banner 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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■ JR東日本 東北本線 八戸駅 2004年8月6日訪問

地図 駅名標 駅舎 駅構内

 東京から新幹線「はやて」で約3時間。東北新幹線に東北本線、八戸線、青い森鉄道が接続する乗換駅。八戸市は青森県南東端で太平洋に面する人口約24万の港湾都市で、日本一の漁港と青森県一の工業港を抱えるがいずれも衰退気味。駅弁は国鉄時代からの「吉田屋」に加え、新幹線開業後に3社が参入し激戦を繰り広げた。1891(明治24)年9月1日開業、青森県八戸市尻内町。
地図出典:国土画像情報(国土交通省)http://w3land.mlit.go.jp/WebGIS/  写真出典:館長の現地訪問時の撮影

むつ湾産ほたて美人(900円) 2007年11月10日に上野駅駅弁屋旨囲門で購入

掛紙 掛紙 外観
外観 中身 中身

 JR東日本発足20周年記念駅弁の八戸駅版として、そして駅弁催事屋ブランド「駅弁の達人」商品群のひとつとして、2007年秋までに登場。細長い長方形の木目調発泡材容器を、中身の写真を掲載したボール紙の枠にはめる。中身はリンゴ酢でほんのり赤く染まった酢飯の上にベビーホタテの照焼を2列で12個列べ、20粒程度のイクラで仕切るもの。

 側面のロゴマークに加えて容器の激しい上げ底にも催事臭を感じるが、御飯、帆立、風味のやわらかさは駅弁の域を超えており、催事で名を売ったうえで現地にて定番になるのではないかと思うし、実際に今シーズン(2007〜8年)の駅弁催事では人気を集めている。京王の駅弁大会から会期中に追放された事実は、ちょっと気になる。

【東北本線八戸(はちのへ)駅】1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
【有限会社吉田屋】青森県八戸市一番町一丁目2−1 TEL:0178(27)4554
 http://www18.ocn.ne.jp/~kouta-8/
菊ずし(1,000円) 2003年3月2日に八戸駅駅弁売店で購入

掛紙 外観 外観 中身

 駅弁としては2002年12月1日の登場。発泡材の容器を竹籤で巻いて、菊を描いた掛紙でさらに巻く。その中には笹に包まれたうに・さけ・ほたて・いか・さばの5種類の笹寿司が1個ずつ入り、笹を取ると食用菊の花びらを、具の上に載せ酢飯の中にも均等に混ぜる中身が出てくる。

 食用菊そのものは味を主張しないため、口の中では何か異物が入る普通に美味い笹寿司でしかないが、見た目の美しさ、特にシャリの輝きは高級洋菓子のようで、世界の食品品評会「モンド・セレクション」で三年連続金賞を受賞したこともうなづける。

 掛紙には力強く「八戸駅弁」の文字が入る。八戸市内の仕出し料理屋が新幹線延伸を機に駅構内での販売に進出したものだが、新聞報道には「念願の」という枕詞が付いており、駅弁進出が本当に嬉しかったのだろう。駅弁は明らかに衰退へと向かっているので、このような業者さんには感謝状を送らなければならないのではと思う。

【東北本線八戸(はちのへ)駅】1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
【株式会社ニュー八】青森県八戸市北白山台二丁目1番16号 TEL:0178(70)2883

乙姫ちらし(1,000円) 2004年9月23日に横浜高島屋岩手催事で購入
 
東日本駅弁マップ2005年版
掛紙 外観 外観 中身

 2003年の登場か。正八角形の経木枠容器に透明なふたをかけて掛紙代わりの紙帯で留める。中身は酢飯の上に、八戸近海やりいか姿煮、むつ湾産帆立旨煮、特製雲丹そぼろ、三陸いくら醤油漬、蟹甘酢漬が載るもの。同社他駅弁で見たような具に食べたような味で、新たな発見がない代わりに実績ある味に安心感がある。紙帯にお品書きがあるのに、それを巨大な調製シールで覆い隠してしまう姿も、同社他駅弁で見たような。

 なお、調製元の経営不振による事業譲渡に伴い、この駅弁は2005年8月までに消滅する模様。支店も同月頃に閉店となる。

※2005年12月補訂:公式サイトの閉鎖に伴いURLを削除。調製元の名称・所在地・連絡先も変更された可能性がある。
※2005年7月補訂:駅弁と調製元の近況を追記

【東北本線八戸(はちのへ)駅】1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
【株式会社伯養軒八戸支店】青森県八戸市長苗代前田11−2 TEL:0178(27)3306

弘前の春 桜子(1,050円) 2008年4月5日に東京駅駅弁の日記念駅弁大会で購入

掛紙 外観
外観 中身 中身

 東京駅駅弁の日記念駅弁大会に合わせて、あるいは桜の季節に合わせて、2008年の4月に登場か。楕円形の発泡材容器に透明なふたをして、弘前城と桜の花を描いたボール紙の枠にはめる。中身はリンゴ酢を使ったピンク色の酢飯の上にイクラと小海老と桜花を散らし、焼鮭や帆立や鶏肉、椎茸や人参やレンコンやタケノコ、菜の花などを添えるもの。

 駅弁も含めた弁当に希な赤系統の色がふんだんに使われた、春いっぱいの駅弁。ただ、価格に見合う内容と分量かと聞かれれば、そうでもないような。そもそも弘前は八戸と国が違い、地理的にも距離的にも鉄道でも近くはない。あるいは、この弘前を名乗る八戸駅弁は津軽平野でも販売されるのだろうか。

 弘前城の跡地に明治時代からせっせと植えられた桜は、ちょうどゴールデンウィークに満開となるため、毎年200万人以上の観光客を集め、地元最大のビッグイベントとなる。しかし50種2600本の見頃が平年より早まるとGWには葉桜や散り際を見ることになり、近年にそういうことが起きると地球温暖化と絡めて報道されるようになった。

【東北本線八戸(はちのへ)駅】1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
【有限会社吉田屋】青森県八戸市一番町一丁目2−1 TEL:0178(27)4554
 http://www18.ocn.ne.jp/~kouta-8/
鮭ずし(1,050円) 2002年1月8日に横浜高島屋駅弁大会で購入

掛紙 外観 中身

 長方形の容器の中に、笹を敷いた鮭ずしが横たわる、駅弁名と中身が一致したシンプルな駅弁。しかし鮭は脂が全くない上に非常に薄く、まるで紙を食べているよう。酢飯がそこそこ美味いので、内容は酢飯弁当。上記「八戸小唄寿司」と同じ駅弁屋さんが送るとは思えない内容が残念。

【東北本線八戸(はちのへ)駅】1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
【有限会社吉田屋】青森県八戸市一番町一丁目2−1 TEL:0178(27)4554
 http://www18.ocn.ne.jp/~kouta-8/
八戸小唄寿司(1,050円) 2001年6月29日に東京駅駅弁売店で購入
 
2004年版東日本駅弁・駅そばマップ  東日本駅弁マップ2005年版
掛紙 外観 中身

 1961(昭和36)年に八戸市役所が中心となったアイデアグループが開発した、新幹線延伸前の八戸駅で最も有名な駅弁で、デパートの駅弁大会でも客を呼べる逸品。民謡「八戸小唄」にちなんで三味線をイメージし、容器は三味線の胴を型取り、切り分け用の白いプラスティック製のへらは三味線の撥(ばち)をイメージ。内容はすしめしの上に分厚く脂の乗ったサバが4切れと鮭が2切れ載る。

【東北本線八戸(はちのへ)駅】1891(明治24)年9月1日開業 青森県八戸市尻内町
【有限会社吉田屋】青森県八戸市一番町一丁目2−1 TEL:0178(27)4554
 http://www18.ocn.ne.jp/~kouta-8/
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2001年6月17日開設 2008年6月8日更新
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