 まつたけめし(1,020円) 2001年9月30日に横浜駅駅弁大会で購入
秋口の駅弁大会でよく見かける、一ノ関で一番有名な駅弁。松茸を描いた掛紙がかかる長方形の容器を使用、松茸で炊いた御飯の上に、小振りなスライス松茸が多数、無造作に散りばめられる。 【東北本線一ノ関(いちのせき)駅】1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町 【有限会社あべちう】岩手県一関市上大槻街3−3 TEL:0191(23)2490 ぎゅうっと岩手(1,000円) 2006年4月9日東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入
2006年の登場か。東北の駅弁では特によく見かけると思う、プラ製トレーを接着した発泡材枠の容器に透明なふたをかけて輪ゴムでしばり、牛と牛舎の風景を描いた掛紙を巻いてセロテープで留める。中身は御飯の上に牛肉と錦糸卵とごぼうと人参が載り、わさび菜などの付合せが付く、個性なき牛肉駅弁。肉はうまいが見栄えや雰囲気に千円の価値はなし。「前沢牛めし」があれば、そちらが良い。 【東北本線一ノ関(いちのせき)駅】1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町 【株式会社斎藤松月堂】岩手県一関市上大槻街2−37 TEL:0191(26)3000 前沢牛ハンバーグ弁当(1,100円) 2006年4月9日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入
2006年の登場か。黒塗りのふた付き発泡材容器に、牛と商品名を筆で描いた柄の掛紙をかけて紙ひもでしばる。中身は何も載らないプレーンな白御飯に、前沢牛のハンバーグをやはりプレーンな状態で詰め、ロールキャベツ、人参、ブロッコリー、ポテトサラダを添え、デザートに黄桃シロップ漬を入れる。 個人的にハンバーグは好物だが、ブランド牛を安肉でもなんとかなるハンバーグにすることはもったいないし、このハンバーグも粒子の細かさが牛肉の品質差を削いでしまった感があるが、ソースを完全別添にするくらいだから、御飯ともども直球勝負の自信作なのだろう。こういう駅弁があることで商品の幅が大きく広がるため、牛肉駅弁との併売であれば各地に広がっても良いと思う。 【東北本線一ノ関(いちのせき)駅】1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町 【有限会社あべちう】岩手県一関市上大槻街3−3 TEL:0191(23)2490 源義経東下り絵巻(1,100円) 2005年4月10日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入
2005年のNHK大河ドラマ「義経」放送に合わせての登場か。長方形の発泡材容器に木目調の紙蓋をかけ、お品書きと割り箸をのせて、平泉の春の藤原祭りの写真を印刷した掛紙で包んで赤い紙ひもでしばる。中身は古代米の俵飯に白御飯、霜降り具合が見える前沢牛ローストビーフ、他にサンマ昆布巻やホタテ甘辛煮や海老天や鶏照焼に煮物各種などと、デザートのミニおはぎ。 源義経が兄の頼朝に追われて1187年に平泉に落ち延びた東下りのときに味わったであろう食材を用いたそうだが、内容的にちょっと信じがたい。でもその風味の良さは千百円の価値があると思うし、ドラマ効果の義経ブームが続く間は安泰だろう。 【東北本線一ノ関(いちのせき)駅】1890(明治23)年4月16日開業 岩手県一関市深町 【株式会社斎藤松月堂】岩手県一関市上大槻街2−37 TEL:0191(26)3000 URL : http://eki-ben.web.infoseek.co.jp/ Copyright (C) 2001-2008 まっこうくじら All Rights Reserved. |