| 旅の友「駅弁」。館長が食べた駅弁を中心に、日本全国と世界の駅弁を紹介します。
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【掛紙】遠軽名物かにめし(800円) 1997年1月12日調製
1997(平成9)年1月12日18時39分の調製と思われる、昔の遠軽駅弁の掛紙。色合いと価格と調製元の名前に調製シールの内容は少々変わったが、それ以外は現行品と変わらない。19時1分発の網走行特急「オホーツク5号」と、19時3分発の札幌行特急「オホーツク8号」の利用者に向けて売られたものだろう。 かにめし(900円) 2004年4月17日に遠軽駅ホーム上台売りで購入
遠軽駅事実上唯一の駅弁。他に幕の内弁当が存在するが要下車要注文な模様。この駅弁も駅にふらりと来たところで影も形もないが、昼間の特急「オホーツク」停車時間にホーム上で台売りされ、同列車の車内販売での予約購入もできる。 駅弁らしい経木の長方形容器にカニを描いた掛紙をかけてビニールひもでしばる。中身は御飯の上に細かい炒り卵と紅生姜に刻み海苔とカニ煮付ほぐし身を混ぜて敷くもの。上記の販売方法のため常に出来立ての品物が入手できるという事情もあるが、ツヤのある細かなカニ身から煮汁がきゅっと出て、錦糸卵が食感で、海苔が香りで、紅生姜が刺激で、温かく柔らかい御飯と共に個性を出しながら風味を互いに補いふわりとした食感を出す、好評が納得できる素朴で奥の深いカニ飯駅弁。しば漬と数の子山海煮の添付も的を射ている。 遠軽への鉄路は、手宮と幌内を結ぶ北海道最初の鉄道の、岩見沢から分岐し旭川や富良野や帯広や釧路を結ぶ鉄道の、池田から分岐し北見や網走を結ぶ鉄道の、さらに北見から分岐する軽便鉄道として伸びてきた。これがさらに湧別や紋別を経て名寄につながり、その後に遠軽と旭川を結ぶルートが建設された。 その後は現在の石北本線ルートが幹線格となり、網走・北見間や遠軽・名寄間はローカル線に。両線とも国鉄再建に伴い廃線対象に。前者は北海道ちほく高原鉄道として残存したが後者は1989年に廃線となり、以後の遠軽駅は二方向から線路が来る行き止まり駅になった。 それならば上野駅地上ホームのような頭端式のホームに改造して、2番線や3番線へ階段なしに行けるようにして良さそうだが、それではコンテナ貨物列車が機関車の付け替えをするのに困るようで、昔のままとなっている。特急「オホーツク」はほぼ駅舎目前の1番線に発着する殿様列車。 【石北本線遠軽(えんがる)駅】1915(大正4)年11月1日開業 北海道紋別郡遠軽町岩見通南1丁目 【有限会社岡村べんとう屋】北海道紋別郡遠軽町岩見通南1丁目2−23 TEL:01584(2)2023 幕の内(945円) 2004年4月17日に北見駅改札前台売りで購入
北見駅の幕の内駅弁。ボール製紙の汎用折詰容器に駅弁名と駅弁マーク、そしてJRのPRを印刷したシールを貼る。食品表示シールは蓋を開けた裏目に貼られる珍しい形態。中身は梅干が偏る日の丸御飯に玉子焼や焼売や煮物や帆立の他に、エビフライ、イカフライ、椎茸フライ、カニカマ揚げと、揚げ物の存在感が大きい内容。 北海道らしさの薄い幕の内駅弁は、過去に農業で発展したものの現在はデパートとシティホテルに商業と工業の大学や工場集積が見られる、札幌を除く北海道らしくない都会的な街の性格が出てるものだと考える。 【石北本線北見(きたみ)駅】1911(明治44)年9月25日開業 北海道北見市大通西1丁目 【株式会社守屋】北海道北見市大通西3丁目7番地 TEL:0157(23)4330 北の菜時季(1,050円) 2004年4月17日に北見駅改札前台売りで購入
経木枠のわっぱ型容器を掛紙代わりのフィルムシールで留める。そのフィルムに春夏秋冬の文字と写真があり「道東の四季折々の味覚を旬の時期にお送りします」と宣伝されているので、時期的に春バージョンを購入したのだろう。 中身は茶飯の上にカニほぐし身と錦糸卵を混ぜて敷き桜花をふたつ載せ、おかずは焼鮭に桜色海老団子やカニカマ揚げにミートボールなど、見た目や雰囲気が春らしい。同時にカニや鮭の存在感は強くなく、とにかくウニ・カニ・イクラ・ホタテ・シャケやニシンをどーんと前面に出す北海道らしい駅弁とは一線を画すタイプ。つまり旅行者が求める北海道らしさは薄いが、普通に見て風味が良い駅弁。 【石北本線北見(きたみ)駅】1911(明治44)年9月25日開業 北海道北見市大通西1丁目 【株式会社守屋】北海道北見市大通西3丁目7番地 TEL:0157(23)4330 URL : http://eki-ben.web.infoseek.co.jp/ Copyright (C) 2001-2008 まっこうくじら All Rights Reserved. |