| 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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【掛紙】さいほくかにめし(800円) 1997年1月12日調製
1997(平成9)年1月12日12時の調製と思われる、昔の稚内駅弁の掛紙。平成期から駅弁立売が消滅するまで長らくの間、稚内駅弁は旭川方面行の急行、後に特急列車の出発に合わせた調製と販売が行われており、これも12時57分発の札幌行急行「サロベツ」札幌行の客に買われたのだろう。
2006〜2007年の駅弁大会シーズンに向けて投入された疑義駅弁。他駅でも見たような強度のある井形プラ容器に、掛紙を兼ねて商品名を書くボール紙でふたをして、割箸を置いて輪ゴムで留める。中身は炊込おこわの上に鮭カマ、コーン、椎茸を置き、焼売やガニ天などが添えられる。 富山で人気の「ぶりかまめし」と異なり、鮭カマは骨に難儀する割には鮭の身より美味でも珍味でもなく、人気獲得は難しそう。鮭駅弁が全国にあれだけあれば、鮭カマなど捨てるほどありそうで、それでも他の駅弁屋が商品化しない理由が、このあたりにあるかと思う。 それ以前に、稚内駅弁に「鮭のカマ弁」なんて、本当にあるのかどうか。 【宗谷本線稚内(わっかない)駅】1928(昭和3)年12月26日開業 北海道稚内市中央3丁目 【有限会社稚内駅立売商会A】北海道稚内市港5丁目2−24 TEL:0120-32-3190 最北帆立駅弁(880円) 2002年11月9日に小田急百貨店藤沢店駅弁大会で購入
小振りでやや背の高い発泡材の正方形容器に、蓋と掛紙を兼ねた光沢紙を載せて輪ゴムでしばる。中身は酢飯の上に帆立を5個ほど配置し、錦糸卵と山菜類を添えただけ。具や全体の分量から、北海道の駅弁としてはやや割高感がある。味は見た目のまま。 この駅弁は2000年代に入る頃、おじさんひとりで製造し、日中の特急列車の改札から発車までのわずかの間、ホーム上でのみ少量が販売されていた。2004年1月10日にその方が亡くなり、稚内駅の駅弁が消滅したが、その後も都会のスーパーや百貨店では従前同様に、これが稚内駅弁として堂々と販売されていた。 その状況を当館で疑義駅弁と指摘した後の2006年頃から、駅舎内キヨスクでの販売が開始されたようで、その点でむしろ以前より入手は楽になった模様。社名はサンエイ商事から稚内駅立売商会に変わり、連絡先は旭川も釧路も同じ番号のフリーダイヤルであることは変わらない。 ※2007年5月補訂:販売形態現況を反映して解説文を改訂 ※2004年5月補訂:新業者引継情報を掲載 【宗谷本線稚内(わっかない)駅】1928(昭和3)年12月26日開業 北海道稚内市中央3丁目 【合資会社サンエイ商事A】北海道稚内市中央2丁目11−20 TEL:0120-32-3190 さいほくかにめし(940円) 2002年11月9日に小田急百貨店藤沢店駅弁大会で購入
カニの姿を浮き出したプラスティック製容器をボール紙の枠に収める。中身は醤油御飯の上に細かく刻んだ煎りガニ・酢ガニ・竹の子を敷き詰め、錦糸卵や梅干しや椎茸とグリーンピースを載せるカニ飯駅弁。 外観も中身も駅弁らしく、具の配置がちょっと雑な点が素朴さを演じ、暖かいと美味さが倍増するなど、おすすめできる駅弁ではあるものの、昼間の特急列車の改札から発車までの間にのみホーム上で、絶対に売れ残りが出ない程度のごく少量のみが販売されるそうで、入手は大変に難しい。特に自由席利用では席の確保と駅弁確保の二者択一を迫られる。 この駅弁の販売状況は「最北帆立駅弁」と同一だと思われる。以前から特急車内販売積込弁当を卸していた駅構内食堂が、2004年4月25日から稚内駅弁を売り出したというから、ここの駅弁業者数は2社と数えられるのだろう。 ※2007年5月補訂:販売形態現況を反映して解説文を改訂 ※2004年5月補訂:新業者引継情報を掲載 【宗谷本線稚内(わっかない)駅】1928(昭和3)年12月26日開業 北海道稚内市中央3丁目 【合資会社サンエイ商事A】北海道稚内市中央2丁目11−20 TEL:0120-32-3190
2007年6月付けで新商品として旭川駅立売から発表され、2007〜2008年の駅弁大会シーズンにスーパーの駅弁催事で人気を集めた、稚内駅を代表する疑義駅弁。壷型というには丸みのある陶製容器に透明なふたをして、商品名を書いた掛紙をかけて輪ゴムでしばる。中身はウニとひじきの炊込飯に錦糸卵と蒸しウニをふりかけ、その上に透明なトレーで梅ごぼう、いも茎、生姜酢漬を添えて、刻み海苔を付ける。 風味も食感もウニたっぷり。これが現地でまともに売られていれば、かつて稚内の公式な駅弁であった「さいほくかにめし」や「最北帆立駅弁」など霞んで見える。調製シールを見ると、いつもの稚内駅弁と所在地と連絡先が変わっていた。なお、2008年2月のJR北海道の車内誌に掲載され、後に稚内駅のキヨスクで売ったことがある模様。 【宗谷本線稚内(わっかない)駅】1928(昭和3)年12月26日開業 北海道稚内市中央3丁目 【有限会社稚内駅立売商会A】北海道稚内市港5丁目2−24 TEL:0120-323-637
円形の加熱式容器を、中身の写真を美しく載せて商品名と駅名を大書きしたボール紙の枠にはめる。中身は醤油飯の上に錦糸卵を敷いて蒸しウニとグリーンピースを散らす、ありがちなウニ弁当。風味は見た目どおり。 2004年1月以降の稚内駅には、予約制駅売り弁当や特急車内販売弁当として駅舎内食堂「ふじ田」製品があるが、通常の駅弁販売はない。この駅弁の調製元として書かれる「稚内駅立売商会」は、該当所在地で電話帳に掲載がないし、電話番号も他の疑義駅弁共通のフリーダイヤルで、URLは旭川駅立売商会。たぶん、駅弁催事で買い物客を騙す偽駅弁だろう。 【宗谷本線稚内(わっかない)駅】1928(昭和3)年12月26日開業 北海道稚内市中央3丁目 【有限会社稚内駅立売商会A】北海道稚内市中央2丁目11−20 TEL:0120-32-3190 名物わっかない弁当 たらば蟹と紅ずわい蟹の弁当(1,300円) 2005年11月6日に京急ストア日の出町店駅弁大会で購入
長方形の発泡材容器に透明なフタをして、カニに加えて流氷や駅や防波堤ドームなど稚内の写真を載せたボール紙の枠にはめる。中身は御飯の上を酢締めのつややかなカニほぐし身とカニ爪で覆い、紅生姜や帆立などを添えるもの。価格を気にしなければジューシーで美味いカニ丼。 調製元の所在地は稚内駅と同じ。駅弁が現役の頃から宗谷線特急「スーパー宗谷」車内販売弁当「わっかない弁当」を調製していたし、駅弁消滅後は食堂での予約販売が駅弁と見なされている。ただ、そこにこれと同一の商品はない模様。1,050円の幕の内とかに弁当ならあり、そのかに弁当の中身がこれとほぼ同じ。 【宗谷本線稚内(わっかない)駅】1928(昭和3)年12月26日開業 北海道稚内市中央3丁目 【有限会社ふじ田U】北海道稚内市中央3丁目6−1 TEL:0162(22)9702 URL : http://eki-ben.web.infoseek.co.jp/ Copyright (C) 2001-2008 まっこうくじら All Rights Reserved. |